米7月中古住宅販売成約指数の前年比マイナスは7カ月連続金プラチナ短期相場観 Let's GOLDモバイル

米7月中古住宅販売成約指数の前年比マイナスは7カ月連続
更新日：2018年08月30日(木)

全米不動産業者協会（NAR：The National Association of Realtors）が発表した7月の中古住宅販売成約指数は106.2。市場予想の前月比+0.3％に対して-0.7％と予想外の大幅低下。指数の3カ月平均では106.4となり、2015年2月（106.1）以来3年5カ月ぶりの低水準となっています。

前年比でも季節調整前の数値で-0.5％。季節調整済みの数値では-2.3％となり、今年1月から7カ月連続で前年比マイナスとなっています。
住宅販売件数の9割を占める中古住宅販売件数の先行指標となるこの指数でも、全体の4割を占める南部エリアが前月比-0.94％の低下となり、指数では6カ月ぶりの低水準へと低下しています。

在庫不足と技術者不足に価格上昇などが要因とされ、住宅販売件数は昨年11月が近年のピークとなって今年は減少傾向が続いていますが、中古住宅販売成約指数の場合、2016年4月に近年のピークをつけて低下傾向が続いています。

NY金・日足チャート 2018/7/26 - 8/29

29日のNY金相場は-2.9ドル、0.24％の小幅続落。前日NY引け後の1200ドル台半ばから反発基調となり、NY市場にかけてもみ合いながらも1210ドル台前半へと小幅に上昇。NAFTA再交渉進展の兆しやハードブレグジット回避への期待感によるポンド買い急進などからこの日もドル安優勢となったこともサポート材料に。急落前の水準1230ドル近辺を目指した流れは28日の1220ドル台までで一服状態となり、目先はその1220ドルラインが抵抗水準となる可能性もあり、下値は20日移動平均線（1207）にサポートされて小幅保ち合い形成の様相にも。あらためて1220ドル台へと上値再トライの流れとなれば、急落前の保ち合い水準上限となる1240ドル近辺が上値目標に。

NYプラチナ・日足チャート 2018/7/26 - 8/29

NYプラチナ相場は+1.3ドル、0.16％の小幅反発。NY引け後に一時的に割り込んだ790ドルをNY朝にも再び下回るも780ドル台後半では底堅く、ドル安が進行したNY市場では790ドル台半ばへと上昇。しかし800ドルの大台回復にはとどかず、20日移動平均線（804.8）までの水準が目先の抵抗水準に。下値は780ドル台で足場固めができるかどうか、という状況に。上限突破できれば820ドル台へと反発基調再開へ、下方向には770ドル台の重要なサポート水準を割れると安値更新トライ再開へも。

ドル円・日足チャート 2018/7/26 - 8/29

ドル円は50銭のドル高円安となって続伸、7月31日（111.88）以来1カ月ぶりのドル高円安水準に。米4-6月期四半期GDP改定値が4.2％へと上方修正されたことをきっかけにドル高円安が進行。111円台前半での保ち合いを上方ブレイクする形となって急進すると111円80銭台まで上昇。ただし、EUのバルニエ首席交渉官の「英国と前例のない密接な関係を築く用意がある」発言を受けてハードブレグジット回避に向けての期待感からポンド買いが急進、ユーロも連れ高となり、ドル安円安の流れとなってドル円の上値も限定的に。今朝の東京市場では7日続伸後の日経平均の上げ幅急縮小に連れて111円半ばまで急反落。111円台後半を維持できれば112円台前半まで上値を伸ばす可能性もあるものの、111円台前半へと水準を切り下げるようだと仕切り直し。保ち合い下限となる111円を割り込むようだと110円割れを試すような展開にも。
※参考：金プラチナ相場とドル円 NY市場8/29終値とチャート

30日の国内金価格は+35円、0.76％の反発で前日下落分の全値戻し。わずかに下落基調が続く21日移動平均線（4592）にサポートされ、徐々に下値を切り上げる形で反発局面が続く状態。4630円台の攻防ラインをしっかり上抜けることができれば一段高の展開で次の上値目標は4680円近辺へ。21日移動平均線が下げ止まり、9日移動平均線がゴールデンクロスできればさらに堅調地合いとなる可能性も。4590円台が下方向への節目となり、割れると短期トレンド逆転リスクが高まり、下値目安は4540円近辺へ。

プラチナ価格は+28円、0.92％の大幅反発。しかし前日の大幅安の半値戻しにとどまり、下落基調が続く21日移動平均線（3080）にも上値を押さえられた形に。段階的に下値を切り上げる反発基調継続に向けては21日線突破と、3100円の節目を上抜ける必要。上抜けできれば3140円台まで上昇余地拡大も、下方向には3040円の押し目を下回るようだと反発基調腰折れ、次の押し目水準2980円近辺までが下値目安に。
※参考：金プラチナ国内価格8/30とチャート

2018年08月30日(木)時点の相場
国内金：4,634 円 8/30(木) ▲35(0.76％)
国内ﾌﾟﾗﾁﾅ：3,069 円 8/30(木) ▲28(0.92％)
NY金：1,211.5 ﾄﾞﾙ 8/29(水) ▼2.9(0.24％)
NYﾌﾟﾗﾁﾅ：796.6 ﾄﾞﾙ 8/29(水) ▲1.3(0.16％)
ﾄﾞﾙ円：111.73 円 8/29(水) ▲0.53(0.48％)

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