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★金プラチナ短期相場観★

20年ぶりドル高円安、次のターゲット135円?のその先は・・・
更新日:2022年06月08日(水)
ドル円 1998年以降の長期推移 2022年6月7日1ドル=130円の節目を突破して20年ぶりのドル高円安水準で推移するドル円、次なる目標水準は135円。
誰しもが注目する左右対称のドル円の長期推移チャートでは、135円を目指さずにはいられない状況に。
多数決で決まる相場の方向性と目標水準としても、注目度が高まれば高まるほど、1ドル=135円への到達確率は高まることにもなりそうです。

日米の金融政策の逆行状態が続く限り、ドル高円安優勢となる状況は続きやすく、そう簡単に米国の高インフレが沈静化しない可能性と日本の脱デフレ本格化に時間を要しそうな現状と黒田日銀総裁の任期も考慮すれば、ドル高円安の流れは135円でも終息しない可能性も十分に想定されそうです。
135円に到達した時点で意識されるドル円の水準としては145円。急速にクローズアップされることにもなりそうです。

しかしながら同時に意識されうる展開として、145円トライの前に大幅円高局面も。
135円到達後に米国のインフレ基調になんらかの変化の兆し、あるいはハードランディング懸念拡大、もしくは日本の金融政策変更への可能性、さらには地政学リスクなど、予期せぬ事態への予兆が台頭するなどした場合には、「売り転換」も一考の余地があるかもしれません。

NY金・日足チャート 2022/5/3 - 6/77日のNY金相場は+8.4ドル、0.48%高で3日ぶりの反発。時間外序盤には一時1840ドル割れも安値では1838.5ドルまで、1週間ぶり安値をつけて切り返すと1840ドルラインでの足場固めを経てロンドン市場では1850ドル回復トライへ。1800ドルの大台近辺への下値再トライの動きは巻き戻され、NY市場では米10年債利回りの3%割れとドル安の流れにも連れて1850ドル台後半まで上昇。200日移動平均線(1841.8)と20日移動平均線(1841.9)にもサポートされ、1840ドルを下限に1870ドル台までの保ち合いレンジに回帰。中立から反発の動き再開となって上限突破となれば4月末高値圏1920ドル台から1930ドル近辺までを目指す流れにも。逆にあらためて1840ドルをしっかり割り込むようだと下値トライ再開へ、5月安値圏1780ドル近辺までが下値目安に。

NYプラチナ・日足チャート 2022/5/3 - 6/7NYプラチナは-17.1ドル、1.66%の反落で6月1日(996.4)以来、1週間ぶりの安値。上に行って来いとなった前日の流れを受けて時間外序盤の1020ドル台前半を高値に軟調推移。アジア時間に1010ドル台の節目、1015ドルでいったんは下げ渋るもこれを割り込むと一段安、ロンドン序盤にかけては1000ドルの大台付近まで下落。大台割れをなんとか回避してNY市場では反発局面も1015ドルがレジスタンスに切り替わった形に。高値保ち合い下放れの様相となり、このま1010ドル台後半以上へと巻き戻せないようなら大台割れへ、990ドル前後まで下値余地拡大。切り返して1030ドルの上限突破となれば上値トライ再開へ、1060ドル近辺までが短期上値目標に。

ドル円・日足チャート 2022/5/4 - 6/7ドル円は73銭のドル高円安、0.55%高で3日続伸。2002年4月3日(132.73)以来、20年2ヵ月ぶりのドル高円安水準。東京朝の131円80銭台が安値となって朝から堅調推移、米10年債利回り上昇に連れて午前中のうちに132円70銭台、東京市場終盤にかけての一段高で133円ちょうど付近まで上昇。NY市場では一時132円30銭台まで下押しも、NY午後にかけては概ね132円台半ばでの揉み合い状態に。今朝の東京市場では一時133円20銭台まで一段高。想定可能な短期上値目安としては、5月9日高値(131.35)から5月24日安値(126.36)までの161.8%戻し、134円40銭台辺りまで。下値サポート候補は5日移動平均線(131.07)付近。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場6/7終値とチャート

8日の国内金価格は+99円、1.16%の続伸で5月9日(8643)以来、1ヵ月ぶりの高値。8530円の攻防ラインを突破して高値圏での小幅保ち合い上放れ、4月20日の最高値(8860)から5月安値(8181)の61.8%戻し(8601)を達成し、短期上値目標8610円台辺りにしっかり到達。短期的には達成感からの一服も、次に意識される高値は5月高値8643円、4月から5月の76.4%戻し8700円、その先には8800円の大台と最高値。

プラチナ価格は-24円、0.52%安となって9日ぶりの反落。一方的な急騰局面を形成して中期三角保合い上限ライン付近に到達後、調整すべくしての調整も限定的となり、RSIは85.3へと一段高、過熱感は高止まり状態。もう一段の調整余地も残しながらも4660円超へと抜け出せば、今年高値更新トライと中期三角保合い上抜けトライへ。まずは4700円の大台回復が短期上値目標に。
※参考:金プラチナ国内価格6/8とチャート

2022年06月08日(水)時点の相場
国内金:8,622 円 6/8(水) ▲99(1.16%)
国内プラチナ:4,634 円 6/8(水) ▼24(0.52%)
NY金:1,852.1 ドル 6/7(火) ▲8.4(0.46%)
NYプラチナ:1,012.9 ドル 6/7(火) ▼17.1(1.66%)
ドル円:132.63 円 6/7(火) ▲0.73(0.55%)
→6/7(火)のその他主要マーケット指標

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