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今後のFOMC動向を占う要人発言への注目
更新日:2013年11月12日(火)
テーパリング開始時期が来年3月から前倒しされる可能性も囁かれるなか、今週はその関係者による要人発言が続き、市場が一喜一憂する場面もありそうです。
本日は、ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁、アトランタ連銀のロックハート総裁、ダラス連銀のフィッシャー総裁の講演。
13日には、バーナンキFRB議長の講演とクリーブランド連銀のピアナルト総裁の講演。
そして14日にはフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁の講演とイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会。

このうち、2013年12月のFOMCでの投票権を持つのはバーナンキ議長とイエレン副議長のみ。
2014年のFOMCメンバーとして投票権を持つのは、上記2名に加えてミネアポリス連銀総裁、ダラス連銀総裁、クリーブランド連銀総裁、フィラデルフィア連銀総裁の4名。
FOMCメンバーは、FRB理事以上6名に加えて、全12地区連銀の代表5名(常任のニューヨーク連銀総裁と4地区連銀の持ち回り)で構成されます。来年のFOMCメンバーとなる地区連銀代表5名のうち4名が今週、講演を行うということになります。

それでもメインイベントは、ハト派からFRB議長という中立的な立場に移行せざるを得ないイエレン次期議長の公聴会。ここでの発言内容が最も注目を集め、最も影響力が高まることになります。
しかし、好き勝手な発言を繰り返す印象もある各地区連銀の総裁のなかで、2014年1月以降のFOMCメンバーとなる連銀総裁の発言内容にも、少しづつ重みが増してくることになりそうです。

NY金・日足チャート 2013/10/15 - 11/11週明けNY市場はベテランズデーで債券市場の休場、金相場も小動きのなか、わずかに0.27%下げて3日続落。現在の1,270-80ドル近辺の水準は今年夏以降、何度かサポート水準となった価格帯。下方向への節目となる1,260ドル台までで下げ止まるかどうか。この水準を下回ると1,200ドル台前半、今年安値圏が視野に。
なお、わずかに上向きの状態の90日移動平均線を上限として下方向へ短期線が並ぶパーフェクトオーダーが完成。少し長めの期間ではレンジ相場が継続中と見れば、この状況は短期トレンド終了間近のサインとも。下方向か、中期レンジ継続かの分岐点。

プラチナも3日続落で0.73%の下落。前週末の揉み合い下抜けの兆しが本格化。短期的なトレンドは下向きに転換し、目標値1,390ドル近辺を目指す展開へ。上方向の節目は1,470ドル。

ドル円は週末の上昇一服からそのまま横ばい推移。一時99円をわずかに割れた程度で上値も重い状況に。流れはドル高方向へと傾いており、小さな材料を拾って少しづつ上値を伸ばす展開か。当面の目安は99円台後半。円高方向への節目は98円。今朝は日経平均の上昇とともに99円台半ばまで上昇する場面も。
※参考:金プラチナ相場とドル円11/11 NY市場終値とチャート

国内、金価格は0.35%下げて3日続落。11月に入って7営業日中6営業日が下落となる下げ基調、下値目標水準4,230円近辺が射程圏内に。反発へ向かった場合の抵抗線は4,360円。

プラチナも0.4%の下落で3日続落。4,760円台の節目を明確に下抜けたことで、下値メド4,650円近辺を目指す展開となる確率が高まったことに。しかし7日まで上昇を続けたトレンドの勢いが強かったせいで、現時点では下落方向への勢いもそれ程強くはない状況。上方向の節目4,820円もまだそう遠くはない。
※参考:金プラチナ国内価格11/12とチャート

2013年11月12日(火)時点の相場
国内金:4,254 円 11/12(火) ▼15(0.35%)
国内プラチナ:4,740 円 11/12(火) ▼19(0.40%)
NY金:1,281.1 ドル 11/11(月) ▼3.5(0.27%)
NYプラチナ:1,432.4 ドル 11/11(月) ▼10.5(0.73%)
ドル円:99.15 円 11/11(月) ▲0.02(0.02%)
→11/11(月)のその他主要マーケット指標

←2014年のFOMCメンバー、テーパリングに賛成1票反対1票 11/13(水)
→双十一、シングルデーは中国のネット通販最大イベント 11/11(月)
→雇用統計のポジティブ・サプライズでドル高基調への材料出揃う 11/09(土)
→予想外のECB利下げにユーロも金も反落 11/08(金)

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