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国内金、今年後半の行方を占う三角保ち合いの決着は8月第1週?
更新日:2021年07月26日(月)
国内金価格・日足一目均衡表 2021年7月26日国内金価格は今年、3月5日には10ヵ月ぶり安値となる6413円をつけ、その後は急反発局面を形成して6月3日には6ヵ月半ぶり高値となる7335円まで上昇。この今年安値と高値を起点にここまで三角保ち合いを形成中。既にその頂点付近に到達し、間もなく上下どちらへと動き出し、今年後半のトレンド形成へとつながりそうな状況にもなってきたかもしれません。
今年後半の行方を占う三角保ち合いの決着は、水準的にも、日柄的にも、イベント的にも重要局面を迎え、どちらに転んでもそれなりの値動きを伴う展開となる可能性も警戒されそうです。

水準的には今年安値から高値までの38.2%戻し(6983)を一度は突き抜け、半値戻し(6874)も達成。6月30日には6829円の安値をつけながらも90日移動平均線と一目均衡表の雲の下限にサポートされて反発。足下では再び38.2%戻しラインがサポートラインとして作用し始めた状況にも。日足一目均衡表では基準線(6940)、雲の下限(6926)を上回り、遅行線も相対する価格水準が2日後には6892円へと急落することでこれを上抜ける可能性も高まり、三役逆転を回避しての揉み合い推移が続きそうな状況に。
日柄的には8月6日からその翌営業日10日にかけては雲のねじれが発生し、タイミング的にも過去の実績からもこの近辺ではトレンド転換やトレンド加速などの節目となりやすいところ。
イベント的には今週のFOMCや米4-6月期GDP速報値などを経て、8月6日には米7月雇用統計。
今後2週間のうちに、米金融政策の方向性と時間軸がタカ派寄りへと傾斜するのか、一時的にハト派方向へと巻き戻されることになるのか、それによって今年後半の国内金価格の方向性も左右する流れが形成され始める可能性もありそうです。

4連休明けとなった26日の国内金価格は5日前からわずかに+5円、0.07%の小幅続伸で7月19日(7005)以来、1週間ぶりの高値。国内連休中に小幅揉み合い推移となっていたNY金は週明け時間外に節目の1800ドルをわずかに割り込む場面も。先週末の110円50銭台から40銭台へとわずかに軟調推移のドル円の連休前からの円安傾斜分を反映し切れず。6960円から7050円までの保ち合いレンジ下限付近からわずかに中央方向へと寄せただけにとどまり、ゆるやかな上昇基調よりもNY金の節目割れに伴う一段安を警戒する状況にも。6960円の節目を割り込めば短期的には6900円前後までを目安に下値トライの展開へ。切り返して7050円超へと抜け出すことができれば上値トライ再開となって7120程度までが短期上値目標に。

国内プラチナ価格・日足一目均衡表 2021年7月26日プラチナは昨年11月2日に4ヵ月ぶり安値となる3096円をつけて反発すると、今年2月16日には5年9ヵ月ぶり高値となる4798円まで上昇しました。この間の上昇値幅の38.2%戻し(4148)を今年6月には一時的に下抜け、4034円の安値をつけて反発。その後は38.2%戻しラインがサポートラインとして作用してきましたが、ここに来て再びわずかながら38.2%ライン割れ。
昨年11月以降の上昇基調と今年5月以降の軟調局面から三角保ち合いに近い形を形成し、一度は上抜けながらも失速、今度は下抜けへの兆しとなり、日足一目均衡表でも三役逆転となって弱気相場入り。今後、38.2%ラインを回復できないようなら一段安も警戒されることとなり、半値戻し(3947)などが意識される可能性もありそうです。

26日のプラチナ価格はわずかに-3円、0.07%安となって4日続落。6月22日(4109)以来、1ヵ月ぶり安値圏で反発し切れず。時間外のNYプラチナも先週末からほぼ変わらず保ち合いレンジ下限1060ドル付近での小動きとなり、一段安への警戒感も漂うところ。短期的には下げ止まりを待つ状態にもなっていた国内価格は、NYプラチナの軟調推移と為替の円安失速気味の流れから短期的には軟調方向へと軌道修正を余儀なくされそうな状況にも。下方圧力が強まるようなら6月安値4030円台までが意識される可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格7/26とチャート

2021年07月26日(月)時点の相場
国内金:6,990 円 7/26(月) ▲5(0.07%)
国内プラチナ:4,120 円 7/26(月) ▼3(0.07%)
NY金:1,801.8 ドル 7/23(金) ▼3.6(0.20%)
NYプラチナ:1,061.4 ドル 7/23(金) ▼29.2(2.68%)
ドル円:110.55 円 7/23(金) ▲0.38(0.34%)
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