金プラチナ相場情報
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★金プラチナ短期相場観★

ドリルの刃は岩盤規制を打ち砕けるか
更新日:2014年01月23日(木)
ダボス会議の講演では、いかなる既得権益も無傷ではすまないと訴え、外国企業が仕事をしやすい国にするためにも岩盤規制を打ち破る意志を示した安倍首相。
法人税改革など成長戦略推進を国際公約に掲げる内容にも、市場は反応薄。講演前には若干の期待感の高まりからドル買いが進む場面もあったものの講演以降はドル円相場も静かに推移。株高・円安へのサポート材料となるほどの説得力はなかったようです。

21日にブルームバーグが発表したビジネスに適した国ランキングで、日本は12位。ソブリン債危機以降の欧州諸国のほうが日本よりも真剣に労働市場改革に取り組んでいるとの指摘も。
海外勢が期待するのは、ここまで実行できていない規制緩和や構造改革よりも、むしろ日銀の追加緩和、との声が大きいようです。
インフレ率が予想通り上昇傾向にあるからといって、4-6月頃と期待される追加緩和が見送られると、株高・円安を推進するアベノミクスにとっては大きなマイナス材料となりそうです。
安倍首相が公約どおり、岩盤規制を打ち砕くドリルの刃となることが出来るなら、異なる展開も予想されるところですが・・・。

NY金・日足チャート 2013/12/23 - 1/22
NY市場、金相場は0.26%続落。短期上昇トレンドの勢いも1,260ドル台のレンジ上限付近の売り圧力には勝てず失速。レンジ下限の1,230ドル台に下値を支えられる状態が継続。この近辺を割れると潮目が変わる可能性も。

プラチナ相場は0.61%の反発。前日に上値目標1,480ドル手前、1,473ドルまで上値を伸ばしたことで反落の可能性もあったものの、まだ勢いは衰えていない様子。高値警戒感からの乱高下も入りやすい状況で、再度上方向へのトライが進むようなら目標近辺の1,480ドルをオーバーランして1,500ドル辺りも視野に。しかし、節目近辺まで達したことによる一服感と、金の失速による影響で上値を押さえられる可能性も。サポートラインは1,420ドル台。

ドル円は0.2%の続伸。104円台前半での小動きが続くなか、今朝には上値トライの動きも。レジスタンスラインとなりつつある104円台60銭近辺をしっかりと超えてくると、年初の高値105.44円を更新への可能性も高まる可能性。サポートラインは104円。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/22終値とチャート

国内金価格は0.28%の小幅下落で3日続落。目標水準4,390円近辺到達後の典型的な流れで調整継続。4,300-4,340円の水準は年末年始の高値圏の節目水準でサポート水準にもなり易いところ。当面のレジスタンスラインとなった4,390円までの間でレンジ相場形成の流れも予想される。

プラチナは0.22%の反発。一本調子の上昇が続き、小幅下落後に再び急騰という流れは比較的ありがちなパターン。プラチナの場合にはそんな流れが過去に何度も。高値警戒感を抱えながらも、5,080円の軽めの節目を超えるようなら、そのパターンにはまる可能性も。サポートラインとなり易い水準としては昨年8-9月に揉み合いを形成した4,950-5,000円近辺。
※参考:金プラチナ国内価格1/23とチャート

2014年01月23日(木)時点の相場
国内金:4,322 円 1/23(木) ▼12(0.28%)
国内プラチナ:5,058 円 1/23(木) ▲11(0.22%)
NY金:1,238.6 ドル 1/22(水) ▼3.2(0.26%)
NYプラチナ:1,462.4 ドル 1/22(水) ▲8.9(0.61%)
ドル円:104.51 円 1/22(水) ▲0.21(0.20%)
→1/22(水)のその他主要マーケット指標

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→ダボス会議と南アのスト問題で国内プラチナはさらに急騰の可能性? 01/22(水)
→サントリー、バーボンに続いてスコッチも 01/21(火)
→春節を控えた中国のGDPは予想を上回り金の上昇トレンドをサポート 01/20(月)

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