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IFOドイツ景況感は7カ月ぶり反発も製造業は7カ月続落
更新日:2019年03月26日(火)
ドイツIFO企業景況感指数・業種別 2019年3月IFOのドイツ企業景況感指数は3月に99.6となり、2年11カ月ぶり低水準となった2月の98.7からは上昇。節目となる2015年平均100を下回る水準での推移は3カ月連続となりましたが、7カ月ぶりの反発となって景況感の減速基調も底打ちの可能性を示す結果に。
現況指数も1年11カ月ぶり低水準となった2月の103.6から3月は103.8へとわずかながらも上昇、6カ月ぶりの反発。
期待指数は6年3カ月ぶり低水準となった2月の94.0から95.6へ、これも7カ月ぶりの反発。

セクター別では卸売業が2年1カ月ぶり低水準となった2月の24.5から3月は29.6へ、2カ月ぶりの水準へと反発。
建設業は1年ぶり低水準となった2月の18.0から20.3へ、5カ月ぶりの反発で3カ月ぶりの水準に。
サービス業は4年3カ月ぶり低水準となった2月の21.3から26へ、6カ月ぶりの反発で3カ月ぶりの水準へ。
貿易は3年11カ月ぶり低水準となった1月の4.7から2カ月連続の上昇で8.2、3カ月ぶりの水準へ。
小売も4年1カ月ぶり低水準となった1月の-1.4から2カ月連続上昇で6.6へ、10カ月ぶり高水準に。

製造業は2月の9.1から3月は6.6となり、7カ月連続の低下で3年1カ月ぶりの低水準。
製造業だけは下げ止まりません。
製造業は見通しも悪化しており、需要減少に伴い、企業はこれ以上の生産増加を期待することができない状況となっているようです。

ドイツの製造業だけは減速基調が下げ止まらない状況は、先週末のマークイット発表のPMIと同様です。

NY金・日足チャート 2019/2/19 - 3/2525日のNY金相場は+10.3ドル、0.78%高となって3日続伸。2月26日(1328.5)以来、1カ月ぶりの高値水準。週明け序盤は1310ドル台前半で停滞気味のスタートも東京時間午後から徐々に堅調推移、ドイツ3月IFO企業景況感指数が予想以上の好結果となってユーロ高ドル安となったことも追い風となり、NY朝には1320ドルに到達。ユーロドルは上げ渋ったものの米長期金利低下の流れは続き、NY午後には一時1320ドル台半ばまで上昇。1310ドルの節目を超えたことによる上値トライの流れが加速した形となり、短期上値目標1330ドル台までもう少しの上昇余地も。

NYプラチナ・日足チャート 2019/2/19 - 3/25NYプラチナ相場は+9.3ドル、1.1%の大幅反発。週明け時間外は4日ぶり安値となる840ドルまで下げて反発、20日移動平均線(843.6)にもサポートされた形となり、金の堅調推移に追随。ロンドン時間に850ドル台を回復するとNY市場では一段高となって860ドルにもワンタッチ。NY引け後にも860ドル台を試す動きとなり、目先の抵抗水準にもなりやすいこの水準をしっかりと超えることができれば今年最高値(879.9)再トライの展開にも。下方向には20日移動平均線がサポート水準となり、下抜けた場合には直近の保ち合い下限付近、820ドル台までが下値目安に。

ドル円・日足チャート 2019/2/19 - 3/25ドル円は10銭ほどのドル高円安となって反発、110円台を回復。東京時間朝には日経平均の大幅下落にも連れて先週末安値水準109円70銭台まで下落、しかし米10年債利回りが2.4%台前半で下げ渋ったことにも支えられ、欧州時間にかけては110円20銭台まで反発。しかしNY市場にかけて再び金利は低下、米10年債利回りの2.4%割れと米株の軟調推移にも連れる形で109円70銭台まで下押し。ただし、短期下値目安110円前後にもしっかり到達し、日足・一目均衡表の雲の上限にもサポートされる状態となって下げ渋り。目先は109円70銭がサポート水準となり、90日移動平均線(110.94)が抵抗水準となる可能性もあり、110円台を主要レンジに保ち合い形成の展開にも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/25終値とチャート

26日の国内金価格は+37円、0.74%高となって3日ぶりの反発。小幅保ち合い下限割れに伴う下値トライへの兆しはダマシに終わり、NY金の堅調推移と円高一服にもサポートされて大きく巻き戻し、今度は保ち合い上限5020円ラインとの攻防も意識される状況にも。これを突破すると今年高値5091円近辺までを再度試しに行く可能性。ただし、短期サイクルは調整局面を抜けきれておらず、目先は保ち合い下限4970円までのレンジを維持する展開にも。中期的には90日移動平均線(4883)がサポートに。

プラチナ価格は+59円、1.84%の大幅反発。前日の急落分をほぼ取り戻し、9-21日移動平均線(3224-23)にもサポートされてゆるやかに下値を切り上げる展開に。崩れかけた上昇トレンドも維持する格好となり、直近高値3284円をしっかり上抜けると今年高値更新へ、さらに昨年11月高値圏3390円付近まで上値を伸ばすような展開にも。下方向には3020円のサポートを割れると短期トレンド転換で、3100円割れの展開にも。
※参考:金プラチナ国内価格3/26とチャート

2019年03月26日(火)時点の相場
国内金:5,007 円 3/26(火) ▲37(0.74%)
国内プラチナ:3,265 円 3/26(火) ▲59(1.84%)
NY金:1,322.6 ドル 3/25(月) ▲10.3(0.78%)
NYプラチナ:857.7 ドル 3/25(月) ▲9.3(1.10%)
ドル円:110.04 円 3/25(月) ▲0.12(0.11%)
→3/25(月)のその他主要マーケット指標

←逆イールドへの過剰反応からの巻き戻し 03/27(水)
→国内金価格3月が6年連続下落なら4月は6年連続上昇へ? 03/25(月)
→ドイツ製造業低迷深刻化、米国債逆イールドで世界景気減速懸念 03/23(土)
→フィリー指数3月はマイナス圏から急回復も見通しは低調 03/22(金)

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