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★金プラチナ短期相場観★

今年の上げ幅を消すNY金、ドル高円安を上回る国内金価格
更新日:2022年05月21日(土)
NY金とドル円、国内金価格の2022年騰落率推移 2022年5月20日2021年末の価格を100とした指数で2022年の推移を表すと、5月20日時点でNY金は100.74。ドル円は111.16、国内均価格は114.58。
NY金は1月28日の97.70が安値となり、3月8日には111.74の高値まで上昇。5月12日には100ポイント割れ、この週末にかけて100ポイント台を回復。
ドル円は1月21日の98.78が安値、3月から上昇基調を強め、4月28日の113.70が高値。その後は横ばい推移から若干の調整も111ポイント台は維持。
国内金価格は年末年始の100.00が安値、2月からNY金の上昇にサポートされ、NY金が高値をつけた日の日本時間3月9日には114.88まで上昇。その後は小幅調整を経て3月半ばからはドル円の上昇基調にサポートされて3月末には116ポイント台、4月20日には122.65の高値。その後はドル円の上昇一服とNY金の調整局面にも連れ、114ポイント台まで下落。
国内金価格はここまでの調整局面でもNY金の今年高値111.74を大きく上回る水準を維持し、ドル円の今年高値113.70を下回ったのは113.25まで下げた5月19日の1日のみ。

20日時点での90日相関係数は国内金価格とNY金価格が0.55台に対し、国内金価格とドル円では0.88台。
なお、ドル円は現状、米10年債利回りとの90日相関係数が0.987台と非常に強い相関関係。前日19日には過去10年間での最高を記録。

大幅利上げ観測に伴い、リセッションへの警戒感も強まる状況に、米株安とともに米10年債利回りも足下では調整の動き。この流れが一服し、米10年債利回りが3%台へと再浮上、という展開となれば、ドル円の上値トライも再開へ、そんな展開も予想できそうです。
ドル高円安基調再開となれば、国内金価格の上昇基調再開の可能性も高まりそうです。
NY金の下落が限定的となれば、過去最高値再更新という局面が訪れる可能性も、否定はできません。

NY金・日足チャート 2022/4/18 - 5/2020日のNY金相場は+0.9ドル、0.05%の小幅続伸。前日の大幅反発からの上昇一服となり、5月11日(1853.7)以来の高値水準、1840ドルを挟んでの小幅保ち合いに終始。時間外につけた高値は1850ドル手前の前日高値にわずかに届かず、ドル高の流れが重石となってNY朝につけた安値は1830ドル近辺まで。それでもNY午後には1840ドル台へと切り返し、200日移動平均線(1837.1)にもサポートされて底打ち反発への流れをなんとか維持したような格好にも。下落基調の20日移動平均線(1858.6)も推移する1850ドル台が引き続き目先の抵抗水準、上抜けることができれば短期上値目標1880ドル近辺を目指す展開へ。
週間ベースでは+33.9ドルで1.87%高、11週ぶりの大幅高で5週ぶりの反発。先週下抜けた52週移動平均線(1835.7)も上抜け。

NYプラチナ・日足チャート 2022/4/18 - 5/20NYプラチナは-12.6ドル、1.32%の反落。上下動を繰り返しながらレンジを拡大してきた逆三角保ち合いを形成しての上値トライへの動きは失速。ロンドン市場では前日高値をわずかに上回り、5月12日(987.4)以来1週間ぶり高値となる960ドル台を何度か試すもこれを維持できず、NY市場では金の反落局面にも追随する形となって940ドル近辺まで下落。ただし底打ちの兆しの20日移動平均線(940.2)にサポートされるとMY引け後には940ドル台後半まで反発。次週、20日線を維持できれば上値再トライのチャンスも、950ドル台の節目を突破できれば970ドル台辺りまで上昇余地拡大へ。
週間では+10.4ドル、1.12%の反発。

ドル円・日足チャート 2022/4/18 - 5/20ドル円は11銭のドル高円安、0.09%の小幅高で3日ぶりの反発。東京朝の127円80銭台を中心に小幅保ち合い推移の展開。東京午前と欧州序盤、NY午前には128円20銭台まで上昇し、欧州時間の128円30銭近辺がこの日の高値となり、節目の128円30銭ラインがサポートからレジスタンスに切り替わってしまった可能性も。安値では東京午後とNY午後の127円50銭台まで。NY時間には米10年債利回りが2.8%台半ばから2.8%割れへと低下した流れに連れ、128円20銭台から127円50銭台まで下落もNY終盤には127円90銭付近まで反発。目先は128円30銭の節目割れに伴う短期下値目安127円割れ再トライ余地も残しながら、128円30銭から5日移動平均線(128.49)辺りの抵抗帯を上抜けることができれば反発方向へ、129円40銭の節目との攻防へも。
週間では-1円33銭、1.03%の続落。下げ幅は1月以来4ヵ月ぶりの大幅安、続落も1月以来4ヵ月ぶりで今年2度め。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場5/20終値とチャート

2022年05月21日(土)時点の相場
国内金:8,277 円 5/20(金) ▲96(1.17%)
国内プラチナ:4,261 円 5/20(金) ▲83(1.99%)
NY金:1,842.1 ドル 5/20(金) ▲0.9(0.05%)
NYプラチナ:941.1 ドル 5/20(金) ▼12.6(1.32%)
ドル円:127.93 円 5/20(金) ▲0.11(0.09%)
→5/20(金)のその他主要マーケット指標

←調整終了か継続か、トレンド転換点での攻防続く国内金価格 05/23(月)
→フィラデルフィア連銀も低調、製造業景況感は2年ぶり低水準 05/20(金)
→米住宅市場景況感急減速に続き、着工件数も許可件数も頭打ち 05/19(木)
→米個人消費は4月も好調持続、米中格差は拡大 05/18(水)

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