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ムニューシン ドル安、トランプ ドル高、黒田 円高、ダボスの波乱
更新日:2018年01月27日(土)
主要国の消費者物価指数 2017年12月スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム(通称:ダボス会議)で26日、黒田日銀総裁はインフレ目標2%達成に向けては阻害要因が複数存在するものの、賃金や物価は上昇傾向にあり、「目標に近づきつつある」と発言。市場では日銀の緩和出口への思惑が再燃、急速に円高が進行しました。
その後、先日の会見で述べた「物価目標達成時期は2019年度頃となる可能性」を示すもので政策変更を意図したものではないとの弁明で円高の流れを食い止める形とはなりましたが、ドル円では発言前の水準を戻すまでには至らず、「失言」となってしまったようです。

なお、この日の午前中に総務省が発表した日本の12月消費者物価指数(CPI)は前年比+1.0%。
2カ月連続の上昇で2年9カ月ぶりの高水準とはなりましたが、欧米主要国のCPIの推移と比較すると大きく出遅れており、主要先進国のデファクト・スタンダードとなっている2%の目標水準には最も遠い位置にあります。

今回のダボス会議では、ムニューシン米財務長官の「弱いドル」容認発言によってドル安の流れが加速し、翌日にはトランプ米大統領の「強いドル」を望むドル高支持発言でドル安の流れに歯止めがかかって反発しました。
しかし、今度は黒田日銀総裁の「目標に近い」との楽観発言により円高圧力も強まることとなりました。

こうしてダボスの波乱を終えた週末、ドル円では2円超のドル安円高が進行し、ユーロドルでは0.02ドル超のユーロ高ドル安が進行し、NY金は20ドル弱上昇しました。

NY金・週足チャート 2017/8/7 - 1/2626日のNY金相場は0.79%安となって4日ぶりの反落。前日NY引け後の時間外にトランプ発言を受けて1340ドル台へと急落した後は、ドル安からの戻りも頭打ちとなり再びドル安基調の流れとなったことで金は1350ドル台半ばへと反発。NY市場にかけては1350ドル台前半を中心に小幅保ち合い推移の展開、今朝の時間外には1350ドルを少し割り込んで終了。結果的に1年半ぶり高値をつけていったん調整局面入りの可能性を示しながらも、今のところ調整幅は限定的。次週FOMCでタカ派的な見通しが示されてドル安に歯止めがかかれば金の調整ももう一段進行し、目先1330ドル前後までの調整は入りやすい状況に。ドル安基調がとまらないようなら上値再トライの展開となり、高値更新できれば次の上値目標は2016年最高値1377.5ドル超え。
週間ベースでは+19.0ドル(1.43%)の反発。

NYプラチナ・週足チャート 2017/8/7 - 1/26NYプラチナ相場も4日ぶりの反落で1.33%の大幅安。前日NY引け後に金とともに急落した後の戻りでは1011ドルから1026ドルまで反発。しかしNY市場にかけて金が保ち合い推移となったのに対し、プラチナは軟調推移の展開となって1020ドル割れ、引け後には1010ドル台前半へ。それでも前日安値は下回らず、調整ムードが強いなかでもドル安に支えられる金に連動しての下げ渋り。ただし1000ドルの大台ラインでは足場も固まっておらず、調整進行なら990ドル台までは下げやすく、ここを抜けると970ドル付近までが次の下値目安にも。反発の流れとなって今年高値更新なら、昨年最高値1047.8ドル更新トライへ。
週間ベースではわずかに-1.7ドル(0.17%)の小幅安となり、7週間ぶりの反落。週足は反落の可能性を示唆する十字線。

ドル円・週足チャート 2017/8/7 - 1/26ドル円は0.71%のドル安円高。終値ベースでは昨年安値となった9月8日(107.80)以来、4カ月半ぶりのドル安円高水準。東京市場では日経平均の反発とともに109円70銭台まで上値を切り上げたのがこの日の高値となり、底打ち反転の可能性を示した反発基調も頭打ち。ドル安の流れは反転し切れず、またも戻り売り圧力に屈した格好。109円をはさんで揉み合い状態となったNY市場では、米10-12月期GDP速報値は+2.6%と予想を下回ったものの12月耐久財受注が+2.9%と予想を大幅に上回ったことや、ムニューシン米財務長官のドル安容認発言を否定する弁解発言などもあり、109円60銭近辺まで反発。しかし、黒田日銀総裁発言をきっかけに再び戻り売り圧力が強まると108円10銭台まで下値を試す展開に。結果的にドル安基調も反転には至らず、円高圧力も加わっての安値更新。次週のPCEデフレーターやFOMC、雇用統計などの重要イベントをきっかけに反転へのきっかけを託すことに。空振りに終われば下値目安は昨年最安値107円30銭台、ここを割り込んでしまうと2016年安値保ち合い上限となる105円近辺までサポートラインが見当たらない状況に。反発方向には23.6%戻しとなる109円80銭台まで戻せるかどうかが当面の課題に。
週間ベースでは-2.15円(1.94%)となって3週続落。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/26終値とチャート

2018年01月27日(土)時点の相場
国内金:5,085 円 1/26(金) ▼18(0.35%)
国内プラチナ:3,803 円 1/26(金) ▲13(0.34%)
NY金:1,352.1 ドル 1/26(金) ▼10.8(0.79%)
NYプラチナ:1,018.4 ドル 1/26(金) ▼13.7(1.33%)
ドル円:108.63 円 1/26(金) ▼0.77(0.71%)
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