ギリシャのユーロ残留選択でリスク回避の巻き戻し
更新日:2012年06月18日(月)
注目されたギリシャ再選挙では新民主主義党(ND)が勝利し、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)との連立政権発足が確実視され、懸念された事態が回避されたことで週明けの東京市場は為替も株も窓を明けてのスタート。
ユーロが買われ、日本円は売られる展開となり、ユーロ円は朝方1.2%まで上昇。
NY金は時間外で一時1,600ドル台まで下落する局面もあったもののその後は1,620ドル台まで回復。
懸念されたリスクを回避しようとする動きがある程度解消されただけであり、現時点ではリスクオンという程の勢いはなさそう。
NDは 選挙戦のために緊縮財政の一部撤回を公約しており、今後の調整にも懸念が残る。
スペインの銀行問題やイタリアを含む債券市場の不安感も変わらない。
なお、同日行われたフランスの国民議会総選挙でもオランド大統領所属の社会党を中心とする左派が過半数を獲得。
正しいか正しくないかは別として、ユーロ圏はある程度意思統一し易い環境は整いつつあるようです。
国内金の上値目標は4,410円、サポートラインは4,100円。もっと短期的には4,200~4,300円のレンジで揉み合い形成の可能性も。
プラチナは上値目標最大4,100円台あたりを目指して僅かに上昇中。サポートラインは3,780、3,680円。
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2012年06月18日(月)時点の相場
国内金:4,304 円 6/18(月)
▼14(
0.32%)
国内プラチナ:3,993 円 6/18(月)
▲6(
0.15%)
NY金:1,628.1 ドル 6/15(金)
▲8.5(
0.52%)
NYプラチナ:1,487.2 ドル 6/15(金)
▼0.4(
0.03%)
ドル円:78.70 円 6/15(金)
▼0.64(
0.81%)
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