金プラチナ相場情報
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★金プラチナ短期相場観★

ドルインデックスの38.2%戻しとNY金の61.8%戻し
更新日:2023年01月12日(木)
NY金×ドルインデックス 2023年1月11日NY金とドルインデックスとの90日相関係数は1月11日時点で-0.943。-0.94台となるのは2017年2月2日以来、5年11ヵ月ぶり。2022年3月以降、急速に逆相関関係が強まる両者の関係性において、相関係数は足下でもマイナス値を拡大し続け、サイクル的にも近年最大の逆相関。

NY金は2022年3月8日の2043.3ドル(終値ベース)から11月3日には1630.9ドルまで下落して底打ち。現状では、この間の下落幅の61.8%戻し(1885.8)近辺まで反発してきました。
一方、ドルインデックスは2021年5月25日の89.62ポイント台から2020年9月27日には114.05ポイント台まで上昇して頭打ち。現状では、この間の上昇幅の38.2%戻し(104.72)近辺まで反落してきました。
12月にはややドル安が先行する時期もありましたが、年末年始にかけての急騰でNY金が追いつきつつあり、両者とも一定の反発、反落をこなして節目となり得る水準に到達した状態で米12月CPIの結果待ち、というタイミングを迎えます。

もう一段のドル安が進行することになれば、ドルインデックスは50%戻し(101.84)から61.8%戻し(98.96)、100ポイント前後が意識される展開となる可能性もあり、NY金は76.4%戻し(1946.0)、1950ドル近辺が意識される展開となる可能性もありそうです。

逆に巻き戻しの展開となった場合、ドルインデックスは23.6%戻し(108.28)近辺を目安に反発、NY金は38.2%戻し(1788.4)近辺、1800ドル割れへの反落も意識されそうです。

NY金・日足チャート 2022/12/6 - 1/1111日のNY金相場は+2.4ドル、0.13%の小反発で昨年5月6日(1882.8)以来、8ヵ月ぶりの高値。1880ドル近辺での揉み合いから前日までの高値を上抜け、米10年債利回り低下に連れてロンドン市場では1890.9ドルまで上昇。しかし1890ドルラインが抵抗線となる形で反落するとNY市場では1880ドル割れ、安値では一時1870ドルまで下げて反発、NY引けにかけては1880ドル近辺。短期上値目標1880ドル近辺到達後も一段高の勢いで今年高値更新も、結果的には十字線を形成して一段高か、反落か両睨みの状態でCPI待ちへ。1900ドルの大台トライか、1840ドルのサポートも意識される水準へと急反落か。

NYプラチナ・日足チャート 2022/12/6 - 1/11NYプラチナは-4.2ドル、0.39%安で3日続落。1090ドル近辺での揉み合いから反発の流れへ、ロンドン市場で1100ドルを超えるとNY市場では1110ドルの節目を超え、一時1117ドルまで上昇。昨年3月9日(1197.0)以来10ヵ月ぶり高値をつけて失速すると、戻り売りの勢いが強まってNY午後には1080ドル割れへと急反落。NY引け後には1080ドル近辺で下げ渋る状態も、CPI後に金が反落へと向かえば追随する展開にも。1060ドル台の節目を割り込むようなら短期下値目安1040ドル台へ。1110ドルの抵抗線再突破へと切り返す展開となれば1130ドル台辺りまでが上値目標に。

ドル円・日足チャート 2022/12/8 - 1/11ドル円は28銭のドル高円安、0.21%の続伸で1月5日(133.44)以来の高値。小幅上下動を繰り返す形で徐々に水準を切り上げる前日の展開がこの日も継続。東京朝の132円10銭近辺から午後には132円50銭台、ロンドン序盤には132円70銭台、NY朝には132円80銭台まで上値を伸ばし、NY終盤には132円半ばへ。今朝の東京市場では来週の日銀会合で「大規模緩和の副作用を点検」報道を受けて円高圧力が急速に強まり132円割れへと急落。米12月CPIが予想以上の鈍化となればドル売り圧力が強まって131円80銭の下値サポート割れへ、短期下値目安は130円台前半へ。予想外の上ブレなら反発へ、133円半ばの節目との攻防にも。これも突破ならもう一段の反発局面形成へ、135円台後半辺りまでが上値目標に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/11終値とチャート

12日の国内金価格は-39円、0.45%安で3日ぶりの反落。やや一方的な上昇局面形成からは控えめな調整。CPI後に市場の思惑どおりの展開となって8710円の節目を上抜けると上値トライ再開、11月高値(8744)更新へ、8750円近辺までが短期上値目標に。想定外の結果に調整継続となれば、当面の下値サポート候補、21-90日移動平均線(8548-8546)近辺が意識される展開にも。

プラチナ価格は-59円、1.19%安で3日ぶりの反落。4940円の節目上抜けに伴う短期上値目標4990円近辺トライには失敗、1月6日(4890)以来の安値水準に。このまま4890円の節目を割り込むようだと調整局面はもう一段進行、12月半ばの保ち合い形成水準4830円近辺までが短期下値目安に。4960円超へと切り返す展開となれば上値トライ再開、短期上値目標は5030円台辺りまで。
※参考:金プラチナ国内価格1/12とチャート

2023年01月12日(木)時点の相場
国内金:8,666 円 1/12(木) ▼39(0.45%)
国内プラチナ:4,900 円 1/12(木) ▼59(1.19%)
NY金:1,878.9 ドル 1/11(水) ▲2.4(0.13%)
NYプラチナ:1,084.3 ドル 1/11(水) ▼4.2(0.39%)
ドル円:132.52 円 1/11(水) ▲0.28(0.21%)
→1/11(水)のその他主要マーケット指標

←予想どおりCPI鈍化、労働需給逼迫も継続で乱高下のちドル安継続 01/13(金)
→雇用統計後もFRBはタカ派維持、市場はインフレ緩和を支持 01/11(水)
→2022年末インフレ鈍化観測はNY連銀消費者調査でも 01/10(火)
→雇用統計は好調も賃金上昇率は鈍化、ドル安株高・金高で反応 01/07(土)

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