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市場予想も年内利上げあと3回、最終到達点5.25-5.50%へ
更新日:2023年02月18日(土)
CMEフェドウォッチ 2023年末FOMCまでのFF金利見通し 2023/2/17今週のインフレ指標上ブレを受け、ゴールドマン・サックスの利上げ予想は年内あと3回、0.25%づつの利上げで3月、5月、6月にFF金利最終到達点は5.25-5.50%。とのロイター報道。
市場の利上げ予想も一致。
CMEフェドウォッチの予想でも、3月FOMCでの0.25%利上げ予想は80%台でほぼ確実視され、5月も0.25%追加利上げが80%台へと急上昇。さらに6月も0.25%追加利上げ予想が49.5%へと上昇。
過半数には届かないものの、最多かつ中央値でFF金利最終到達点は6月FOMCでの5.25-5.50%が市場コンセンサス。
そして7月、9月、11月までが5.25-5.50%予想がいずれも40%台となって最多、中央値で据え置き予想が濃厚。ただし12月には0.25利下げで2023年末のFF金利は5.00-5.25%へ、との予想が40.4%で優勢。

1月末時点でのCMEフェドウォッチでは3月の4.75-5.00%がターミナルレートとなって11月まで据え置き、12月に0.25%利下げで2023年末には4.50-4.75%との予想。
これが0.25%利上げ×2回分、上方修正される格好となり、12月FOMCでの23年末FF金利予想中央値5.125%にも一致。
FRBの予想に対してかなりハト派的に見ていた市場予想は、2月初旬の1月雇用統計に始まり、第3週のCPI、PPIまでの一連の結果を受けて軌道修正。
雇用情勢の好調ぶりと労働需給ひっ迫、インフレ鈍化ペース減速への警戒感などを指摘してきたFRBの予想に、にわかに寄せてきた状態に。

ただし、今回の2月前半のような指標結果が次回も繰り返されるようなら、市場もFRBも、さらにもう一段の上方シフトも予想されそうです。逆に一時的にとどまるようなら、まずは市場予想から掌返しとなり、今度はFRBの予想が市場予想に寄せてくるような展開もありうるかもしれません。
目先、しばらくは指標結果次第でFF金利予想も振り回され、マーケットも振り回されるような展開を余儀なくされるのかもしれません。

NY金・日足チャート 2023/1/13 - 2/1717日のNY金相場は-1.6ドル、0.09%の小反落。ドル高の流れとなった時間外は軟調推移、1840ドル台からロンドン朝には1830ドル割れ。12月30日(1819.8)以来1ヵ月半ぶりの安値をつけ、1840ドル台の下値サポート割れに伴う下値目安1820ドル台で下げ渋るとドル高一服となったNY市場にかけては1830ドル台後半へと反発、NY午後には1850ドル台へと一段高。FRBの利上げ幅拡大観測も出始めていたなかでリッチモンド連銀バーキン総裁の0.25%利上げ支持発言がドル高圧力を緩和。日足レベルでは下ヒゲ陽線を形成して下げ渋り、下げ止まりへの可能性も示唆。1840ドル台から1890ドル台までの主要レンジを維持する格好となり、下押し圧力再燃の場合には1820ドル台の短期下値目安再トライも。
週間ベースでは-24.3ドル、1.3%安で3週続落。3週続落は昨年8月末以来、5ヵ月半ぶり。

NYプラチナ・日足チャート 2023/1/13 - 2/17NYプラチナは-9.6ドル、1.03%の反落。金に連れて下へ行って来い、も値動きは限定的。920ドル台からNY朝にかけて一時910ドル割れ、10月25日(907.6)以来4ヵ月ぶり安値をつけての反発も920ドル台半ばまで。それでもNY引けにかけても920ドル近辺を維持し、下ヒゲ十字線となって下げ止まりへの可能性も示唆。910ドル台から930ドル台までの小幅保合いを形成し、上抜けできれば200日移動平均線(948.1)トライへ、960ドル付近までが短期上値目標に。下方ブレイクなら900ドルの大台割れトライへ。
週間ベースでは-30.4ドル、3.19%安で6週続落。6週続落は2019年5月以来、3年9ヵ月ぶり。

ドル円・日足チャート 2023/1/16 - 2/17ドル円は20銭のドル高円安、0.15%の反発。東京朝に前日の下げを取り戻して134円台を回復し、ドル高の流れへ。午前のうちに前日高値を上抜けて短期上値目標134円半ばにもしっかり到達。多少の一服感もジリジリと上値を試す流れは続き、午後には年初の高値134円70銭台を上抜け、欧州時間には135円トライ、高値では135円10銭台まで上昇。12月20日(137.47)以来、2ヵ月ぶりの高値をつけて上値トライ一服。NY市場ではFRBのタカ派傾斜を否定するリッチモンド連銀バーキン総裁発言などもあり、調整の動きに。ただしNY午後には134円10銭近辺で下げ止まり。短期上値目標達成と上ヒゲ陽線形成により、足下のドル高円安局面一服も示唆。短期的には一定の調整から保合い傾向への移行も予想され、1月安値(127.21)から2月高値(135.12)の23.6%戻し(133.25)近辺が目先のサポート候補。
週間ベースでは+2.77円、2.11%高で5週続伸。昨年10月以来4ヵ月ぶりの急騰で6週ぶりに52週移動平均線(133.63)上抜け。5週続伸も4ヵ月ぶり。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場2/17終値とチャート

2023年02月18日(土)時点の相場
国内金:8,637 円 2/17(金) ▲4(0.05%)
国内プラチナ:4,289 円 2/17(金) ▼3(0.07%)
NY金:1,850.2 ドル 2/17(金) ▼1.6(0.09%)
NYプラチナ:921.4 ドル 2/17(金) ▼9.6(1.03%)
ドル円:134.15 円 2/17(金) ▲0.20(0.15%)
→2/17(金)のその他主要マーケット指標

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