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国内プラチナ価格は2番底、金との価格差は三尊天井
更新日:2016年10月17日(月)
国内プラチナ価格は2番底、金との価格差は三尊天井 2016年10月17日国内金とプラチナとの価格差は、今年3月4日に過去最大となる1221円まで拡大しました。その後は5月まで縮小し、6月28日の1195円まで再拡大、8月にかけて急縮小後に再び拡大傾向となり、10月14日には1138円。そして今朝時点では1111円へ縮小した状態。3月初旬と6月下旬、そして10月半ば、3カ月半のスパンでピークをつける三尊天井を形成した状態(の可能性)となっています。

これに対して国内プラチナ価格は、今年1月19日に6年11カ月ぶり安値水準となる3334円まで下落し、今月14日にはおよそ9カ月ぶり安値となる3359円まで下落し、2番底をつけた状態(の可能性)となっています。

金との価格差が拡大する時、プラチナ価格は下落基調となり、逆に価格差が縮小傾向の時には、プラチナ価格は上昇基調となりやすい逆相関の関係にあります。
なお、1月のプラチナ価格の安値に対して価格差のピークは3月と若干のズレが生じていますが、これは3月に金価格が一段高となって今年高値をつけた展開にプラチナが追随し切れなかった状態。金価格の行き過ぎとも言えます。プラチナの1月安値の時にも価格差は1100ドルを超えており、これが最初の価格差ピークとなっていた可能性もあり、その場合には2番めの6月ピークが最も高くなっていたことになり、より綺麗な三尊天井を形成していた可能性もあります。

今後、三尊天井くずれとなって価格差がさらに拡大し、2番底くずれとなってプラチナ価格がさらなる安値更新へと進む可能性も否定はできませんが、過去の流れを参照すれば、金とプラチナとの価格差はいったん縮小傾向となり、プラチナ価格もいったん反発傾向へと向う確率は、かなり高そうに見えます。

17日の国内金価格は前週末から-4円、0.09%の小幅安となり2営業日続落。4510円にも届かず折り返し、ただし下げ幅も限定的、今年安値手前での保ち合い形成の動きとなって下げ止まりへの可能性も示唆する展開に。NY金の1250ドル付近での底堅さが続く現状、今週は米物価、住宅、製造業関連の指標やベージュブックなど多数の材料が予定され、年末利上げに向けての好材料となるようならドル高円安の流れがもう一段進行する可能性も。4510円の節目を上抜けることができれば、4600円近辺を目指す反発の流れが形成される可能性。しかし、4470円の節目を下回るようなら下値トライ再開で4400円割れ、今年安値4385円との2番底をつけに行く可能性も。

プラチナ価格は0.68%の反発。既に今年安値3334円との2番底をつけた状態とも言える水準に到達しており、いつ急反発してもおかしくはない状況。目先は3330円台辺りまでもう一段安への可能性も残しながら、今年安値圏での揉み合い状態を経て反発へと向うような展開も予想される。3400円の節目を突破できればとりあえずは3400円台後半へと水準を切り上げる可能性。
※参考:金プラチナ国内価格10/17とチャート

2016年10月17日(月)時点の相場
国内金:4,493 円 10/17(月) ▼4(0.09%)
国内プラチナ:3,382 円 10/17(月) ▲23(0.68%)
NY金:1,255.5 ドル 10/14(金) ▼2.1(0.17%)
NYプラチナ:939.5 ドル 10/14(金) ▲6.6(0.71%)
ドル円:104.17 円 10/14(金) ▲0.49(0.47%)
→10/14(金)のその他主要マーケット指標

←低迷期を脱しきれないNY連銀製造業景況指数 10/18(火)
→1年期待インフレ率が過去最低の5年期待インフレ率を下回る時 10/15(土)
→日銀でも、ミシガン大でもNY連銀でもインフレ期待は急降下中 10/14(金)
→高水準が続いていた米求人件数も今年最低水準へと急減速 10/13(木)

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