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金の消費需要と中央銀行保有量

金の国別消費需要
金の国別消費需要
※単位:トン ※データ:World Gold Council

ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が発表した2020年金需要レポートによれば、金消費需要(宝飾品と現物投資)は世界全体で2307.7トン。前年比-686.0トン(-22.9%)となり、過去11年間では最低水準。国別では2013年から8年連続世界一の金需要大国、中国は2年連続の減少で前年比-234.4トン(-27.6%)となり、2010年以降で最低。2位インドは前年比-244トン(-35.3%)で3年連続減、2010年以降で最低。 世界シェアは中国とインドの2カ国合計で45.9%。

2020年トップ10の国、消費需要(世界シェア)、前年比増減は以下のとおり。
1位:中国 614.7(26.6%)-27.6%
2位:インド 446.4(19.3%)-35.3%
3位:米国 184.6(8.0%)+22.4%
4位:ドイツ 172.4(7.5%)+71.6%
5位:トルコ 147.0(6.4%)+64.0%
6位:イラン 56.3(2.4%)-19.2%
7位:スイス 42.9(1.9%)+43.9%
8位:ベトナム 39.8(1.7%)-29.4%
9位:ロシア 38.3(1.7%)-20.4%
10位:インドネシア 37.6(1.6%)-31.0%

トップ6までの順位は前年から変動なし。7位にはスイスが17位からジャンプアップ。ベトナムが1つ下げてロシアは変わらず、インドネシアが8位から10位に後退。昨年10位のタイは-81.5トンと大幅売り越し転換となって最下位へ。欧米勢とトルコでは増加、アジア勢とロシアは減少と明暗は投資の差か。

11位以下は韓国、サウジ、英国、パキスタン、UAE、エジプト、カナダ、香港、ブラジル、フランスと続き、21位以下はイタリア、メキシコ、マレーシア、クウェート、オーストリア、台湾、シンガポール、スペイン、日本、スリランカ。
増加は台湾の微増(+0.3%)以外はカナダ(+17.2%)、フランス(+14.5%)、オーストリア(+85.4%)の欧米勢のみ。


中央銀行の金保有量ランキング
中央銀行の金保有量
※単位:トン ※データ:World Gold Council

2020年末時点での中央銀行保有量の上位20カ国は以下のとおり。※括弧内は前年比と外貨準備に占める金の割合
1:米国 8,133.5(0.0%、79%)
2:ドイツ 3,362.4(-0.12%、76%)
3:IMF 2,814.0(0.0%、-)
4:イタリア 2,451.8(0.0%、71%)
5:フランス 2,436.2(0.01%、66%)
6:ロシア 2,298.5(+1.21%、24%)
7:中国 1,948.3(+0.0%、3%)
8:スイス 1,040.0(0.0%、6%)
9:日本 765.2(0.0%、3%)
10:インド 676.6(+6.87%、7%)
11:オランダ 612.5(0.0%、69%)
12:トルコ 544.2(+31.91%、40%)
13:ECB 504.8(0.0%、33%)
14:台湾 423.6(+0.29%、5%)
15:カザフスタン 387.9(+0.62%、66%)
16:ポルトガル 382.6(+0.01%、79%)
17:ウズベキスタン 332.5(-1.02%、58%)
18:サウジアラビア 323.1(0.00%、4%)
19:英国 310.3(0.00%、10%)
20:レバノン 286.8(0.00%、40%)


上位11カ国は前年から変わらず、12位にはトルコが2018年の21位、2019年の14位から2ランクアップ。
買い越し量トップはトルコ、2位はインド、3位はオーストラリア、4位UAE、5位カンボジア、6位以下はロシア、カタール、アルゼンチン、セルビア、エクアドル。売り越しではモンゴル、スリランカ、タジキスタン、フィリピンなどが10トン超。コロンビア、ドイツ、ウズベキスタンなどでも減少。

最終更新日:2020/2/6

→世界の金準備ランキング100

→世界の金需要・目的別需要の年間推移

→世界の金産出量の国別シェアと推移

→世界のプラチナ需要と供給量

→世界の金需要 2020年第3四半期


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