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NY連銀製造業景気指数2022年は想定外のマイナス圏スタート
更新日:2022年01月19日(水)
NY連銀製造業景気指数 2022年1月米1月のNY連銀製造業景気指数は-0.7。市場予想の25.0を大幅に下回るだけにとどまらず、まさかのマイナス。オミクロン株によるコロナ感染拡大が感染者数レベルでは過去最大となった影響で、2022年は想定外のマイナス圏スタート。
マイナス圏となるのは2020年6月(-0.2)以来で、2020年5月(-48.5)以来1年8ヵ月ぶりの低水準。コロナショックからの回復フェーズ以降では最低水準。
前月比では-32.6ポイントとなり、コロナショック時の2020年4月(-56.7)、3月(-34.4)に次いで過去3番めの急低下。

構成指数では、新規受注が-5.0、出荷が1.0といずれも総合指数と同じ1年8ヵ月ぶりの低水準。
仕入価格は4ヵ月ぶり低水準、販売価格は7ヵ月ぶり低水準となってインフレ警戒状態は緩和、と思いきや仕入、販売価格ともに見通しでは過去最高。仕入れ価格見通しは前月から10ポイント超の急騰。インフレ高騰への警戒感は増すばかり、といった状況を示唆。

その他、雇用は5ヵ月ぶり低水準にとどまり、見通し指数は11ヵ月ぶりの低水準ながら比較的高水準を維持し、今後の楽観見通しは維持した格好にも。
それを裏付けるように、設備投資指数は2006年2月以来、15年11ヵ月ぶり高水準に。

3月の利上げ観測が限りなく確定的なレベルに近づく状況下で、オミクロン株の影響は想定を遥かに超える大きさだったようで、今後も市場予想よりも大幅悪化となる指標が飛び出す可能性も警戒されそうです。

NY金・日足チャート 2021/12/13 - 1/183連休明け、18日のNY金相場は-4.1ドル、0.23%安で3營業日続落。週明け時間外に1823ドル近辺まで上昇したのが高値、17日アジア時間には1822ドル近辺で上値を押さえられ、18日NY午後には1820ドル近辺、徐々に上値は切り下げ。下値も1820ドル近辺から1810ドル台、NY午前には一時1805ドル割れ。3月利上げの織り込みが90%超へと一段と進行するなか、その3月に0.50%の利上げ観測も台頭し始め、米10年債利回りは2年ぶり高水準となる1.87%台まで上昇した流れが重石となった反面、ロシア・ウクライナ情勢への警戒感が高まる地政学リスクに加え、米1月NY連銀製造業景気指数の急低下などがサポート材料となり、NY引けにかけては1810ドル台半ばでの小幅保ち合いに収束。1800ドルの大台から200日移動平均線(1802.3)が目先のサポート水準となり、上方向には1830ドルの抵抗水準での上値の重さも増す状況。下方向に大台を割れると1780ドル台の重要なサポートとの攻防へ。切り返して上限突破なら11月高値水準1870ドル前後を試しに行く展開にも。

NYプラチナ・日足チャート 2021/12/13 - 1/18NYプラチナは+14.9ドル、1.54%高となって3営業日ぶりの反発。1月12日(980.1)以来、1週間ぶりの高値。970ドルを挟んでの保ち合いから、ロンドン市場にかけては960ドルまで軟調推移。NY市場ではパラジウムが1880ドル近辺から1900ドル超へと上昇した流れにも追随、NY午後には一時980ドル台後半まで上昇。ゆるやかに上昇する20日移動平均線(964.8)と960ドルの節目にしっかり下値をサポートされたものの、980ドルの抵抗水準上抜けを維持するほどの勢いにも欠け、NY引けにかけては980ドル割れ。あらためて980ドルの強めの抵抗水準を突破できれば大台回復で今年高値更新へ、1030ドル台辺りまで上値を伸ばすような展開にも。逆に960ドルの下値サポートを維持できなくなった場合の短期下値目安は900ドルの大台ライン近辺まで。

ドル円・日足チャート 2021/12/15 - 1/18ドル円はわずかに3銭程度のドル安円高、0.03%安で3日ぶりの反落。日銀はCPI見通しを上方修正も想定の範囲内、金融政策も現状維持は既定路線ながら、一部では今後の政策変更への警戒感も意識されていたようで、結果発表後には114円40銭台から115円00銭台まで急騰の反応。明らかに行き過ぎの展開は欧州時間までに巻き戻され、NY時間にかけては114円50銭台を中心に小幅保ち合い推移。しかし、NY時間には米10年債利回りが1.87%台へ、2年ぶり高水準へと上昇した流れに追随する形で今朝の東京市場では114円70銭台へと堅調気味に。長めの上ヒゲ十字線を形成しながらも、下押し圧力ではなく、逆に115円程度までの上昇余地を確認するような格好にも。114円から115円近辺までが目先の主要レンジにも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/18終値とチャート

19日の国内金価格は-14円、0.19%の反落。9日移動平均線(7314)下抜け後の下げ渋りも上抜けには失敗、もたついている間に9日線自体も反落。これに上値を押さえられる形となって三角保合い下限との攻防状態に。7280円台の節目を割れると調整局面入り、短期下値目安は7200円前後まで。上方向には7310円超へ、9日線も上抜けできれば三角保合い持続、から上抜けトライとなって7410円台辺りまでが上値目標にも。

プラチナ価格は+26円、0.67%の続伸。金とは対象的な展開となって下抜けたばかりの9日移動平均線(3907)と90日移動平均線(3917)を再び上抜け。わずかながらも3920円台の節目も上抜ける形となり、上値トライ再開への可能性も浮上。NYプラチナが保ち合い上抜けとなれば一段高へ、4000円の大台近辺までが短期上値目標に。そうならなければ保ち合い回帰にも、逆の展開となって3870円台の節目を割れるようだと巻き戻し、3780円程度までが下値目安に。
※参考:金プラチナ国内価格1/19とチャート

2022年01月19日(水)時点の相場
国内金:7,296 円 1/19(水) ▼14(0.19%)
国内プラチナ:3,931 円 1/19(水) ▲26(0.67%)
NY金:1,812.4 ドル 1/18(火) ▼4.1(0.23%)
NYプラチナ:979.5 ドル 1/18(火) ▲14.9(1.54%)
ドル円:114.58 円 1/18(火) ▼0.03(0.03%)
→1/18(火)のその他主要マーケット指標

←原油価格上昇止まらず、インフレヘッジの金買い需要も追随 01/20(木)
→中国GDPは6四半期ぶり、小売売上高は1年4ヵ月ぶり低水準 01/18(火)
→2022年国内金価格の月足サポート=転換線は過去最高値更新へ 01/17(月)
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