更新日:2023年1月23日(月)
1月第4週、週明け時間外のNY金は1920ドル台後半から1930ドル台へと小幅に上昇して今年高値圏での堅調推移を維持。昨年4月末以来、9ヵ月ぶり高値水準での高止まり。NYプラチナは1050ドル台、下げ止まりも示唆して小反発の先週末水準を維持。ドル円は1円超の反発となった先週末水準129円50銭台から129円10銭近辺へ、ややドル安の流れでスタート。
23日の国内金価格は+40円、0.46%高で3日続伸。直近6日で5日上昇し、2営業日連続今年高値を更新して昨年6月23日(8778)以来、7ヵ月ぶりの高値。8660円の節目突破と高値保ち合い上方ブレイクに伴う短期上値目標8730円程度に到達し、勢い余って一段高。パーフェクトオーダー再構成後の勢いが続き、さらにもう一段の上値トライとなれば行き過ぎの目安としては過去最高値圏もチラつく8800円の大台トライの可能性も。強気パーフェクトオーダー維持に向けては右肩上がりの9日移動平均線(8660)が目先のサポートに。
一目均衡表では1週間前に三役好転、その後は転換線を下回る場面もありながらも雲の上限に支えられ、週末にかけて上抜けると一段高。強気相場をなんとか維持した格好で、2022年6月高値(8859)起点の三角保合い上限ラインも上抜け。ただし目前には、2022年7月以降上値を切り上げてきた抵抗線が8800円前後を通過。これを上抜けるようだと過去最高値圏が意識される展開にも。雲のねじれが生じる月末からFOMC前後で今年最初の過去最高値更新トライか、はたまた急反落か、重要な攻防タイミングにも。
プラチナ価格は+67円、1.44%の反発。上昇軌道の90日移動平均線(4685)を4日ぶりに上抜け、短期的な下げ止まりとともに中期上昇トレンド維持への可能性も残した格好にも。21日移動平均線(4760)をデッドクロス寸前の9日移動平均線(4761)から4770円近辺までが目先の抵抗水準となり、これを突破できれば短期トレンドも好転へ、4830円程度までが短期上値目標にも。下方向へは4630円台を維持できなくなれば短期下落トレンド再開、4590円辺りまでの一段安も。
一目均衡表では1週間前の二役逆転から週末にはさらに水準を切り下げて雲の下限も下抜けて三役逆転。週明けの反発で雲の下限(4676)をなんとか上抜けて三役逆転からは脱出。今年安値からの反発により、昨年9月安値(4052)起点の中期上昇トレンドを維持。これを維持して高値圏再トライへと向かうか、あるいは維持し切れずに中期上昇トレンド崩れへと向かうのか、雲のねじれが発生する2月初旬、やはりFOMC直後に重要な攻防となる可能性が警戒されます。
※参考:金プラチナ国内価格1/23とチャート
2023年1月23日(月)時点の相場
国内金:8,756 円 1/23(月) ▲40(0.46%)
国内プラチナ:4,705 円 1/23(月) ▲67(1.44%)
NY金:1,928.2 ドル 1/20(金) ▲4.3(0.22%)
NYプラチナ:1,047.8 ドル 1/20(金) ▲6.7(0.64%)
ドル円:129.58 円 1/20(金) ▲1.14(0.89%)
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