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好調続くNY連銀製造業景況指数、3月はインフレ指標も高騰
更新日:2021年03月16日(火)
NY連銀製造業景況指数 仕入価格・販売価格指数 2021年3月3月のNY連銀製造業景況指数3月は17.4。市場予想の14.0程度を上回って2月からは+5.3ポイントで続伸、コロナ後の最高値となっていた7月(17.2)をわずかに上回り、2018年11月(21.1)以来、2年4ヵ月ぶりの高水準。

構成指数では出荷(21.1)も2018年11月(24.9)以来2年4ヵ月ぶり高水準となり、受注残(4.0)も1年1ヵ月ぶり高水準となって好調を示唆。そのなかで総合指数押し上げに最も貢献したのはインフレ指数。
仕入れ価格指数は64.4となって8ヵ月続伸、2011年5月(69.9)以来、9年10ヵ月ぶりの高水準。販売価格指数も24.2で3ヵ月続伸、2011年5月(28.0)以来でこれも9年10ヵ月ぶり高水準。
さらに仕入れ価格見通しは61.4となって7ヵ月続伸、2012年4月(66.7)以来、8年11ヵ月ぶり高水準。販売価格見通しは38.3で続伸、2011年4月(38.5)以来9年11ヵ月ぶりの高水準。
なお、総合の見通しも半年ぶりの高水準となった他、雇用見通しは前月比+14.8ポイントの急騰で31.4となり、2010年6月(31.6)以来、10年9ヵ月ぶりの高水準。

インフレ加速懸念もくすぶるなか、インフレ関連指標は見通しも含めて軒並み高騰。
イエレン米財務長官が「小さくて制御可能」とするインフレリスクへの警戒感は、今回のFOMCでもFF金利見通しのドットチャートに表れる可能性もありそうです。

NY金・日足チャート 2021/2/8 - 3/1515日のNY金相場は+9.4ドル、0.55%の反発。変動値幅は14.0ドルで1月26日(13.6)に次いで今年2番めの小動き。今年の平均31.9ドルの半分以下。現金給付ラリーとなってダウは7日続伸で最高値更新など株高の流れがとまらない状況下、蚊帳の外状態の金はFOMCへの警戒感もあって動意縮小。時間外に一度、ロンドン・NY市場にかけては何度も1730ドル台の節目トライに失敗、この水準では上値も重く、しかし5日移動平均線(1722.1)にもサポートされて1720ドル近辺では下値も固く、1720ドル台での小幅保ち合い推移に終始。長期金利上昇とドル高の流れも一服状態となり、これでFOMC通過までは株式市場と暗号資産以外は静かな展開にも。目先、1730ドル台の節目を上抜けると1760ドル近辺の上値目標を目指す展開へ。下方向には1720ドル近辺でサポートされなければ心理的節目1700ドルが次のサポート候補。

NYプラチナ・日足チャート 2021/2/8 - 3/15NYプラチナは+9.2ドル、0.77%の反発。金に連動して動意縮小。変動値幅は23.9ドルで2月3日(18.4)以来で今年2番めの小動き。今年の平均48.0ドルの半分。上方向への節目1210ドル台を何度も超えながら、1220ドル台前半で折り返す形となり、下値は1200ドルの大台ラインを一度も割り込むことなく、足場固めの様相にも。NY引け後には1210ドル台の節目との攻防状態に。目先、節目を超えると1240ドル近辺を目標にもう一段水準を切り上げる展開へ。下方向には5日移動平均線(1197.9)から1200ドルの大台でサポートされない場合には1180ドルが次のサポート候補。

ドル円・日足チャート 2021/2/9 - 3/15ドル円は7銭のドル高円安、0.06%の小幅高で3日続伸。米10年債利回りが1.6%台の高値圏で一服状態となり、小幅に低下した東京午前の時間帯には108円90銭付近まで下押し。米10年債利回りが1.63%台へと反発した東京午後にはドル円も反発、一時9ヵ月ぶり高値となる109円30銭台まで上昇。その後は米10年債利回りが1.60%台へとジリ安の展開となったことにも連れて反落。ただし下値は109円を維持して値幅を縮小。目先、短期上値目標109円台半ばまで若干の上昇余地も。下値サポートは108円40銭、これを割れるようなら107円台後半が下値目安に。ただし今回のFOMC後には下方向よりも上方向へと向かいやすい状況か。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/15終値とチャート

16日の国内金価格は+25円、0.38%高で5日続伸。5日続伸以上は12月以来、3ヵ月ぶり。水準としては2月25日(6718)以来、半月ぶりの高値。1月安値(6625)とほぼ同水準となり、サポートにも抵抗水準にもなりやすいところ。タイミング的にも水準的にも調整が入りやすい状況にも。21日移動平均線(6578)がサポート候補となり、このラインが下げ止まれば徐々に短中期の地合い回復へも。

プラチナ価格は+24円、0.52%高で7日続伸。7日続伸以上は2月半ば以来、1ヵ月ぶり。年末から年初にかけても含めると今年3度め。その前は2017年8月まで遡る必要、3年余りなかった7日続伸以上がこの3ヵ月で3回。2月25日(4673)以来の高値圏での一段高で、2月高値(4798)から3月安値(4207)までの61.8%戻し(4572)を大きく超え、76.4%戻し(4659)が意識される状況にも、若干の失速感も。
※参考:金プラチナ国内価格3/16とチャート

2021年03月16日(火)時点の相場
国内金:6,629 円 3/16(火) ▲25(0.38%)
国内プラチナ:4,616 円 3/16(火) ▲24(0.52%)
NY金:1,729.2 ドル 3/15(月) ▲9.4(0.55%)
NYプラチナ:1,209.5 ドル 3/15(月) ▲9.2(0.77%)
ドル円:109.11 円 3/15(月) ▲0.07(0.06%)
→3/15(月)のその他主要マーケット指標

←小売売上高も鉱工業生産も2月は低調、前年比での小売は好調 03/17(水)
→金価格は三役逆転から脱出、プラチナは再び三役好転へ 03/15(月)
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