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★金プラチナ短期相場観★

雇用は良好も賃金上昇率鈍化でドル高限定的、金は一段高
更新日:2022年03月05日(土)
米雇用統計・賃金上昇率(平均時給) 2022年2月米2月雇用統計は好結果。非農業部門雇用者数(NFP)は前月比+67.8万人となって市場予想を大幅に上回り、7ヵ月ぶりの高水準。過去2ヵ月分も上方修正され、コロナ前の2020年2月から最大2199.1万人減少した雇用総数は-210.5万人減まで回復。あと数カ月でコロナ前の水準まで完全回復も可能な状況に。
失業率の3.8%も市場予想より好結果。2020年2月(3.5)以来、2年ぶりの低水準となって労働市場の順調な回復状況を示唆。

ただし、広義の失業率、U6失業率は7.2%となって1月の7.1%からは上昇。黒人の失業率は6.6%で1月の6.9%からは低下も11月の6.5%には届かず、2020年2月の6.0%との乖離も埋まらず。
長期失業者の割合も1月の25.9%から2月は26.7%へと上昇。労働参加率は62.3%となり、1月から0.1%上昇も2020年2月の63.4%とは開きが。高卒者の労働参加率は56.2%となって1月の57.2%から急低下。
労働市場の歪は残ります。

また、平均時給の賃金上昇率は前年比+5.1%となり、市場予想の+5.8%程度を大幅に下回り、+5.7%から+5.5%へ下方修正された1月からも減速。
インフレ高騰の主要因の一つとされた賃金上昇率の伸びが一服したことは、インフレ緩和に向けては好材料にもなり、雇用統計発表後のドル高の流れが限定的となった要因の一つにも。
この後、CMEフェドウォッチの3月利上げ確率でも、0.25%利上げは98.8%から94%へと低下、既に消滅している0.5%利上げに代わり、実質ゼロ金利の現状維持が6%へと息を吹き返してきました。

ザポロジエ原発の占拠など、激化が止まらないウクライナ情勢への警戒感とともに、過剰な利上げ要因緩和と米長期金利の急低下などでドル高も限定的となり、高止まり状態の金は一段高。

NY金・日足チャート 2022/1/28 - 3/44日のNY金相場は+30.7ドル、1.59%の大幅続伸。上げ幅としては今年の絶対値平均14.0ドルの2.2倍、今年3番めの急騰。水準としては2020年9月16日(1970.5)以来、1年半ぶりの高値。アジア時間には欧州最大規模のザポロジエ原発での火災報道、後にロシア軍による占拠が伝えられるなどこの日もウクライナ情勢悪化に伴うリスク回避の流れが進行。1930ドル台前半の安値からNY朝には1940ドル台の節目との攻防へ、雇用統計の好結果にもドル高の反応は限定的となり、米10年債利回りが1.8%付近から1.7%台前半へと低下した流れにも連れて1960ドル台へと急騰。NY引け後にもジリ高推移となって1970ドル台半ばへと実質高値引け。今年最高値(1976.5)にこそわずかに届かなかったものの、高値保合い上方ブレイクに伴う短期上値目標1970ドル台には到達。何もなければ一服感からの調整も、週末には3回目のウクライナ・ロシア協議なども予定され、それらの動向次第では週明け早々から落ち着かない展開も警戒される状況にも。短期的な行き過ぎ警戒水準としては2000ドルの大台ラインが意識される可能性も。
週間ベースでは+79.0ドル、4.19%の大幅反発。過去最高値に向けて急騰した2020年7月27日からの週(+88.4ドル、4.66%)以来、1年7ヵ月ぶりの大幅高。

NYプラチナ・日足チャート 2022/1/28 - 3/4NYプラチナは+36.0ドル、3.33%高となって4日続伸。上げ幅は今年の平均17.1ドルの2.1倍、今年4番め急騰で水準としては昨年7月15日(1137.7)以来、7ヵ月半ぶりの高値。アジア時間には高値保合い上限となっていた1090ドル台の節目で上値を押さえられ、ロンドン序盤には一時1070ドル付近まで下押し。ロンドン市場以降はリスク回避の流れで原油高、金の急騰、パラジウムが過去最高値圏となる3000ドル近辺に向けて急騰した流れにも連れて買い戻し。雇用統計後に1090ドル台の節目を上抜けると急騰、NY午後には1110ドル台、NY引け後には1120ドル台へと水準を切り上げて一時1130ドル手前まで上昇。強めの抵抗水準となりつつあった1090ドル台の節目突破に伴う短期上値目標1120ドル台にしっかり到達し、上ヒゲでは今年最高値1132ドルと合わせてダブルトップ形成の可能性も残して一服状態にも。短期的な行き過ぎ警戒水準としては1150ドル近辺。
週間では+66.7ドル、6.35%の反発。6週ぶりで今年2番めの急騰。

ドル円・日足チャート 2022/1/31 - 3/4ドル円は60銭のドル安円高、0.52%の続落で2月21日(114.75)以来、2週間ぶりの安値。東京朝のザポロジエ原発・火災報道では115円台半ばから一時的に20銭台まで下げただけと限定的にとどまり、NY朝までは115円40銭台を中心に小幅保合い推移。好結果となった雇用統計への反応は限定的となり、むしろ材料消化でサポートが外れた格好に。ロシア軍のザポロジエ原発占拠などへの警戒感もあり、米10年債利回りが1.8%付近から1.7%付近まで急低下した流れにも追随、115円を割り込んで一時114円60銭台まで下落。NY終盤にかけての下げ渋りも戻りは114円80銭台まで。114円90銭の下値サポートがレジスタンスに切り替わった可能性を示唆するような動きにもなり、週明け以降には一段安への警戒感も。90日移動平均線(114.52)にサポートされない場合には調整局面入り。11-12月安値圏112円50銭近辺までが当面の下値目安に。
週間ベースでは-67銭、0.58%の反落。7週ぶりで今年2番めの大幅安。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/4終値とチャート

2022年03月05日(土)時点の相場
国内金:7,854 円 3/4(金) ▲42(0.54%)
国内プラチナ:4,343 円 3/4(金) ▲40(0.93%)
NY金:1,966.6 ドル 3/4(金) ▲30.7(1.59%)
NYプラチナ:1,116.8 ドル 3/4(金) ▲36.0(3.33%)
ドル円:114.86 円 3/4(金) ▼0.60(0.52%)
→3/4(金)のその他主要マーケット指標

←ウクライナ危機で注意すべき想定可能な国内金価格の高値目安 03/07(月)
→ISM非製造業景況指数は1年ぶり低水準、雇用指数は50割れ 03/04(金)
→インフレとウクライナで二転三転も3月0.25%利上げへ 03/03(木)
→2月は混戦模様、ユーロ圏製造業PMIランキング 03/02(水)

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