更新日：2024年6月20日(木)
4月29日に今年最高値（160.22）をつけたドル円はその後、急反落。為替介入もあり、4日後の5月3日安値（151.88）までの下落幅は8.34円。
その後の反発局面では、5月29日高値（157.71）まで上昇して失速、ただし6月4日安値（154.55）で反発すると再び上昇局面が続き、4月最高値と5月安値を起点に形成する三角保合いを上抜け。
そして足下では今年最高値から5月安値の76.4％戻し（158.25）ラインとの攻防状態に。
これを突破できたなら、100％戻しとなる今年高値160円20銭台が次の節目。
また、
・5月安値（151.88）から5月29日高値（157.71）までの上昇値幅（5.83）を6月4日安値（154.55）を起点に加算するN計算値＝160.38円。
・5月末高値（157.71）から6月安値（154.55）までの下落幅（3.16）の161.8％（5.11）戻し＝159.66円。
・5月末高値（157.71）から6月安値（154.55）までの下落幅（3.16）の200.0％（6.32）戻し＝160.87円。
76.4％戻しラインとの攻防を突破した暁には、
ドル円は今年最高値160円台再トライへと向かう確率が急速に高まりそうです。
19日はJuneteenth、奴隷解放記念日でNY市場が休場。時間外のNY金はほぼ2340ドル台での推移で18日からはわずかに下落、2340ドル台前半での推移。NYプラチナは980ドル台へと水準を切り上げての推移も990ドル手前で上値を押さえられ続けて980ドル割れへと反落。
ドル円は+20銭、0.16％高で小幅に5日続伸。4月26日（158.29）以来、1ヵ月半ぶりの高値。5日続伸は2ヵ月ぶりで今年3度め。157円80銭台を中心に小幅揉み合い推移となった東京市場終了直後には一時157円60銭付近まで下落。この日の安値をつけると巻き戻し、欧州時間には157円90銭台を回復すると閑散状態のNY市場では値動き縮小。ただしNY終盤にはやや不穏な動きも、158円台へと小幅に急登すると158円10銭台の高値をつけたかと思えば反動安で一時157円80銭割れへと急落する場面も。それでも158円台を維持してNY市場を終え、157円20銭の節目上抜けに伴う短期上値目標158円台再トライも達成。短期的には一服感とともに5日連続で下値を切り上げる流れも続き、6月高値158円20銭台、終値ベースでの今年高値4月29日の158円20銭台との攻防へ。突破できれば今年高値160円台再トライへ。下方向へは156円70銭が当面のサポート、割り込むようだと155円半ば辺りを目安に一段安の展開にも。
20日の国内金価格は+8円、0.06％の小幅続伸。横ばい推移を挟んで3日続伸となり、6月7日（13049）以来2週間ぶり高値圏での堅調推移。12830円の節目上抜けに伴う短期上値目標12900円の大台回復後も反発局面を維持し、失速しながらも第2目標13000円の大台回復トライへも。短期的には6月安値（10日：12689）を底値に5日と14日（12740円台）を両肩とする逆三尊を形成し、足場固めの様相にも。ネックラインは6月高値（7日：13049）、これを超えると逆三尊完成で一段高トライへの可能性も。逆に当面のサポートとなるのが12740円、これを割れると短中期三尊天井のネックラインとなる12630円近辺までが下値目安に。
国内プラチナ価格は+27円、0.5％高で4日続伸。6月7日（5487）以来2週間ぶり高値圏での一段高。軟調推移の21日移動平均線（5490）も推移する5490円の節目を突破できれば短期トレンド好転で一段高トライへ、5月高値（5877）から6月安値（5218）の半値戻し（5548）近辺までが短期上値目標に。
※参考：金プラチナ国内価格6/20とチャート
2024年6月20日(木)時点の相場
国内金：12,964 円 6/20(木) ▲8(0.06％)
国内プラチナ：5,412 円 6/20(木) ▲27(0.50％)
NY金：2,346.9 ﾄﾞﾙ 6/18(火) ▲17.9(0.77％)
NYプラチナ：977.2 ﾄﾞﾙ 6/18(火) ▲6.3(0.65％)
ドル円：158.09 円 6/18(火) ▲0.26(0.16％)