更新日:2013年6月13日(木)
米国の量的緩和縮小懸念、日本の成長戦略睨みや不安感、日米長期金利上昇懸念などからのリスク回避傾向が強まり、株安・円高傾向が強まっています。
NYダウは3日続落で1週間ぶりの15,000ドル割れ。5月末までの火曜日はスーパーチューズデーと言われ、20週連続上昇していましたが6月に入って2週続落。日経平均は、5月23日の7%超、30日の5%超の下落を含む「魔の木曜日」に6週続落中。今朝も下落圧力が高まり、一時800円超の下げ幅となっています。
ドル円も1ドル=95円を割れて一時94円40銭台、4月4日の日銀緩和の日以来の水準まで円高が進んでいます。
日米首脳による電話会談も?という噂も出ているようです。
半年以上続いた株高・円安の調整局面末期の乱高下、のなかでのオーバーシュート、という見方を維持しますが、落ち着きを取り戻すまでにはまだしばらく時間を要しそうな雰囲気もあります。
とりあえず日経平均の「魔の木曜日」は今週も続きそうです。
NY市場、金価格は1%の反発。5月末以降続いた1,400ドル前後の揉み合いのレンジに戻ろうかという兆しも。方向感の定まらない状態で最大1,310ドル付近までの下落リスクには警戒。上値抵抗は1,420ドル。
プラチナはわずかに反発。短期上昇トレンドで目標値1,570ドルへの可能性は継続。サポートラインは1,460ドル。
ドル円も横這い推移。97円まで上昇し、安値では一時95円10銭台まで下げており、足型も実体部のない十字線。反発局面となってもおかしくない状況にはあります。なお、昨日時点で90日移動平均線を下回りました。昨年10月15日以来、8ヶ月ぶりのこと。この付近がサポートラインとなる可能性は十分にありそうですが・・・。上方向の抵抗線は98円80銭台。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場6/12終値とチャート
国内、金価格は小幅続落で下落目標4,440円に到達。短期的な相場の流れは一段落の可能性が高いものの、為替の円高圧力が続き、ドル円の円高方向への行き過ぎ懸念、NY金の下落リスクも若干ながら抱える状況。国内金価格の当面の下落警戒ポイントとしては今年安値に迫る4,350円付近。上方向には4,590円が節目。
プラチナも小幅に続落。揉み合いが長く続いた分、レンジを抜けた時の圧力は高く、下値目標4,670円を窺う展開継続。上値抵抗線は5,000円。
※参考:金プラチナ国内価格6/13とチャート
2013年6月13日(木)時点の相場
国内金:4,438 円 6/13(木) ▼12(0.27%)
国内プラチナ:4,732 円 6/13(木) ▼17(0.36%)
NY金:1,392.0 ドル 6/12(水) ▲15.0(1.09%)
NYプラチナ:1,482.3 ドル 6/12(水) ▲2.4(0.16%)
ドル円:96.01 円 6/12(水) ▼0.00(0.00%)
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