更新日:2020年10月12日(月)
週明け12日、時間外のNY金は先週末水準1930ドル台半ばから上方向には1940ドル手前、下方向には一時1930ドル割れも、売り買い交錯の様相にも。NYプラチナは先週末の900ドル手前から890ドル割れへと軟調スタート。ドル円は105円70銭台へと先週末から10銭超、ドル高円安方向に窓開けスタート直後に窓埋め、105円60銭付近に収束、為替全体では週末のドル安円安の巻き戻しとなってドル高円高の流れでスタート。
12日の国内金価格は+83円、1.18%高となって3日続伸。9月18日(7186)以来、ほぼ1ヵ月ぶりの高値水準。8月末以降の上値抵抗線となっていた21日移動平均線(7091)を上抜けて10月高値も更新。中期上昇トレンドをサポートしてきた右肩上がりの90日移動平均線(6984)とで構成した三角保ち合いも上方ブレイク。短期的には反発基調が強まりつつある状態となり、もう一段の上値トライへも、目先の上値目標は1ヵ月前の水準で夏場の高値保ち合い下限付近、7180円台。
一目均衡表では、抵抗線となる可能性も警戒された雲の下限(7078)を上抜け、基準線(7088)と転換線(7059)もまとめて上抜ける形となり、二役で逆転状態を解消、弱気相場から脱却への流れが進行中。当面の攻防ポイントとしては遅行線(26日前の価格)が相対する価格水準7200円台を回復できるかどうか、その先には雲の上限(7300円台半ば~月末には7200円付近へ)との攻防へ。これらを突破できれば強気相場入りとなって高値圏再トライとつながる可能性も。
プラチナ価格は+15円、0.46%の反発。週末の反落分を取り返すも、中期的に重要な攻防ライン、90-200日移動平均線(3290-3284)には届かず。この重要水準との攻防に敗れて下方推移は4日め。保ち合いレンジを縮小する形にもなり、3240円台と3220円台の上下の節目を抜け出した方向へ短期トレンドを形成する動きとなりやすい状況にも。上方向なら中期攻防ラインも上抜けて3300円の大台回復が短期上値目標に。下方向なら3150円程度までの一段安から9月安値3130円台が意識されるような展開にも。
一目均衡表では、雲の下限(3337)や基準線(3336)が抵抗線として意識されたものの、これには及ばず、逆に転換線(3255)も下抜けて三役逆転状態が確定、弱気相場入り。雲の上限にサポートされて反発していた遅行線も、今週には雲の上下限がともに急上昇することから、現状水準維持でも雲を下抜けることになり、サポート候補は減少へ。3月安値から8月高値までの38.2%戻し(3184)は重要な下値サポート候補に。
※参考:金プラチナ国内価格10/12とチャート
2020年10月12日(月)時点の相場
国内金:7,142 円 10/12(月) ▲83(1.18%)
国内プラチナ:3,243 円 10/12(月) ▲15(0.46%)
NY金:1,926.2 ドル 10/9(金) ▲31.1(1.64%)
NYプラチナ:894.3 ドル 10/9(金) ▲30.3(3.51%)
ドル円:105.61 円 10/9(金) ▼0.40(0.38%)
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