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米第3四半期GDP速報値上振れでも同時株安は止まらず
更新日:2018年10月27日(土)
米GDP四半期推移 2018年第3四半期速報値米商務省が発表した第3四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率で+3.5%。市場予想の+3.3%を上回る好結果となりました。しかし、株価の反発とドル高、米10年債利回りの反発も一時的にとどまり、米ハイテク株主導の売り圧力は続き、長期金利低下とドル高の巻き戻しとともに世界同時株安の流れを食い止めるには至らなかったようです。

GDPの+3.5%は第2四半期の+4.2%からはやや低下したものの、2014年第4四半期以降の4年間では2番めの高水準となり、最後のリセッション明けとなった2009年第3四半期から景気拡大局面は9年1四半期継続しており、10年めに突入しています。また、直近では6四半期連続で2%超の高水準が続いており、2003年第1四半期から2005年第1四半期までの9四半期連続以来、13年半ぶりの長期・高成長期を形成しています。

GDPの7割を占めるとされる個人消費の伸びは前期比年率で+4.0%となり、第2四半期の+3.8%を上回って2014年第4四半期の+4.7%以来、3年3四半期ぶりの高水準となっています。
その一方で輸出は前期の+9.3%から-3.5%へと急減、2016年第4四半期(-3.6)以来、1年3四半期ぶりの低水準へと落ち込みました。
中国の報復関税を警戒して第2四半期に米国の農産物などの駆け込み輸出が増加し、その反動が第3四半期に表れたようですが、この影響は今後も続くことにもなりそうです。
また、輸入に関しては前期比年率+9.1%と高水準。米国内の消費需要の強さも背景にあり、貿易赤字は縮小どころか拡大しそうな状況のようです。

今回のGDP好結果を受けて、12月の追加利上げの織り込み度合いは77%程度から70%へと低下、1週間前には83%台となっていましたが、高成長を好感するよりも、やはり足下の株安基調が止まらないことへの警戒感のほうが強いようです。

NY金・日足チャート 2018/9/24 - 10/2626日のNY金相場は+3.4ドル、0.28%の続伸。米7-9月期GDP速報値が予想を上回る好結果となったことによる株高ドル高の反応は限定的にとどまり、NY午前には株安の流れが再燃。NYダウは一時500ドル超の下落となって3カ月半ぶりの安値をつけるなど米欧同時株安が進行。ドル売りも加速してドルインデックスは2カ月ぶり高水準となった96ポイント台後半から上ヒゲを残す形での反落。急反発となったNY金は一時1240ドル台半ばまで急騰し、今週高値を更新して7月13日(1248.5)以来、3カ月半ぶりの高値水準へ。しかし、NY午後にかけては株価の反発とドル売り一服となってNY金も急騰分をほぼ巻き戻す形となって1230ドル台半ばへ。結果的に今週3度めの1240ドルトライに失敗した形となり、この水準での戻り売り圧力の強さも確認。1220ドルから40ドルまでのレンジ推移は続き、上値再トライの場面では勢いで1250ドル台まで上値を伸ばす可能性もあるものの、株式市場が落ち着きを取り戻してドル高の調整も限定的にとどまるようだと反落方向への警戒感も。1220ドルは強めのサポートにもなりそうだが、割れると1200ドルの大台ライン近辺まで一段安の展開にも。
週間ベースでは+7.1ドル(0.58%)となり、年初以来9カ月ぶりとなる4週続伸。

NYプラチナ・日足チャート 2018/9/24 - 10/26NYプラチナ相場は+2.5ドル、0.3%の小幅続伸。NY午前の急騰局面での上値は840ドル手前まで。結果、7営業日連続で840ドル付近で上値を押さえられ、足下4日は連続で840ドルラインにも未達で反落。10月半ばの高値からは少しづつ上値を切り下げる軟調な流れのなかでも下値は820ドル台では底堅さも。レンジ推移継続の様相も、強めのサポートを形成する820ドルを割り込んだ場合には下値トライの勢いが加速し、800ドルの大台割れを試す展開にも。逆に840ドルの上限突破に成功できれば860ドル付近までが次の上値目安にも。
週間ベースでは-1.6ドル(0.19%)で小幅続落。

ドル円・日足チャート 2018/9/24 - 10/26ドル円は40銭超のドル安円高で反落。日経平均の軟調推移にも連れて東京時間には円高地合いとなり、欧州時間には112円割れ。米GDPの上振れでは112円20銭近辺まで急回復するも一時的にとどまって戻り売りの展開に。米株急落によってドル安円高の流れが加速すると1カ月半ぶりのドル安円高水準となる111円30銭台まで急落。NY午後には株価の反発とともに112円台まで急速に戻りを試すもやや息切れ。ほぼ2週間ぶりに112円台を割り込んだことで調整局面拡大の可能性、下値目安は111円近辺まで。ただし、111円前半までの下値トライをこの日既に終えた可能性もあり、90日移動平均線(111.71)にもサポートされて保ち合い推移の展開にも。112円台後半へと切り返すことができれば逆に113円台半ば辺りまで上値を伸ばすような展開にも。
週間ベースでは-0.65円(0.58%)で反落。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場10/26終値とチャート

2018年10月27日(土)時点の相場
国内金:4,763 円 10/26(金) ▲5(0.11%)
国内プラチナ:3,188 円 10/26(金) ▼6(0.19%)
NY金:1,235.8 ドル 10/26(金) ▲3.4(0.28%)
NYプラチナ:834.4 ドル 10/26(金) ▲2.5(0.30%)
ドル円:111.90 円 10/26(金) ▼0.45(0.40%)
→10/26(金)のその他主要マーケット指標

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→ドイツIFO景況感指数も再び低下基調へ 10/26(金)
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