スーパーボウル理論vs1月効果
更新日:2014年02月03日(月)
今朝、米国ではスーパーボウルが行われています。アメリカンフットボールの年間チャンピオンを決定するこの試合は、米国最大のスポーツイベントであり、昨年の全米視聴率では46.4%と圧倒的トップ。ベースボールのワールドシリーズ最終戦の視聴率11.3%と比較するとその人気の凄まじさがわかります。また、1日で消費される食糧の量が、感謝祭に次いで年間2番めに多い日として、祝日状態ということです。
今年は初のNY近隣開催の寒冷地、しかも屋外スタジアムということで、寒波が心配されましたが、無事好天に恵まれたようです。
NFC代表とAFC代表の決戦でNFC代表が勝利した年は、NYダウが上昇する、というスーパーボウル理論は有名ですが、2012年にはNFC代表が勝利してNYダウは7.26%上昇、しかし昨年はNFC代表が31-34でおしくも敗れたにもかかわらずNYダウは26.5%の大幅上昇。
なお、1月効果、というアノマリーもあります。元来の意味は少し違うようですが、最近では1月相場の方向性が年間の方向性を決める、と言われます。
これで見ると、2012年1月のNYダウは3.4%上昇で年間も上昇(※金は1月10.9%上昇で年間6.9%上昇)。
2013年1月のNYダウは5.8%上昇で年間も上昇(※金は1月0.9%下落で年間28.2%下落)。
過去2年では、1月効果のほうが信頼性が高そうです。
そして今年1月、NYダウは5.3%の下落。(※金は3.1%上昇)
スーパーボウルのほうは、NFC代表のシアトル・シーホークスが43-8と圧倒的リードで第4クォーター。
国内金価格は0.37%の小幅続落。サポートラインとして半月間作用してきた4,320円の重要な節目を割れたことで下方バイアスが高まる状態。当面のメドとして4,200円近辺まで下落の可能性。上方向のレジスタンスは4,370円。
プラチナは1.11%の大幅下落で続落は7日め。押し目を形成せずに一方的上昇した後に、戻りも形成せずに一方的に下落する、というプラチナ特有の極端な流れに。今回のように短期間で極端な上昇、急落となった場合には一般的なオシレータ系指標では極端な売られ過ぎを示さず、RSI(14)では27.4。しかしRSI(9)では2.8と既に異常値。サポートライン候補と見られた90日移動平均線の4,736円近辺から4,700円の大台付近の下限まで到達しており、NYプラチナが下値目標水準に達していることで、ドル円が下げ渋ると国内価格にも一服感の可能性も。
※参考:
金プラチナ国内価格2/3とチャート
2014年02月03日(月)時点の相場
国内金:4,266 円 2/3(月)
▼16(
0.37%)
国内プラチナ:4,701 円 2/3(月)
▼53(
1.11%)
NY金:1,240.1 ドル 1/31(金)
▼2.1(
0.17%)
NYプラチナ:1,375.7 ドル 1/31(金)
▼6.6(
0.48%)
ドル円:102.05 円 1/31(金)
▼0.66(
0.64%)
1/31(金)のその他主要マーケット指標
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