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★金プラチナ短期相場観★

ドイツIFO景況感4月は全業種で回復基調継続
更新日:2024年04月25日(木)
ドイツIFO景況感指数・業種別 2024年4月低迷するドイツ経済復活に向けては、依存度を減らしながらも中国との関係は重要、とばかりショルツ首相が北京を訪問して習近平国家主席と会談したのが1週間前。この思いが浸透したかのようにドイツ景況感に急回復の兆しも。
4月のIFO景況感指数は89.4。市場予想を上回り、前月から+1.5で3ヵ月続伸、11ヵ月ぶりの高水準。
現況指数は88.9。前月から+0.8で続伸、5ヵ月ぶりの高水準。期待指数は89.9。前月から+2.2の急騰で3ヵ月続伸、1年ぶりの高水準。
不確実性指数は65.3で3ヵ月続落、9ヵ月ぶりの低水準に。

業種別では、
サービス業が3.2。前月から+2.8で3ヵ月続伸、2ヵ月連続プラス圏となって11ヵ月ぶりの高水準。現況が改善も、期待はまだ懐疑的。
製造業は-8.5。前月から+1.4で続伸、11ヵ月ぶりの高水準。悲観見通しが後退も、現況は悪化。
貿易は-22.0。前月から+0.9で続伸、10ヵ月ぶりの高水準。卸売は-27.1。+0.5で続伸、5ヵ月ぶりの高水準。建設業は-28.5。+4.7で3ヵ月続伸、9ヵ月ぶりの高水準。
サービス業が牽引する形で全業種が回復基調継続。サービス業だけがプラス圏浮上で製造業などはマイナス圏推移のまま、という構図はPMIも同様。
ドイツ経済が底打ちした可能性は高まるものの、さらに拡大していくかどうかはまだ不透明な状況のようです。

24日のNY金は-3.7ドル、0.16%安で3日続落。4月4日(2308.5)以来3週間ぶり安値圏での一段安。3日続落は2月14日以来、2ヵ月ぶり。2330ドル台を中心に保ち合い推移、ロンドン市場では2320ドル台半ばの安値で切り返すとNY市場では2340ドル台、一時2350ドルの高値をつけて失速するとNY引け後には2330ドル近辺へ。前日安値(2304.6)を下回らず、3月半ば安値(2149.2)から4月最高値(2448.8)の38.2%戻し(2334.4)近辺で十字線を形成して下げ渋る格好にも。週末の米インフレ指標確認後に右肩上がりの20日移動平均線(2339.3)を回復できるかどうか。前日安値から半値戻し(2299.0)、2300ドルの大台近辺までがもう一段の下値サポート候補。

NYプラチナは-7.0ドル、0.76%安で4日続落。4月1日(911.4)以来3週間ぶり安値圏での一段安。時間外には920ドル付近からロンドン市場で920ドル台後半へ、高値は930ドル手前までにとどまって失速するとNY市場では920ドル割れ。安値は910ドル付近までで下げ渋り、前日安値を下回らなかったものの反発も限定的となってNY引け後も910ドル台前半。910ドルが目先のサポートとなるかどうか、3月安値(870.1)から4月高値(1020.5)の76.4%戻し(905.6)も割り込むようだと3月安値圏が意識される展開にも。

ドル円は+54銭、0.35%の反発。1990年6月25日(155.37)以来、33年10ヵ月ぶりのドル高円安水準。東京朝の154円70銭台が安値となってゆるやかな堅調推移も、水準を切り上げるに連れて介入警戒感も高まり、やや不安定な値動きに。東京市場終了時には154円90銭台到達直後に154円70銭台へと小幅に急落、ロンドン・NY朝にかけては155円到達直後に155円10銭台まで小幅急騰後に154円70銭台へと急反落。しかしNY午後には155円10銭台へと上昇後に155円30銭台へと一段高。前日までの膠着状態を脱し、154円80銭の節目上抜けに伴う短期上値目標155円台半ばへと急接近。介入による急落も警戒しながらの一段高トライにも。通常モードでは154円30銭が目先のサポート、これを割れると153円近辺までが短期調整目安に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場4/24終値とチャート

25日の国内金価格は+13円、0.1%高で3日ぶりの小反発。12660円が目先の下値サポートとなって反発局面がもう少し続くようなら最高値(12996)から前日の4月安値(12668)の23.6%戻し(12745)程度までが目先の上値目安に。12660円の節目を割り込むようなら12600円の大台付近までを目安に調整継続へ。

国内プラチナ価格は-11円、0.22%安で3日続落。4月8日(4860)以来半月ぶり安値圏での一段安となり、3月末安値(4736)から4月高値(5233)の61.8%戻し(4926)近辺では下げ止まり切れず。76.4%戻し(4853)近辺までが次の下値目安にも。
※参考:金プラチナ国内価格4/25とチャート

2024年04月25日(木)時点の相場
国内金:12,681 円 4/25(木) ▲13(0.10%)
国内プラチナ:4,905 円 4/25(木) ▼11(0.22%)
NY金:2,338.4 ドル 4/24(水) ▼3.7(0.16%)
NYプラチナ:915.8 ドル 4/24(水) ▼7.0(0.76%)
ドル円:155.36 円 4/24(水) ▲0.54(0.35%)
→4/24(水)のその他主要マーケット指標

←「34年ぶり円安」の次に予想される事態 04/26(金)
→製造業PMIは50割れ、米4月総合PMIは急失速で米欧逆転 04/24(水)
→回復続くユーロ圏消費者信頼感指数は2年2ヵ月ぶりの高水準 04/23(火)
→2400ドルと154円台の攻防続く4月末、国内金は13000円トライ 04/22(月)

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