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スーパームーンで皆既月食、NY金は1900ドル回復でボラ拡大?
更新日:2021年05月27日(木)
金・プラチナ・ドル円の1日当たりの変動値幅・月間平均 2021年5月今年最大の満月、スーパームーンにも関わらず太陽と地球と月が一直線に並んでスーパームーンが消えてしまう皆既月食の日。日本で皆既月食が見られるのは3年ぶり、スーパームーンの皆既月食は24年ぶりとか。
そんなレアな引力に引っ張られるように、買われ過ぎのNY金は1900ドルを超えてきました。
今年長らく続いたは前年比マイナス圏推移からプラス圏を回復するとともに、縮小傾向が続いたボラティリティも拡大へと転じています。

NY金の1日当たりの変動値幅は、今年1月には月間平均で34.3ドル。過去最高値を更新した昨年8月の月間平均52.2ドル以来、5ヵ月ぶりの高ボラティリティとなっていました。
なお、コロナショックとなった昨年3月の月間平均は64.1ドル。
高ボラティリティ状態が続いた2020年から、年明け早々に1960ドル台の高値をつけて価格水準がいったんピークアウトすると同時に、ボラティリティも低下傾向となっていました。
4月には月間平均21.6ドルとなり、2020年1月(19.1)以来、1年3ヵ月ぶりの低ボラティリティ。
それが5月ここまでで25.3ドル。
1日当たりの変動値幅が25ドルを超える日が多く見られるようだと、さらに上値を伸ばすような展開も想定される反面、急反落への警戒感も高まります。

NY金・日足チャート 2021/4/22 - 5/2626日のNY金相場は+5.8ドル、0.31%高となって3日続伸。1月7日(1913.6)以来4ヵ月半ぶり高値で1900ドル台を回復。時間外序盤はドル安優勢の流れを受けて1900ドル付近での揉み合いから1910ドル台へとさらに上値トライへ。ドル安からドル高へと反転した欧州時間には揉み合いながらも米10年債利回りが低下したNY序盤にかけては1915ドルまで一段高。これでいったんピークアウトを示唆するように、米10年債利回り上昇とドル高の流れにも連れて急反落。NY引けにかけて1900ドルの大台を割れると一時1890ドル台前半まで下落。過熱感MAXレベルを維持したまま高値圏で上ヒゲ十字線を形成、1900ドルの大台ラインが抵抗線となるようなら一定の調整局面入りも。5日移動平均線(1889.0)から1880ドル近辺までは浅めのサポート候補。20日移動平均線が推移し、5月前半高値圏1840ドル台が次のサポート候補。

NYプラチナ・日足チャート 2021/4/22 - 5/26NYプラチナは+3.3ドル、0.28%高で3日続伸。時間外序盤から金に追随する形で1190ドル台から上値トライへ、若干の抵抗感も意識された1200ドルの大台ラインを超えると一時1210ドル付近まで上昇。ロンドン時間には1200ドルを維持する浅めの調整をはさみ、NY朝には1210ドル台後半へと急騰も金に追随する形で急反落。NY午後には1200ドルをはさんでの揉み合いから大台割れへ、引けにかけては1200ドルの大台ラインが抵抗線となってしまった様子も。結果的に20日移動平均線(1219.4)に上値を押さえられて長めの上ヒゲを残し、反落警戒感も。1180ドル台がサポート候補、1170ドル前後の節目を割れるようだと1150ドル近辺までの一段安も。

ドル円・日足チャート 2021/4/22 - 5/26ドル円は36銭のドル高円安、0.33%の続伸。5月19日(109.19)以来、1週間ぶりの高値で109円台を回復し、抵抗線となりつつあった20日移動平均線(109.06)も上抜け。ドル安の流れは欧州時間から徐々に反転、小幅保ち合い下限108円70銭近辺から108円90銭台へと上昇し、NY時間には米10年債利回り上昇にも連れて保ち合い上限109円を上抜け。今朝の東京市場でも109円台を維持し、109円20銭をうかがう様子も。目先、小幅保ち合い上抜けに伴う上値トライがもう一段進行する可能性、短期上値目標は5月高値圏109円60銭近辺まで。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場5/26終値とチャート

27日の国内金価格は+14円、0.19%の続伸。2日連続の今年高値更新で昨年9月15日(7274)以来、8ヵ月ぶり高値圏での一段高。短期的には調整濃厚の状態は続くものの、上方向で水準的に意識されるのは過去最高値をつけた昨年8月の急騰局面前後での保ち合い上限となった7270円近辺。下方向への浅めのサポート候補としてはその保ち合い下限となった7200円前後、その下は直近安値7140円。これを割れると一段安も想定され、下値目安は7080円程度まで。

プラチナ価格は-18円、0.39%の反落。反発局面一服となり、4460円から4750円までの広めのレンジ内で21日移動平均線(4626)を下抜けた9日移動平均線(4583)に上値を押さえられる形でレンジ縮小の兆しに。中期的には右肩上がりを維持する90日移動平均線(4447)がサポート候補にも。ただし4460円の節目を下抜けるようだとこれを突き抜けて4400円近辺までが下値目安に。
※参考:金プラチナ国内価格5/27とチャート

2021年05月27日(木)時点の相場
国内金:7,246 円 5/27(木) ▲14(0.19%)
国内プラチナ:4,551 円 5/27(木) ▼18(0.39%)
NY金:1,903.8 ドル 5/26(水) ▲5.8(0.31%)
NYプラチナ:1,200.2 ドル 5/26(水) ▲3.3(0.28%)
ドル円:109.14 円 5/26(水) ▲0.36(0.33%)
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