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FOMC直前、FF金利は年末4.25-4.50%、2023年末4.50-4.75%?
更新日:2022年12月13日(火)
CMEフェドウォッチ 2022年12月-23年末FOMCまでのFF金利見通し 2022/12/1212月FOMCでは0.50%利上げでFF金利は4.25-4.50%へ、との見通しはほぼ確実。ただし12日時点では4.50-4.75%予想も26.5%、CPIの上ブレ度合いによっては0.75%利上げ予想が急浮上する可能性も。

CMEフェドウォッチの中央値で見る今後のFF金利見通しとしては、2月にも0.50%利上げで4.75-5.00%へ。3月には0.25%利上げで5.00-5.25%へ。ターミナルレートは5.00-5.25%となり、5-6-7月まで3回のFOMCで据え置き後、9月には0.25%の利下げで4.75-5.00%へ。11月の据え置き後、12月には0.25%利下げで4.50-4.75%へ。2023年末FF金利は4.50-4.75%。
9月FOMCでの予想中央値、22年末4.375%と23年末4.625%とは一致。

ただし来年3月以降の予想値としては上下でかなり接戦状態となり、ちょっとした指標結果などをきっかけに二転三転しそうな状況にも。
報道ベースでも年末予想は年末4.25-4.50%との見方が濃厚、ただし、ターミナルレートとしては4.75-5.00%が有力で来年末までは据え置きとの見方も。
いずれにしても、インフレの収束動向によって大きく左右されることは間違いなく、インフレ加速フェーズではその予想が大きくハズレてしまったFRBの見通しが、インフレ減速フェーズではどうなるのか。
少なくともインフレ指標への注目度が高まる状況が来年も続くことだけは、間違いなさそうです。

NY金・日足チャート 2022/11/7 - 12/1212日のNY金相場は-18.4ドル、1.02%安で5日ぶりの反落。12月6日(1782.4)以来、1週間ぶりの安値。1800ドルの大台ラインとわずかに下降する200日移動平均線(1799.4)との攻防は足掛け4日め、上抜けを維持し切れずに失速。週明け時間外を1810ドル付近の高値でスタートして軟調推移、アジア時間に大台割れもロンドン・NY朝にかけて反発。しかし1800ドル台半ばで頭打ち、NY市場では米10年債利回り上昇とドル高の流れに連れて戻り売り、NY午後には再び大台を割り込んで1790ドル近辺へ。保ち合い上限を1810ドルへと切り下げる形となり、1780ドルまでのレンジでCPIとFOMCの結果待ちへ。インフレ鈍化とハト派メッセージが確認できれば上方向へ、1810ドル超へと抜け出せば1840ドル近辺までが短期上値目標に。逆の展開で下放れとなれば1750ドル近辺までが下値目安に。

NYプラチナ・日足チャート 2022/11/7 - 12/12NYプラチナは-28.2ドル、2.72%安で4日ぶりの反落。12月6日(995.4)以来、1週間ぶりの安値。時間外序盤の1035ドル台の高値から軟調推移、アジア時間には1020ドル割れから1030ドル台へと反発も、戻り売りとなったロンドン・NY市場にかけて1010ドル割れへと急落。それでもNY午後には1000ドルの大台割れを回避して下げ渋るとNY引け後には1010ドル近辺へと小反発。保ち合い上限を1040ドルへと切り下げ、下値は20日移動平均線(1010.9)がサポートになり切れない状態。990ドルまででサポートされない場合には970ドル程度まで下値余地拡大へ。1040ドル超へと切り返すことができれば1060ドル台辺りまでが上値目標となってひとまずトリプルトップをつけに行くような展開にも。

ドル円・日足チャート 2022/11/8 - 12/12ドル円は105銭のドル高円安、0.77%の反発で11月30日(138.10)以来の高値。週明け東京時間朝から堅調推移、136円40銭台から137円トライ、一度は失速も午後にも再トライ。しかし137円台維持に失敗すると欧州時間にかけては136円半ばへと軟調推移。しかしNY時間には米10年債利回りが3.6%台へと上昇した流れに連れてドル高優勢の展開に、137円近辺の節目を突破するとNY午後には137円50銭台、高値では137円80銭台まで上昇。CPI待ちのタイミングでややフライング気味に動き出した格好にもなり、137円近辺の節目上抜けに伴う短期上値目標139円台半ば辺りまでを目指す流れがスタート。CPI下振れやFOMCがハト派メッセージとなれば巻き戻しへ、そうでもなければゆっくりと上昇基調継続も。下値サポートは136円半ば、これを割り込むようだと流れは反転、12月安値133円半ばまでを目安に一段安の展開にも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/12終値とチャート

13日の国内金価格は-5円、0.06%の小幅安で5日ぶりの反落。8570円の節目上抜けに伴う短期上値目標8660円近辺を目指す流れ継続中での一服状態に。CPIが多少の上ブレでドル高の勢いが若干強まるか、あるいはFOMCではハト派的となってNY金の上昇圧力がより強まるようなら一段高となって目標水準到達の可能性、逆の展開なら失速も、中立的な結果ならゆっくりと保ち合いから上昇傾向継続か。

プラチナ価格は-46円、0.95%安で4日ぶりの反落。ゆるやかに下降する21日移動平均線(4834)に上値を押さえられる形となって水平状態の9日移動平均線(4809)をわずかに下抜け、11月高値(5076)起点の下降チャネルを形成する格好にも。目先、4850円の節目を上抜けできない状態が続けば下降チャネル継続へ、下方向への節目4700円割れを試しに行く可能性も高まることにも。これを割れると4600円程度まで下値余地拡大へ。上方向へと抜け出すことができれば4970円近辺を目安に反発局面形成へも。
※参考:金プラチナ国内価格12/13とチャート

2022年12月13日(火)時点の相場
国内金:8,612 円 12/13(火) ▼5(0.06%)
国内プラチナ:4,801 円 12/13(火) ▼46(0.95%)
NY金:1,792.3 ドル 12/12(月) ▼18.4(1.02%)
NYプラチナ:1,008.0 ドル 12/12(月) ▼28.2(2.72%)
ドル円:137.62 円 12/12(月) ▲1.05(0.77%)
→12/12(月)のその他主要マーケット指標

←11月CPIは5ヵ月続落、コアCPIも続落でインフレ鈍化進行 12/14(水)
→過去最高値更新続く国内金価格の90日・200日移動平均 12/12(月)
→米11月PPIは減速傾向継続も予想を上回ってドル高 12/10(土)
→日本の10月貿易赤字は過去4番め、ドル円との逆相関は過去最大 12/09(金)

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