更新日:2013年10月16日(水)
国内では臨時国会がスタートし、衆参のねじれ解消による実行力が問われることになり、景気回復促進に向けても重要な位置付となりそうです。現状、市場は米議会の協議膠着に振り回される状態が続き、注目度はまだ低そうですが、国家戦略特区関連法案や産業競争力強化法案などの動向も気になるところで、成長戦略実行国会として、今後の基盤造りにも注目されます。
安倍首相がウォール街で「バイ・マイ・アベノミクス」と言い放った9月24日以来、日経平均は14,600円台から14,400円台へと下落、ドル円も当時のレート98円70銭台からは円高方向での推移が続きます。こちらも米議会事情に掻き消された感もありますが、完全にトップセールスは失敗。
今度は本業で、成長戦略実行国会による巻き返しを図ります・・・。
NY市場、金相場は0.27%の反落。一時7月10日以来の安値となる1,251ドルまで下げた後にはニューヨーク連銀製造業景気指数が市場予想の7に対して1.52と大幅悪化となったことなどを材料に大幅上昇。上値は1,290ドル手前で抑えられる乱高下。下落トレンド継続中で下値目標は1,230ドル台。レジスタンスは1,300ドルと1,330ドル。
プラチナはほぼ横ばい推移。金と同様の流れで1,361ドルまで下げた後に1,380ドル台を回復。下方向に振れ易い状態ながらも短期的な方向性は徐々に上向きへ。1,310ドルを目標とする下値リスクを抱えつつ、まだ重い上方向の節目1,400ドルラインへのトライの可能性も。ここを超えると大幅上昇も。
ドル円は2日続落で98円台前半へ。早朝にはフィッチによる米国の「AAA」格付けの引き下げ警告を受けて一時97円90銭台へと急落する場面もあったもののその後は再び98円台半ばへと戻す展開。98円台での推移が4日連続となる膠着状態も98円60銭台を明確に超えると円安方向へ動き出しそうな気配も。
※参考:金プラチナ相場とドル円10/15NY市場終値とチャート
国内、金価格は0.6%反発して4,200円台を回復。しかしまだ下落トレンド中の一服、という範囲内で4,150円の下値目標を目指す展開は変わらず。上方向には4,300円の節目の手前、現在4,262円の9日移動平均線を明確に上抜ける必要。
プラチナは0.3%の小幅反発で。4,510-4,560円の狭いレンジ内推移が継続。方向感はニュートラルで上下どちらへブレイクしてもおかしくない状況。上方向なら4,600円台後半へ、下方向なら4,300円台後半への可能性を秘めたブレイク待ち。
※参考:金プラチナ国内価格10/16とチャート
2013年10月16日(水)時点の相場
国内金:4,215 円 10/16(水) ▲24(0.57%)
国内プラチナ:4,546 円 10/16(水) ▲15(0.33%)
NY金:1,273.2 ドル 10/15(火) ▼3.4(0.27%)
NYプラチナ:1,383.4 ドル 10/15(火) ▼0.1(0.01%)
ドル円:98.15 円 10/15(火) ▼0.41(0.42%)
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