米国西部の山岳地域にあるワイオミング州の北西部にある谷。この谷の南部に位置し、唯一の都市であるジャクソン市のことを通称「ジャクソンホール」と指す場合が多い。イエローストーン国立公園やグランドティトン国立公園など全米有数の観光地の拠点でもあるジャクソンホール。
ワイオミング州を含む7つの州を管轄するカンザス・シティ連邦準備銀行が主催する経済政策シンポジウムが毎年8月後半に開催され、世界各国の中央銀行総裁や政治家、エコノミストが参加します。
全米12の連邦準備銀行のとりまとめ役である連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長はここで、毎年恒例の講演を行います。
2010年のシンポジウムの講演で、バーナンキFRB議長が量的緩和第二弾(QE2)について言及したことで有名。
なお、この後11月から実際にQE2が実施されました。
翌2011年には、バーナンキ議長講演でQE3についての言及が期待されたが見送りに。
そして今年2012年にも再びQE3への期待の高まりとともに8月末のジャクソンホールでの講演に注目が集まります。
ここ数年、毎年夏になると追加緩和期待が高まる景気動向、も恒例のようです・・・
最終更新:2012年08月01日