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米住宅価格上昇率は高止まり、住宅購入余力も急低下
更新日:2024年06月26日(水)
米・住宅取得能力指数 HAI 2024年4月米国では、住宅ローン金利の高止まりと賃金上昇率を上回る水準での住宅価格上昇も続き、庶民の住宅購入余力も急低下。
この日発表された4月の住宅価格指数2つはやや鈍化したものの高水準を維持。
ケースシラー住宅価格指数は前年比+7.20%となり、過去平均+5.20%を上回る水準が6ヵ月連続。5ヵ月連続で前年比+6%超、3ヵ月連続+7%超。
FHFA住宅価格指数は前年比+6.31%。過去平均+3.01%を上回る状態が11ヵ月連続。8ヵ月連続6%超の高止まり。

この結果、賃金上昇率との格差(住宅価格上昇率-賃金上昇率)もケースシラーでは7ヵ月連続で賃金を上回り、その差も5ヵ月連続2%超、3ヵ月連続3%超。
FHFA住宅価格指数では10ヵ月連続賃金上昇率を上回り、その差は7ヵ月連続2%超。
全米不動産業者協会(NAR)の中古住宅価格でも、5ヵ月連続賃金上昇率を上回り、2ヵ月連続1%台で拡大傾向に。

その結果、NARが発表する、平均的な家計による住宅購入のしやすさを示す指数、住宅取得能力指数(HAI:Housing Affordability Index)は4月時点で96.9。3月までの100ポイント台から急低下、5ヵ月ぶり低水準となり、近年最低レベルへと急接近。
米消費動向は、住宅市場においてもジワジワと圧迫されつつあるようです。

NY金・日足+20日移動平均線 2024年6月25日25日のNY金は-13.6ドル、0.58%の反落。前日の上げ幅を帳消し、6月17日(2329.0)以来、1週間ぶりの安値。アジア時間には2330ドル半ばへと10ドル程下落して反発、ロンドン市場での2350ドル手前が高値となり、NY市場にかけてはドル高基調に押されて軟調推移。NY午後につけた安値は2330ドル割れ、NY引けにかけては2330ドルの節目をなんとか回復。20日移動平均線(2347.2)にも上値を押さえられ、上限を2350ドルへと切り下げる形で2330ドルの下限までのレンジで保ち合い維持。2330ドルの節目を維持できなくなれば下値トライへ、下値目安は5月安値圏2280ドル近辺まで。2350ドル超へと切り返すことができれば上値トライ再開、2400ドルの大台回復を目指す流れへ。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2024年6月25日NYプラチナは-15.4ドル、1.54%安で7日ぶりの反落。アジア時間には1000ドルの大台近辺から上値トライも1010ドル手前が高値となり、上値を押さえられて失速。NY朝には990ドルを挟んでの保ち合いからNY午後には安値で980ドル台前半まで下落して反発。下げ止まりつつある20日移動平均線(996.7)にも上値を押さえられる形となっての反落も、短期トレンド好転後の一服状態に留まる可能性も。目先、20日線を再び上抜けて1000ドル台の節目を上抜けると5月高値(1105.0)から6月安値(945.7)の半値戻し(1025.4)近辺までが短期上値目標に。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2024年6月25日ドル円は+10銭、0.06%の小反発。160円の大台手前での攻防が続くなか、やや不安定な動きも見られ、東京朝には159円70銭近辺から159円10銭台へと売り込まれる場面も。その後は159円半ばへと戻して小幅保ち合い推移。NY市場では「必要なら利上げの可能性」にも言及したボウマンFRB理事発言なども材料視されたようでドル高の流れが強まって159円40銭台から60銭台へと小幅に急騰。ただし159円70銭台の高値では上値も重く、60銭台までの小幅レンジで保ち合い、高止まり。週末のPCE確認後に159円90銭の節目を上抜けると一段高トライへ、161円近辺を目指す流れへ。引き続き158円70銭近辺が浅めのサポート候補、予想以上のPCE鈍化などをきっかけに下げ幅拡大となれば157円前後までの下落も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場6/25終値とチャート

26日の国内金価格は-43円、0.33%の反落。保ち合い傾向が続く場合、強気のパーフェクトオーダー完成が短期的にはピークとなることも、ままあるケース。短期的には13060円の節目をわずかながらも割り込んだことから、もう一段水準を切り下げる可能性、13000円の大台近辺までが短期調整目安に。逆に13100円超へと切り返すことができれば強気相場の流れ再開、13200円近辺までが短期上値目標に。

国内プラチナ価格は-65円、1.17%安で8日ぶりの反落。5490円の節目突破に伴う短期上値目標、5月高値(5877)から6月安値(5218)の半値戻し(5548)に到達し、達成感からの反落局面へ。ここから押し目買いとなって5560円超へと切り返す展開となれば反発局面再開、5600円台回復が短期上値目標に。調整継続となれば5400円の大台近辺がサポート候補に。
※参考:金プラチナ国内価格6/26とチャート

2024年06月26日(水)時点の相場
国内金:13,055 円 6/26(水) ▼43(0.33%)
国内プラチナ:5,494 円 6/26(水) ▼65(1.17%)
NY金:2,330.8 ドル 6/25(火) ▼13.6(0.58%)
NYプラチナ:986.4 ドル 6/25(火) ▼15.4(1.54%)
ドル円:159.67 円 6/25(火) ▲0.10(0.06%)
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