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★金プラチナ短期相場観★

慎重姿勢のFRB、年内2回の利下げ織り込む市場予想
更新日:2024年05月22日(水)
CMEフェドウォッチ FF金利見通し 2024/5/21慎重姿勢が目立つFRB関係者の発言。
21日には、
ウォラーFRB理事「利下げを開始するには良好なインフレ数値を「あと数カ月」確認する必要」
マイケル・バーFRB副議長「「考えていたよりも長い間」金利の据え置きが必要」
アトランタ連銀ボスティック総裁「10-12月利下げ開始も」「第4四半期前の利下げは予想していない」
なと、当面現状維持も、大統領選後に年内1回の利下げが現時点でのFRBコンセンサス?という状況にも。

その他、最近の関係者発言、
ジェファーソンFRB副議長(20日)「インフレ率低下、持続可能かの判断は時期尚早」
クリーブランド連銀メスター総裁(20日)「年内利下げ回数は3回未満、インフレ急速に低下せず」
ボウマンFRB理事(17日)「必要なら利上げも、インフレは今年改善なく」
NY連銀ウィリアムズ総裁(4月)「年内に利下げ開始の公算」
リッチモンド連銀バーキン総裁(4月)「時間かけるのが賢明 利下げ前に」
サンフアンシスコ連銀デイリー総裁(4月)「利下げ「緊急性全くない」、インフレ対応なお必要」

3月FOMCでのFF金利予想ドットチャート中央値では、年内3回の利下げ予想となっていましたが、その後のインフレ高止まりと経済好調ぶりから、FRB関係者もタカ派に傾斜。
6月FOMCでは年内1回の利下げが示唆される可能性も。
しかし、市場予想としては年内2回の利下げを織り込む状況となっています。


21日のNY金は-12.6ドル、0.52%安で3日ぶりの反落。アジア時間には2430ドル台での保ち合いから戻り売り、一時2410ドル割れへと急落後には買い戻しの展開に。米10年債利回り低下にも連れてロンドン・NY朝にかけて2430ドル台を回復。ただし2430ドル台後半で上げ渋るとNY午後には2420ドル台へと押し戻される格好にも。連日の最高値更新後の調整局面も、若干下ヒゲ長めの十字線に近い足型を形成して下げ渋りの様相にも。2380ドルから2440ドルまでが目先の主要レンジとなり、上方向に抜け出すようなら最高値更新トライへ、2460ドル近辺までが短期上値目標に。下限割れなら2360ドル近辺までの下値切り下げも、逆に下げ渋る状態が続けば下値を切り上げる形にも。

NYプラチナは-2.8ドル、0.26%の小幅続落で5月14日(1044.6)以来、1週間ぶりの安値。今年高値更新後の急反落となった前日の勢いが残るアジア時間には1060ドル近辺から1040ドル台へと一段安。ロンドン市場にかけては1040ドル台後半で下げ渋ると、一時1040ドル割れの安値をつけて切り返し。NY市場では1060ドル台を回復し、高値では1070ドルにもワンタッチ、失速後のNY午後にも1060ドル台はなんとか維持。昨年11月安値(843.1)から今年高値(1105.0)の23.6%戻し(1043.2)を達成しての切り返しで下ヒゲを残す形となり、短期調整終了の兆しにも。高値保ち合いを経て1090ドルの節目上抜けとなれば短期的には1110ドル近辺までの上値トライも、その先には昨年高値圏1140ドル近辺を目指す流れへとつながる可能性も。

ドル円は-8銭、0.05%の小幅安で4日ぶりの反落。3日続伸となった前日までの流れはこの日の東京時間まで継続、156円10銭台から午後には156円50銭台まで上昇。しかし先週高値圏で上値を押さえられる形となって失速すると東京市場終了直後には156円ちょうど付近まで下落。欧州時間には156円台で下げ渋って156円40銭台まで小反発、しかしNY午前には米10年債利回り低下に連れてこの日の安値155円80銭台まで下落。ただしNY午後には156円台を回復して小康状態に。156円50銭の節目上抜けトライ1回めは失敗、154円80銭までのレンジでの保ち合い継続で次のチャンスをうかがう展開に。上方ブレイク成功なら158円近辺再トライへ。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場5/21終値とチャート

22日の国内金価格は-36円、0.27%安で6日ぶりの反落。6日ぶりの最高値更新ストップとなり、4月高値(12996)から5月安値(12630)の200%戻し(13362)達成後の調整も限定的に。5月安値(12630)から最高値(13368)の23.6%戻し(13194)程度までの調整余地は十分想定されるものの、過熱感が高まらないのをいいことに13370円超へと切り返すようだと一段高トライへ、13450円辺りまでが短期上値目標に。

国内プラチナ価格は+11円、0.19%の反発。上げ幅としては今年の絶対値平均55円の5分の1、今年4番めの小幅上昇、今年高値からの巻き戻しの流れは変わらず、一服状態に留まる状況に。5740円の節目割れに伴う短期下値目安5680円程度までを目指す調整局面継続へ。少し勢い付けば4月末安値(4925)から5月高値(5877)の23.6%戻し(5648)近辺も。
※参考:金プラチナ国内価格5/22とチャート

2024年05月22日(水)時点の相場
国内金:13,332 円 5/22(水) ▼36(0.27%)
国内プラチナ:5,731 円 5/22(水) ▲11(0.19%)
NY金:2,425.9 ドル 5/21(火) ▼12.6(0.52%)
NYプラチナ:1,060.9 ドル 5/21(火) ▼2.8(0.26%)
ドル円:156.19 円 5/21(火) ▼0.08(0.05%)
→5/21(火)のその他主要マーケット指標

←NY・フィラデルフィア連銀、5月非製造業景況感はともに回復 05/23(木)
→プラチナ価格高騰をサポートする自動車触媒需要は近年最大水準 05/21(火)
→円高とNY金の調整を終え、国内金・プラチナとも高値再トライ 05/20(月)
→1年ぶり高値圏、NYプラチナは中期三角保合い上抜けへ 05/18(土)

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