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ドイツIFO景況感も回復継続、サービス業はプラス圏回復
更新日:2023年01月26日(木)
ドイツIFO景況感指数・業種別 2023年1月1月のドイツIFO景況感指数は90.2。4ヵ月続伸で7ヵ月ぶり高水準となり、回復基調継続を示唆。
現況指数が94.1となって12月からは-0.3、11月の93.2で1年9ヵ月ぶり低水準となって底打ち後の反発も限定的となった一方で、期待指数は86.4となって9月(75.1)に底打ち後は4ヵ月続伸、8ヵ月ぶり高水準。期待先行で回復基調を牽引。

セクタ別では製造業が-0.7となり、2年4ヵ月ぶり低水準となった10月の-15.4で底打ち後は3ヵ月続伸、2ヵ月連続+5.0以上の急騰で7ヵ月ぶり高水準。企業の現状判断は良好、向こう半年の見通しについても明るさが際立つ状況に。受注量は減少しながらも高水準で推移、生産は今後数カ月間にわたって増加見込み。
サービス業は0.2。2年4ヵ月ぶり低水準となった9月の-8.8から4ヵ月続伸で5ヵ月ぶり高水準となり、プラス圏を回復。景況感が改善し、今後の見通しについて悲観的な見方は減少。ただしビジネスの現状はまだ低調、特に運輸・物流、接客業などが該当。
貿易は-15.4。11ヵ月連続マイナス圏も9月の-32.3からは4ヵ月連続大幅上昇。期待値が大きく改善、現況もゆるやかに回復。
小売も-20.6で16ヵ月連続マイナス圏ながら、4ヵ月続伸で8ヵ月ぶり高水準。
建設業は-21.6でわずかに上昇、3ヵ月連続-21ポイント台でほぼ横ばい、11ヵ月連続マイナス圏推移。現況、見通しともにわずかに改善。

前日発表されたPMIと同様、ドイツではサービス業が先行する形で回復基調を牽引、製造業も追随する構図で2023年をスタート。
ただし、急回復を続けるIFO景況感指数(90.2)も、長期平均(97.5)に対してはまだ大きく下方乖離。
ビジネス不確実性指数も10月のピーク70.1から3ヵ月続落で67.2。7ヵ月ぶり低水準ながら、コロナ前の55ポイント付近からは大きく上方乖離。
コロナ前、もしくは長期平均並みへの回復までは、まだ時間を要しそうです。

NY金・日足チャート 2022/12/19 - 1/2525日のNY金相場は+7.2ドル、0.37%高で5日続伸。昨年4月21日(1948.2)以来、9ヵ月ぶり高値圏で上げ止まらず。5日続伸は昨年8月以来、5ヵ月半ぶり。1920ドル台の節目突破に伴う短期上値目標1940ドル到達後の調整はNY朝まで。時間外序盤の1940ドルからロンドン市場で1930ドル割れ、NY朝につけた安値でも1920ドルを維持。ドル安の流れとなったNY午後にかけて反発すると1940ドルを超え、NY引け後には1950ドル手前まで上昇。過熱感も高まるなか、3日連続下ヒゲ長めの小幅十字線に近い足型を形成してのジリ高推移となり、反落警戒感を抱えながらもFOMCを待たずして行き過ぎ目安1970ドル近辺も意識される展開となる可能性も。

NYプラチナ・日足チャート 2022/12/19 - 1/25NYプラチナは-20.7ドル、1.94%安で4日ぶりの反落。1月19日(1041.1)以来の安値水準に。時間外序盤に前日高値付近、1067.1ドルまで上昇して失速。前日わずかに上抜けたばかりの20日移動平均線(1066.7)を下抜けるとロンドン市場で急落。1050ドルを割れるとNY市場では一時1040ドル割れ、NY午後には1040ドル台後半を回復してNY引け後には1050ドルトライにも。日足レベルでは右肩上がりの20日線が再びレジスタンスとなって1070ドルまでが目先の上限に、その一方で下値サポート1040ドルでの一定の底堅さも確認。それでも下限割れなら1020ドルまでの下値余地拡大へ、上限突破なら1100ドル付近までの反発も。

ドル円・日足チャート 2022/12/22 - 1/25ドル円は60銭のドル安円高、0.46%の続落で130円台を維持できず、1月20日(129.58)以来の安値水準に。東京朝の130円10銭台から午後には130円50銭台まで上昇も、右肩下がりの短中期レジスタンスライン、20日移動平均線(130.59)にしっかり上値を押さえられて失速。欧州時間には130円ラインの攻防となり、ドル安優勢となったNY時間には揉み合いながらも129円半ばへと水準を切り下げ。今朝の東京時間には129円台前半へ。底打ち、反発へと向かい始めたかにも見えた流れは20日線を超えられずに失速中。下落トレンド本格脱出と一定の反発局面形成に向けてはもう少し時間が必要か。0.25%利上げを織り込み、127円80銭の下値サポートを維持してFOMCを通過できるようなら徐々に反発再トライへも。下値サポートを割れると126円近辺までが下値目安に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/25終値とチャート

26日の国内金価格は-20円、0.23%安で6日ぶりの反落。最高値(8860)付近での反落となり、中長期的にはトリプルトップ形成への警戒感もわずかに過るものの、短期的には強気パーフェクトオーダーを維持しての堅調推移が続くなかでの小幅調整。右肩上がりの9日移動平均線(8722)が当面のサポート候補、8800円の大台近辺を維持できるなら比較的早期の最高値再トライのチャンスも。8860円超へ、最高値更新となれば8900円の大台が上値目標に。

プラチナ価格は-100円、2.09%安となって4日ぶりの反落。下げ幅は今年の絶対値平均51円(1.06%)のほぼ2倍、今年2番めの急落となって1月20日(4638)以来の安値水準に。右肩下がりの21日移動平均線(4752)と9日移動平均線(4712)、上昇軌道の90日移動平均線(4706)をまとめて下抜け、短期上値目標4830円近辺トライと軟調局面脱出に失敗。4630円台の節目を割り込むようだと一段安へ、12月安値4550円台辺りまでが下値目安に。切り返して4780円台の抵抗水準を突破できれば反発局面再開へ、4870円程度までの一段高も。
※参考:金プラチナ国内価格1/26とチャート

2023年01月26日(木)時点の相場
国内金:8,837 円 1/26(木) ▼20(0.23%)
国内プラチナ:4,682 円 1/26(木) ▼100(2.09%)
NY金:1,942.6 ドル 1/25(水) ▲7.2(0.37%)
NYプラチナ:1,046.1 ドル 1/25(水) ▼20.7(1.94%)
ドル円:129.58 円 1/25(水) ▼0.60(0.46%)
→1/25(水)のその他主要マーケット指標

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