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パウエルFRB議長が警戒する労働市場の歪み、黒人失業率
更新日:2021年03月09日(火)
米失業率・黒人失業率 2021年2月14日にも成立見込みとされる1.9兆ドル規模の米追加経済対策は、その規模があまりに大きくインフレ誘発の問題が懸念されるとの見方もある反面、パウエルFRB議長の慎重姿勢は続きます。
最大雇用を目指す上でパウエルFRB議長が懸念するのは労働市場の歪み。
2月雇用統計では雇用者数が大幅に増加して失業率は6.2%まで低下し、昨年3月(4.4)以来11ヵ月ぶり低水準となりましたが、広義の失業率を表すU6失業率は11.1%で1月からは横ばい推移。黒人の失業率は1月の9.2%から2月は9.9%へと悪化。

黒人の失業率は2019年8月に5.2%まで低下し、ほぼ半世紀に渡る過去データのなかでは最低水準となった後、2020年2月の6.0%から、コロナショック後の4月と5月には16.7%まで急騰。過去最大となった2010年3月の16.8%以来、10年1ヵ月ぶりの高水準となりました。
その後は全体の失業率(U3失業率)に追随する形で改善傾向が順調に続きましたが、ここに来て全体の流れに逆行する形に。
黒人はワクチン接種率も極端に低いようで、格差拡大懸念とともに労働市場の歪み拡大も懸念されます。

これ以外にも、高卒者の労働参加率の低迷なども懸念されているようです。
全体の労働参加率が2020年2月の63.3%から4月に60.2%まで急落。高卒者は58.3%から54.3%へと急落。その後の回復基調では8月に61.7%まで回復後、やや停滞して2月は61.4%で横ばい推移。これに対して高卒者の回復状況は10月の55.8%がピークとなり、12月の55.5%から1月の55.2%を経て2月は54.7%へと続落。

一見、順調な回復軌道に戻したようにも見える労働市場には、様々な歪みと格差問題の火種となり売る状況が存在しているようです。

NY金・日足チャート 2021/2/1 - 3/88日のNY金相場は-20.5ドル、1.21%の大幅安となって4日続落。昨年4月から6月までの保ち合い下限6月5日安値(1671.7)以来、9ヵ月ぶりの安値水準。終値ベースでは4月3日(1645.7)以来11ヵ月ぶりの安値。1700ドルを回復して反発の兆しのように見えたのは時間外序盤、アジア時間まで。欧州時間スタートとともに米10年債利回りが1.58%台から1.59%台へと一段水準を切り上げる形となり、雇用統計後に一服状態となっていたドル高の流れも再開。これに米追加経済対策成立見通しを受けての株高の流れも加わって戻り売り圧力が強まる展開に。1700ドルの大台を割れるとNY朝までに1680ドル台へ、NY午後にかけては1680ドル割れ。NY引け後には1680ドル台へと戻してはいるものの。目先は1700ドルの大台を回復できなければ売り圧力が強まりやすい状態が続きそうで、下値サポート候補としては昨年3月安値から8月最高値までの76.4%戻し(1601.5)付近、1600ドルの大台前後。

NYプラチナ・日足チャート 2021/2/1 - 3/8NYプラチナは+24ドル、2.13%高で4日ぶりの反発。週明け時間外の反発局面では一時1150ドル台まで上昇も、金の戻り売りの展開に連れる形で軟調推移。週末水準1130ドル近辺では下げ渋る形となって揉み合いの展開も、NY朝につけた安値では一時1120ドル割れ。それでもNY市場では軟調推移の金とは逆行、株高の流れに追随する形となって反発するとNY午後には1150ドル台へ。しかし勢いに欠ける状態でNY引け後には1150ドル割れ。目先、下値は1120ドル付近で足場固めの様相も、これを割り込むようだと1100ドルが意識される展開にも。上方向には1160ドル超へと水準を切り上げることができれば徐々に地合い回復方向へ。

ドル円・日足チャート 2021/2/2 - 3/8ドル円は55銭のドル高円安、0.51%高で4日続伸。昨年6月5日(109.59)以来、9ヵ月ぶりの高値。週末の雇用統計発表後は108円40銭台を中心に小幅揉み合い推移の展開が週明けの東京市場まで継続。米10年債利回りが小幅ながらも一段高となった欧州時間からはドル全面高の流れがスタート、対ユーロや対豪ドルなどでも0.5%のドル高となった流れにも連れてNY時間にかけて108円90銭台までドル高円安。今朝の東京市場でもドル一段高の展開となって109円台へと上昇。昨年3月高値から年初の安値までの61.8%戻しを大きく超えており、76.4%戻しとなる109円50銭台が意識される状況に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/8終値とチャート

9日の国内金価格は-44円、0.68%の反落。前日の大幅反発で流れは変わらず、下落基調が続く弱気のパーフェクトオーダー最下段、9日移動平均線(6512)に上値を圧迫される状態となって上値を切り下げる形に。下値も切り下げて今年安値更新へ、6410円割れへと向かうようなら短期的には6330円程度までの一段安が見込まれ、中期的には昨年3月安値から8月最高値の76.4%戻し(6127)が意識されることにも。上方向には6490円台の直近高値を超えることができればそれなりの反発局面形成へ、6580円近辺までが短期上値目標に。

プラチナ価格は+28円、0.65%の続伸。続伸は2月16日以来、3週間ぶり。RSIは前日の37.4から27.7へと低下し、いつ下げ止まってもおかしくない状況にもあり、今がその時かどうか。それを確実にして短期トレンド好転へと向かう為には上昇軌道の21日移動平均線(4468)を下抜けてきた9日移動平均線(4420)を上抜けておきたいところ。
※参考:金プラチナ国内価格3/9とチャート

2021年03月09日(火)時点の相場
国内金:6,448 円 3/9(火) ▼44(0.68%)
国内プラチナ:4,331 円 3/9(火) ▲28(0.65%)
NY金:1,678.0 ドル 3/8(月) ▼20.5(1.21%)
NYプラチナ:1,152.3 ドル 3/8(月) ▲24.0(2.13%)
ドル円:108.93 円 3/8(月) ▲0.55(0.51%)
→3/8(月)のその他主要マーケット指標

←NY連銀消費者調査でもインフレ期待上昇、失業意識は緩和 03/10(水)
→給付金期待の株高に追随?週明けは貴金属も反発の兆し 03/08(月)
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