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10月の月間騰落率比較と市場動向、そして11月スタート
更新日:2014年11月03日(月)
10月の市場動向を主要指標の月間騰落率で比較すると、リスク資産の株価は上昇(ただし欧州株は出遅れ)、安全資産の金や日本円が売られ、国債は買われて利回り低下傾向が継続。商品市場の下落基調も継続。市場の不安心理を示すVIX指数の大幅低下が示すとおり、リスクオンに傾斜した1カ月となっています。

ただし10月前半は、それまでの株高ドル高の流れからの巻き戻し、欧州景気低迷、くすぶり続ける中東情勢不安、エボラ熱への警戒感、一部の米経済指標の悪化なども加わり、リスク回避傾向が強まりました。長期停滞論も意識される展開となり、株価は下落、ドル安円高進行、そして金は上昇しました。しかし、この流れも株価急落やドル円急落、VIX指数も急騰した15日にピークをつけて反転しました。
NYダウ・日足チャート 2014/10/2 - 10/31NYダウのチャートがこの1カ月間の市場動向をよく表しています。

反転後の流れが月末のFOMC、日銀追加緩和により急加速した状態で11月を迎えています。
112円30銭台で10月を終えたドル円は、112円90銭台へと大きく窓を開けてのスタート。既に112円台後半とした目標水準に到達し、やや上値は重そうな展開で113円が当面の壁となりそうな感も。このまま窓を閉じる方向へと若干の調整が進む可能性のほうが高いのではないかと見ています。

NY金の時間外は1,160ドル台前半へと若干水準を切り下げてのスタート。既に1,100ドル台半ばの下値目標水準付近に位置しているものの、1,150ドル近辺まで若干の下げ余地も。ドル高の調整がもう少し進むようなら反発も。
プラチナも1,220ドル台へと水準を切り下げており、目標水準1,200ドル前後への可能性がじわじわと上昇中。
現在の水準での推移が続くようなら、4日の国内金価格は先月末水準近辺、プラチナ価格は4,700円台前半へと上昇し、当面の上値目標4,780円台に向けて大きく前進の見込。

利上げは経済指標次第としたFOMC声明文に従い、経済指標への反応度合いが高まることも予想される11月第1週は、米ISM製造業景況指数や各国製造業PMI、ECB理事会や米雇用統計など重要イベントが続きますが、極端な流れとなった直後だけに、やや動きにくい展開も予想されます。
唯一、好調が予想される雇用統計がネガティブ・サプライズとなった場合の展開を除いて。

2014年11月03日(月)時点の相場
国内金:4,517 円 10/31(金) ▼35(0.77%)
国内プラチナ:4,667 円 10/31(金) ▼25(0.53%)
NY金:1,171.6 ドル 10/31(金) ▼27.0(2.25%)
NYプラチナ:1,235.2 ドル 10/31(金) ▼10.7(0.86%)
ドル円:112.36 円 10/31(金) ▲3.15(2.89%)
→10/31(金)のその他主要マーケット指標

←円安株高要因によるドル円上昇で国内金価格も上昇 11/04(火)
→日銀からのハロウィン・サプライズ、追加緩和で円安株高急進 11/01(土)
→金相場の急落はマーケット波乱のサイン 10/31(金)
→予定どおりQE終了、considerable time維持でもドル急騰、金急落 10/30(木)

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