更新日：2024年06月27日(木)
新築住宅販売件数も低調。米5月の新築住宅販売件数は61.9万戸。市場予想の63.3万戸を下回り、半年ぶりの低水準。
前月比では-11.32％の大幅減、2022年9月（-13.66％）以来、1年8ヵ月ぶりの急減。前年比では-16.46％で1年3ヵ月ぶりの急減。
先週発表された5月の中古住宅販売件数も3ヵ月連続減で4ヵ月ぶり低水準となっており、その前に発表された住宅市場の景況感を示すNAHB住宅市場指数は2ヵ月連続の節目50割れ。
住宅販売件数全体に占める割合が13％程に過ぎないものの景気先行性が高いとされる新築住宅販売も、全体の87％程度を占める中古住宅販売も、景況感も、いずれも景気失速の兆しを示唆している可能性もありそうです。
26日のNY金は-17.6ドル、0.76％の続落で5月3日（2308.6）以来、ほぼ2ヵ月ぶりの安値。5月24日以来、1ヵ月ぶりの続落となって保ち合い崩れの様相に。時間外序盤の2330ドル台半ばが高値となって軟調推移、ロンドン・NY市場にかけては2330ドルが上限となり、保ち合いながらも下値を切り下げる展開に。ドル高の流れを受けてNY市場では2300ドル近辺まで下落、2310ドル台前半までの自律反発をはさんでNY引け後には再び2310ドル割れ。2330ドルの節目割れに伴う短期下値目安は5月安値圏2280ドル近辺まで。ただし6月初旬の安値と合わせてダブルボトムを形成、PCEの結果確認後にも2300ドルの大台を維持できれば下げ渋る可能性も。
NYプラチナは+49.7ドル、5.04％の大幅反発で5月31日（1042.0）以来、ほぼ1ヵ月ぶりの高値。上昇率は今年の絶対値平均騰落率1.39％の3.6倍、今年最大で2022年11月10日（+57.5ドル、5.79％）以来、1年7ヵ月ぶりの急騰。時間外序盤に1000ドルの大台を回復するとNY朝には1010ドルトライ、NY午後には一段高となり、高値では一時1030ドル台後半まで上昇し、NY引け後には1030ドル割れ。1000ドル台の節目上抜けに伴う短期上値目標、5月高値（1105.0）から6月安値（945.7）の半値戻し（1025.4）を達成。若干の行き過ぎから巻き戻して一服状態も、堅調維持なら61.8％戻し（1044.1）が次の上値目標に。
ドル円は+118銭、0.74％の続伸で1986年12月24日（161.45）以来、37年半ぶりのドル高円安水準。東京朝の安値159円60銭台からゆっくりと堅調推移、午後には前日までの6月高値159円90銭台で上値を押さえられる状態が続いたものの欧州時間にはこれを突破して160円台へ。NY朝には4月高値を上抜けて160円40銭近辺まで上昇、国内当局からの円安牽制発言で一時160円近辺まで小幅に急落も、押し目買いとなって切り返すと160円60銭台へ、NY午後には160円台後半での推移となり、高値では160円80銭台まで上昇。PCE前でも待ち切れずに動き出した格好となり、159円90銭の節目上抜けに伴う短期上値目標161円近辺に急接近。PCEの結果次第ではさらに一段高トライへも、次の上値目標としては1986年12月23日の162円60銭台。下値サポートは159円50銭、割れると158円近辺までが短期下値目安に。※参考：金プラチナ相場とドル円 NY市場6/26終値とチャート
27日の国内金価格は-56円、0.43％の続落で6月20日（12964）以来、1週間ぶりの安値。6月3日以来、3週間ぶりの続落で調整局面加速となり、13060円の節目割れに伴う短期下値目安13000円の大台近辺に到達。これで調整一服とならない場合には12950円程度までが次の下値目安に。13100円超へと反発できれば上値トライ再開へ、短期上値目標は13200円近辺まで。
国内プラチナ価格は+187円、3.4％の大幅反発で6月3日（5715）以来、3週間ぶりの高値。上昇率は今年の絶対値平均騰落率1.17％の2.9倍、今年4番めの急騰。5560円の節目上抜けに伴う短期上値目標、5600円台回復を達成してさらに一段高。5月高値（5877）から6月安値（5218）の61.8％戻し（5625）も達成し、堅調局面が続けば76.4％戻し（5721）へも。5490円が当面の下値サポート、割れると5400円近辺までの一段安も。
※参考：金プラチナ国内価格6/27とチャート
2024年06月27日(木)時点の相場
国内金：12,999 円 6/27(木) ▼56(0.43％)
国内ﾌﾟﾗﾁﾅ：5,681 円 6/27(木) ▲187(3.40％)
NY金：2,313.2 ﾄﾞﾙ 6/26(水) ▼17.6(0.76％)
NYﾌﾟﾗﾁﾅ：1,036.1 ﾄﾞﾙ 6/26(水) ▲49.7(5.04％)
ﾄﾞﾙ円：160.85 円 6/26(水) ▲1.18(0.74％)
6/26(水)のその他主要マーケット指標
回復途上のユーロ圏景況感指数、節目100手前で横ばい状態に 06/28(金)米住宅価格上昇率は高止まり、住宅購入余力も急低下 06/26(水)ドイツIFO景況感指数、6月はサービス業以外が急失速 06/25(火)勝率最低水準の6月最終週、国内金・プラチナ価格の攻防ライン 06/24(月)
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