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★金プラチナ短期相場観★

リッチモンド連銀5月製造業指数はサービス業と共に急回復
更新日:2024年05月30日(木)
リッチモンド連銀製造業/サービス業指数 2024年5月前日の5月ダラス連銀製造業指数が-19.4となり、3ヵ月続落で4ヵ月ぶり低水準、25ヵ月連続マイナス圏推移と低調となったのに対し、この日発表されたリッチモンド連銀は予想外の好結果。
5月のリッチモンド連銀製造業指数は0.0。市場予想の-7.0を上回り、続伸で7ヵ月ぶりの高水準、そして7ヵ月ぶりにマイナス圏も脱出。
半年先の見通しは前月の32から25へと急低下も、過去2年間では2番めの高水準。
新規受注はマイナス圏ながら2ヵ月連続で改善。その一方で雇用は4ヵ月ぶり低水準となり、賃金指数はほぼ4年ぶり低水準に。

サービス業指数は3.0。前月から+16と3年2ヵ月ぶりの急騰で、4ヵ月ぶりの高水準。見通し指数は2年3ヵ月ぶりの高水準。
雇用は3月と並び直近7ヵ月では最高となった一方で、賃金指数は2月と並び3年余りで最低。

5月の製造業景況感としてはMY連銀とダラス連銀が低調となった一方でフィラデルフィア連銀とリッチモンド連銀が0以上と強弱混在。
サービス業景況感としてはNY連銀が1年8ヵ月ぶり高水準、フィラデルフィア連銀が5ヵ月ぶり高水準、リッチモンド連銀も4ヵ月ぶり高水準といずれも回復基調が進行。


29日のNY金は-15.3ドル、0.65%の反落。時間外スタート時点の2360ドル台前半が高値となって軟調推移。ロンドン序盤に2350ドルを割れるとNY市場では米10年債利回り上昇とドル高の流れに押されて一段安、2340ドルを挟んでの保ち合いに。上抜けたばかりの20日移動平均線(2357.5)を維持できずに再び下抜け、この20日線から2360ドル近辺が目先のレジスタンスとなり、2330ドルまでの小幅保ち合いを形成して週後半へ。FOMCに向けたFRB関係者発言やPCEなどを材料にレンジブレイクの動きにも。タカ派色が強まって下方ブレイクなら2310ドル近辺までを目安に下値切り下げの展開に、逆の展開で2360ドル超へと切り返すと2380ドル台辺りまでを目安に反発局面形成へ。

NYプラチナは-18.9ドル、1.77%安で3日ぶりの反落。アジア時間の1070ドル近辺が高値となり、NY金の軟調推移に連れ安の展開。ロンドン市場で1060ドルを割れるとNY市場では1050ドル割れへと一段安。1040ドル台半ばでは下げ渋るも上値を切り下げて1040ドル台後半に収束。ピークアウトした9日移動平均線(1057.7)を下抜けてパーフェクトオーダー崩れとともに短期的な流れに失速感も。1030ドルから1070ドルまでが目先の主要レンジとなり、1030ドルの下限を割り込むようだと1000ドルの大台ライン近辺までを目安に一段安の展開へ。逆に1070ドル超へと切り返すことができれば今年高値圏再トライへ、1100ドル近辺までが短期上値目標に。

ドル円は+50銭、0.32%の続伸で4月30日(157.81)以来、1ヵ月ぶりの高値。東京市場では157円20銭近辺から40銭台までの小幅レンジで揉み合い推移、東京市場終了直後には「長期予想インフレ率に影響があれば円安対応の必要性」に言及した日銀関係者発言をきっかけに売り圧力が強まり、一時156円90銭近辺まで急落。157円10銭台へと戻して欧州時間を通過、NY市場ではドイツCPIの5月速報が予想を下回ったことを受けてECBの6月利下げ観測が強まり、ユーロ安ドル高の流れと米10年債利回り上昇にも連れて157円70銭台まで上昇。156円50銭の節目上抜けに伴う短期上値目標158円近辺にも急接近。週末のPCE鈍化などをきっかけに上値トライ一服となって調整へと向かう可能性も。逆の結果なら158円台へと一段高の展開にも。いずれにしても短期的な上昇余地は若干程度か。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場5/29終値とチャート

30日の国内金価格は-128円、0.98%安で4日ぶりの反落。ゆるやかに下降し始めた9日移動平均線(13108)目前で失速、13000円の大台回復はわずか1日で終了。上昇軌道を維持する21日移動平均線(12954)にギリギリ支えられた格好ながら、流れとしては下押し圧力が徐々に強まる状態にも。12880円の節目を割り込むようなら調整局面拡大へ、5月安値(12630)から最高値(13368)の76.4%戻し(12804)近辺までが短期下値目安に。逆に13090円超へと切り返す展開となれば上値再トライへ、13200円程度までが短期上値目標に。

国内プラチナ価格は-113円、1.94%安で4日ぶりの反落。今年の絶対値平均騰落率1.13%の1.7倍、今年4番めの大幅安となり、ピークアウトした9日移動平均線(5729)も下抜け。強気相場崩れとなって失速感も強まる状態に。当面の下値サポート、5580円の節目を割り込むようだと調整幅拡大へ、5000円の大台割れを試しに行く展開にも。逆に5830円超へと切り返すことができれば上値トライ再開へ、5950円程度までが短期上値目標に。
※参考:金プラチナ国内価格5/30とチャート

2024年05月30日(木)時点の相場
国内金:12,955 円 5/30(木) ▼128(0.98%)
国内プラチナ:5,715 円 5/30(木) ▼113(1.94%)
NY金:2,341.2 ドル 5/29(水) ▼15.3(0.65%)
NYプラチナ:1,047.9 ドル 5/29(水) ▼18.9(1.77%)
ドル円:157.68 円 5/29(水) ▲0.50(0.32%)
→5/29(水)のその他主要マーケット指標

←ユーロ圏景況感、ビッグ4最下位ドイツはユーロ圏でもワースト4 05/31(金)
→拡大続く住宅価格と賃金上昇率格差、3月まで6ヵ月連続で拡大 05/29(水)
→ドイツIFO景況感5月、サービス業以外は回復基調継続 05/28(火)
→PCEから6月FOMCへ、高値保ち合いで方向感模索の国内金価格 05/27(月)

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