求人件数は3年4ヵ月で2番め、求人倍率は3年ぶりの低水準
更新日:2024年07月31日(水)
米6月の求人件数は818.4万件。市場予想の800万件を上回ったものの、5月(823.0万件)からは-0.56%、4月(791.9)以来2ヵ月ぶり低水準。3年4ヵ月では2番めの低水準。
6ヵ月平均では837.48万件で3年1ヵ月ぶりの低水準。コンスタントに減少傾向が継続。
6月の失業者数は681.1万人で2021年10月(724.4)以来、2年8ヵ月ぶりの高水準。
この結果、求人倍率は1.202件/失業1人。2021年6月(1.081)以来、3年ぶりの低水準。求人倍率も着実に低下傾向が継続。
なお、求人倍率は2019年平均1.193にほぼ到達。ただし過去平均0.687には遠く及ばず。
求人件数は2019年平均715.4万人にはまだ届かず、過去平均537.4万人には遠く及ばず。
30日のNY金は+74.1ドル、3.12%の大幅反発で7月18日(2456.4)以来、2週間ぶりの高値。上昇率は今年の絶対値平均騰落率0.76%の4.1倍、今年最大で昨年10月13日(+58.5ドル、3.11%)以来、9ヵ月半ぶりの急騰。12月限は2420ドル台へと上方乖離で時間外をスタート、アジア時間には小幅下押しも2420ドルを維持して切り返すと2430ドル台へ。NY午後には米10年債利回りが低下し、ドル安となった流れを受けて2450ドル台へ、高値では2450ドル台後半まで上昇し、NY引け後も2450ドル台を維持。2420ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標2450ドル近辺に到達し、9月利下げの可能性示唆も予想されるFOMCでサプライズがなければ一服状態にも。
NYプラチナは+13.4ドル、1.4%の続伸で7月19日(973.9)以来の高値。前日の堅調な流れがこの日も継続、アジア時間の950ドル台半ばが安値となり、浅めの押し目形成後にはロンドン・NY朝にかけて960ドル台での保ち合い推移、NY午後には970ドル台へと水準を切り上げ、高値では970ドル台前半まで。まだ勢いには欠けるものの、970ドルの節目をわずかながらも上抜けたことで、上値トライへの流れが進行しやすい状況に。ゆるやかに上昇する90日移動平均線(983.9)がレジスタンスとならなければ1000ドルの大台付近までを目指す流れにも。
金との価格差は1480.9ドルとなり、2週間ぶりに過去最大を更新。
ドル円は-134銭、0.87%の大幅反落。東京朝には153円60銭台まで小幅下押し後に反発すると154円台へ、日銀の利上げ先送り観測などから東京市場終了直後には155円20銭台まで上昇。これが高値となって欧州時間からNY朝にかけては154円後半でのもみ合い推移、NY市場では巻き戻しの流れへ。NY午後に154円を割れると一段安となり、NY終盤には153円割れ。日銀の利上げ検討報道から早期利上げ観測も強まった格好。153円70銭の節目割れに伴う短期下値目安153円割れを達成したことで短期的には一服感も、サプライズがあれば7月安値圏152円前後までの再トライも。
※参考:
金プラチナ相場とドル円 NY市場7/30終値とチャート
31日の国内金価格は+34円、0.26%の反発。
上昇軌道の90日移動平均線(12860)にサポートされて下げ渋り。上方向には引き続き13000円のレジスタンスへの抵抗感が今後強まる可能性も、これを突破するようなら13100円程度までの上値切り上げも。下方向へは12870円から90日移動平均線(12860)のサポート帯を下抜けるようだと一段安トライ、12740円辺りまでが短期下値目安に。
月間ベースでは-243円、1.85%安で7ヵ月ぶりの反落。
プラチナ価格は+16円、0.31%高で3日続伸。7月24日(5167)以来、1週間ぶりの高値。それでも急降下する9日移動平均線(5166)にも届かず、上げ幅は限定的。戻り売り警戒感も続き、5040円の節目割れなら4950円程度までを目安に一段安リスクも。
月間ベースでは-456円、8.18%の大幅続落。昨年6月(-419円、8.42%)以来、1年1ヵ月ぶりの大幅安。
※参考:
金プラチナ国内価格7/31とチャート
2024年07月31日(水)時点の相場
国内金:12,911 円 7/31(水)
▲34(
0.26%)
国内プラチナ:5,117 円 7/31(水)
▲16(
0.31%)
NY金:2,451.9 ドル 7/30(火)
▲74.1(
3.12%)
NYプラチナ:971.0 ドル 7/30(火)
▲13.4(
1.40%)
ドル円:152.69 円 7/30(火)
▼1.34(
0.87%)
7/30(火)のその他主要マーケット指標
日銀利上げ×FRB利下げ示唆=ドル円150円割れ 08/01(木)ゆるやかに低下する賃金上昇率と下げ渋る地区連銀賃金指数 07/30(火)高値保合い維持をかけた国内金価格、真夏の攻防 07/29(月)6月PCEは予想どおり、上振れのコアPCEは2.6%で下げ渋り 07/27(土)
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