金プラチナ相場情報
Let's GOLD

★金プラチナ短期相場観★

ジャクソンホールも管轄地区、カンザスシティ連銀製造業活動指数
更新日:2016年07月29日(金)
カンザスシティ連銀製造業活動指数 2016年7月ワイオミング州ジャクソンホールで毎年8月後半に開催される年次経済政策シンポジウム、いわゆる通称「ジャクソンホール」に今年はイエレンFRB議長の出席が予定され、26日には講演予定も組まれています。そのジャクソンホールのあるワイオミング州を管轄地区に含み、「ジャクソンホール」を主催するカンザスシティ連銀の製造業活動指数の7月分が発表されています。

結果はあまり芳しくなかったようです。総合指数は6月の+2に続き、+4と堅調推移の予想に反して-6。4カ月ぶりの低水準へと急反落。
新規受注は5カ月ぶり、生産は1年1カ月ぶり、出荷は6年4カ月ぶりの低水準へと下落。ただし6カ月先の見通しとしては1年半ぶりの高水準が見込まれる状態。

結果的には0付近に収束していた7月の各地区連銀製造業PMIの流れに反して、0付近から下方向へと反落し、流れ的にも下落基調が続くカンザスシティの状況。
見通しだけは他地区と同様に上向きとなり、このエリアの状況が全米に及ぼす影響度合いもごくわずかと思われます。
しかし、このエリアにあるジャクソンホールの今年後半に向けての注目度合いと市場への影響は、数年ぶりの高さとなる可能性もあります。

NY金・日足チャート 2016/6/28 - 7/2828日のNY金相場は0.42%高となって3日続伸。FOMC後の急騰で1340ドル台へと水準を切り上げた後は小康状態となり、NY市場スタートにかけての1344ドルが上値のピークに。ドル買いの流れが強まり、利食い売り優勢の展開で上げ幅を削る展開となったNY市場では1330ドル台前半まで下落。1310ドル台から30ドル台にかけての保ち合いレンジブレイクは一時的にとどまり、レンジ内回帰で7月初旬からの調整フェーズも継続。あらためてレンジ上抜けできれば今年高値再トライへ、下方ブレイクなら下値目安は1280ドル前後まで。

NYプラチナ・日足チャート 2016/6/28 - 7/28NYプラチナ相場も3日続伸で0.95%の上昇。上値目標1160ドル付近を目指してスタートした流れは数時間後、ロンドン市場で早々の目標到達。1160ドルちょうどまで上昇したことで上値が重くなると、NY市場スタート前に再度1160ドル手前までのトライで力尽きた状態。今朝の時間外では24時間前とほぼ同水準となる1140ドル前後の水準に。目先は再度1160ドル付近まで上値を切り上げる可能性も残されるものの、目標到達後の一服感からの調整、保ち合いの展開となる可能性のほうがやや優勢か。直近の保ち合い下限1080ドル台を下抜けないことが当面の重要ポイント。この水準を維持する限りは、いずれ再度上値トライのチャンスが訪れる確率は高い。

ドル円・日足チャート 2016/6/29 - 7/28ドル円は0.13%の小幅ドル安円高。NY市場にかけては日銀金融政策決定会合の結果待ちからの様子見ムードで104円台後半の保ち合い推移。「日銀追加緩和検討、政府は声明を」報道に敏感に反応すると一時105円50銭近辺の高値へ。今朝には誤発注とも言われるフラッシュ・クラッシュ的な急落で104円割れの場面もあり、その後の戻りも105円に届かず104円台前半へと軟調推移。波乱を予感させるような展開に。日銀の結果次第で下値トライ進行なら103円台へと急落、加速すると101円付近も。上方向には106円台前半が当面の抵抗水準に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場7/28終値とチャート

29日の国内金価格は0.39%の反落。NY金の失速と今朝の円高に押されて短期上昇トレンド再開に向けた流れはいったん断ち切られた状態でレンジ相場の様相に。日銀の追加緩和動向による円高リスク再燃が警戒される。4750円のサポートライン割れなら下値余地は4690円前後まで、4820円の節目上抜けなら目先の上値は4900円近辺へ。
週間ベースでは-38円(0.79%)、5週ぶりの反落。月間では+155円(3.34%)の大幅続伸。

プラチナ価格は0.61%安となり4日ぶりの反落。第2目標4120円にも届きそうな勢いはNY市場で急失速、上昇トレンド維持で日銀の波乱が限定的、もしくは3次元緩和で円安方向の展開となって高値更新なら、週明けにも4120円付近到達の可能性も。中期的な上値トライに向けては3950円付近を当面下回らないことが重要に。
週間ベースでは+73円(1.84%)、横ばいの週をはさんで5週続伸。月間では+490円(13.78%)の大幅反発。
※参考:金プラチナ国内価格7/29とチャート

2016年07月29日(金)時点の相場
国内金:4,799 円 7/29(金) ▼19(0.39%)
国内プラチナ:4,047 円 7/29(金) ▼25(0.61%)
NY金:1,332.3 ドル 7/28(木) ▲5.6(0.42%)
NYプラチナ:1,138.9 ドル 7/28(木) ▲10.7(0.95%)
ドル円:105.26 円 7/28(木) ▼0.13(0.13%)
→7/28(木)のその他主要マーケット指標

←日銀で円高、米GDPでドル安、ドル建て金価格は上値トライ再開 07/30(土)
→28兆円への期待と現状維持で金急騰、プラチナは暴騰 07/28(木)
→7月の米各地区連銀の製造業PMIは好不況の分かれ目0付近に収束 07/27(水)
→ビッグマック指数が示す日本のデフレと行き過ぎた円高 07/26(火)

→ 最近よく読まれた記事
→ 明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
→ PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
→ PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン

トップページへ
金プラチナ短期相場観
金プラチナ価格予想
PIVOT指数
主要マーケット指標
地金相場週間推移
相場情報メール
年間高値安値
国債格付一覧
チャートギャラリー
相関性RANK
トレンドワード
純金積立
マーケットトピックス


★PCサイトはこちら★
★iPhone/スマホ★