ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が発表した2024年世界全体の金需要は4553.7トン。前年比+61.3トン(1.4%)で2年ぶりの高水準。直近12年間では2番めの高水準。
宝飾品需要は2003.5トンで前年比-187.4トン(-8.6%)。工業用需要は326.1トン。前年比+20.9トン(6.9%)。公的機関と各国中央銀行の増減量は+1044.6トンで15年連続の買い越し、3年連続1000トン超。投資需要は1179.5トン、前年比+234.0トン(24.7%)。バーやコインなど現物投資需要は1186.3トンで前年比-3.5トン(-0.3%)で3年ぶり低水準。ETF関連は-6.8トンで4年連続の売り越し。 目的別需要のシェアは、宝飾品44.07%、工業7.2%、投資25.9%、公的機関22.9%。
供給面では、鉱山産出量が3661.2トンで前年比+17.2トン(+0.5%)、リサイクルが1370.0トンで前年比+135.6トン(11.0%)。在庫調整を含む総供給量は4974.5トン。前年比+28.6トン(0.6%)、2010年以降では最大。
世界の金需要推移(括弧内は前年比)
2024年:4553.7トン(+1.4%)
2023年:4492.5トン(-4.5%)
2022年:4702.6トン(+17.3%)
2021年:4009.6トン(+8.9%)
2020年:3682.6トン(-15.6%)
最終更新日:2025/2/6