金プラチナ相場情報
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★金プラチナ短期相場観★

最高勝率8月まで5連騰後の金、中立の9月は保ち合いから調整も
更新日:2020年09月07日(月)
国内金価格・日足一目均衡表 2020年9月7日台風一過の週明け7日、時間外のNY金は先週末からほぼ変わらず1940ドル付近での小動き、NYプラチナも900ドル台を維持しての小康状態。為替は1ドル=106円20銭付近から30銭台へと小幅上昇も日経平均の100円安スタートに連れて106円20銭台へと反落。
8月の失業率が8.4%へと予想以上に改善したことを受けてムニューシン米財務長官は週末、「トランプ大統領再選なら年明けに失業率は3-4%へ」とリップサービス。前後してパウエルFRB議長は8月の雇用統計は良好ながらも、「米経済の回復は長い道のり」と慎重姿勢。立場の違いはあれど、見方も分かれる今後の回復見通し。

この状況を反映するように、国内金価格も高値圏再トライへの可能性も残しながらも中立状態となって保ち合い継続か、もう一段の調整進行か、というような状況にも。
直近12年で10勝2敗となって1-2月の9勝3敗を押さえ、勝率単独1位となった8月までは5ヵ月続伸。6ヵ月続伸がかかる9月の勝率は昨年までで6勝6敗の五分。中立状態となりやすい9月にふさわしい?状況にもなってきました。

9月の重要な攻防ラインは7197円。3月安値(5648)から8月最高値(7676)までの23.6%戻し。これを維持する限りはいつでも高値再トライへのチャンスもありそうな状況にも。ただし一目均衡表では上から基準線(7434)、転換線(7273)、価格(7231)の順番で並ぶ弱気状態、遅行線は週末に価格ラインを下抜けて今朝には再度上抜け、と揉み合い状態も目先は最高値に向けての急騰局面との攻防に入るため下抜け必至の状況にあり、中立から弱気見込みの状態。雲との関係では上限を上回る水準を維持する強気状態。三者三様の中立から若干弱気優勢へ、という状態にも。さらに現状水準のままでは9月半ばに雲の上限にぶつかることになり、上に跳ね上がって強気相場へと向かうか、雲の中へと潜り込んで中立から軟調推移へと向かうのか、FOMCが分岐点となる可能性も。7197円を維持できなくなれば、雲の下限(9月半ば以降7075円で水平状態)が、弱気相場入りをかけた重要なサポートラインに。

7日の国内金価格は+18円、0.25%高で3日ぶりの反発。比較的好結果とも言える8月雇用統計を受けての乱高下も結果的にほぼ横ばい推移となったNY金に下支えされ、7120円程度までの調整幅拡大リスクもあった状態から小幅に切り返す形に。週明けはNY市場がレーバーデーの祝日で休場、時間外のみのため変動は限定的となる可能性も。目先は7210円を下限として7330円台までを主要レンジに保ち合い維持の展開にも。ただし、下限付近に位置していることから少しのきっかけで下値再トライへと向かえば7200円を少し割り込む程度から、若干の行き過ぎでも7170円前後まで。

国内プラチナ価格・日足一目均衡表 2020年9月7日プラチナにとっての9月は昨年まで4勝8敗と分が悪く、3月と並び6月の3勝9敗に次いでワースト2位タイ。苦戦必至の9月相場の重要な攻防ラインは3364円。これも3月安値から8月高値の23.6%戻し、この水準を下回るようだと弱気相場入りへと向かう確率は金よりも格段に高まることに。基準線と転換線との位置関係、遅行線の状況は金と同様。雲との位置関係も同じながら、23.6%戻しラインと雲の下限(9月半ば以降3337)が接近、さらにその下には上昇軌道の90日移動平均線(3210)も迫ってくることにも。これらの水準が強めのサポートとなるか、まとめて割り込んで下値再トライへと向かうのか、弱気へと向かいやすい9月はプラチナにとっても正念場。

7日のプラチナ価格は+24円、0.72%高で3日ぶりの反発。雇用統計の直前に短期下値目安3350円近辺を達成したことによる一服感も下支え。しかし8月上旬高値から下降チャネルを形成するように水準を切り下げる軟調推移の範囲内。反発も限定的となって再び下方向へと3340円を割り込んだ場合、次の短期下値目安は3300円割れ。反発基調がもう一段続いて3500円台の直近高値を上抜けることができればトレンド好転。上値トライへの目標は8月半ばの戻り高値3590円台。
※参考:金プラチナ国内価格9/7とチャート

2020年09月07日(月)時点の相場
国内金:7,231 円 9/7(月) ▲18(0.25%)
国内プラチナ:3,364 円 9/7(月) ▲24(0.72%)
NY金:1,934.3 ドル 9/4(金) ▼3.5(0.18%)
NYプラチナ:898.2 ドル 9/4(金) ▲8.6(0.97%)
ドル円:106.25 円 9/4(金) ▲0.10(0.09%)
→9/4(金)のその他主要マーケット指標

←ドイツ7月鉱工業生産は前年比、コロナ前との比較でも10%減 09/08(火)
→雇用回復率は47.9%、予想以上の回復ペースでドル買い金売りも 09/05(土)
→米7月は輸出入も急増、貿易赤字は12年ぶり水準に急拡大 09/04(金)
→今後10年間の雇用増加ペースは鈍化見込み、ADP雇用は早くも鈍化 09/03(木)

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