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★金プラチナ短期相場観★

失業保険新規申請件数は減少一服、継続受給者数は増加一服
更新日:2024年12月06日(金)
新規失業保険申請件数・継続受給者数 4週移動平均 2024年11月30日までの週11月最終週の新規失業保険申請件数は22.4万件。市場予想の21.5万件を上回り、4週ぶりに前週から増加し、6週ぶりの高水準へと若干の悪化。
4週移動平均は21.83万件で2週ぶりの高水準。6ヵ月半ぶり低水準となった前週の21.75万件を上回り、半年では2番めタイの低水準。
4週移動平均が前週を上回って増加するのは6週ぶり。
感謝際ウィークで一時的なブレも予想されるものの、新規失業保険申請件数は減少傾向一服。
(※11月雇用統計の調査対象週は7ヵ月ぶり低水準となった好調の週。)

一方、23日までの週の失業保険継続受給者数は187.1万人となり、5週ぶりの低水準。
2週前には189.8万人まで増加し、2021年11月以来、3年ぶりの高水準となって以降は2週連続減少。
4週移動平均では188.8万人となり、前週からは+4千人の小幅増、2週前と並び、3年ぶりの高水準。
4週移動平均では2週前まで8週連続増加。
失業保険継続受給者数は11月に、ようやく増加傾向一服の兆しに。

NY金・日足+20日移動平均線 2024年12月5日5日のNY金は-27.8ドル、1.04%安で3日ぶりの反落。11月26日(2621.3)以来、10日ぶりの安値。アジア時間の2680ドルが高値となって伸び悩み、4日連続2680ドル近辺、6日連続2690ドルの節目を超えられずに失速。ロンドン・NY朝にかけては2670ドル台前半を中心に上下動、NY市場では予想よりも低調となった失業保険申請件数確認後に調整の流れが進行、NY午後には2650ドルの節目割れへと急落。雇用統計直前のポジション調整もNY引け後には2650ドル台へと下げ渋り、節目割れが一時的な行き過ぎとなれば2680ドルまでのレンジで保ち合い継続。そうでなければ節目割れに伴う短期下値目安、11月末安値圏2610ドル近辺までを目指す流れへ。2680ドル超へと切り返す展開となった場合には上値トライ再開、11月末高値圏、2720ドル台を目指す流れへ。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2024年12月5日NYプラチナは-11.7ドル、1.23%の続落で11月27日(931.8)以来、1週間ぶりの安値。アジア時間には950ドル近辺での小幅保ち合い、ロンドン市場では950ドル台半ばへと水準を切り上げながらも前日高値(958.3)と右肩下がりの20日移動平均線(957.9)に上値を押さえられ続けて失速。NY朝には950ドル割れ、ただしNY午後には940ドル付近では下げ渋り、前日安値(935.0)も下回らずにNY引け後には940ドル台半ばへと小反発。930ドルから960ドルまでのレンジを維持して保ち合い継続へ、上抜けできれば短期上値目標は990ドル近辺まで、下抜けなら910ドル近辺までが下値目安に。

USDJPY・日足+200日移動平均線 2024年12月5日ドル円は-54銭、0.36%安で3日ぶりの反落。東京時間朝の150円70銭台が高値となり、午後には149円60銭台の安値へと下落。ハト派とされる中村日銀審議委員の「利上げに反対しているわけではない」発言を受けて円高圧力が急伸。ただし前日安値(149.53)を下回らず、149円半ばの節目を維持して欧州・NY時間にかけては米10年債利回り上昇にも連れて150円半ばへと反発、しかしNY午後には150円付近へと反落。150円70銭が目先の上限となり、これを突破できれば200日移動平均線(151.99)回復トライ、152円近辺までが短期上値目標に。下方向へは149円半ばのサポートを維持できないようだと12月安値圏再トライ、148円半ばまでが短期下値目安。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/5終値とチャート

6日の国内金価格は-110円、0.78%の反落で10月11日(13763)以来、ほぼ2ヵ月ぶりの安値。下落基調の21日移動平均線(14188)の下で急降下する9日移動平均線(14019)のプレッシャーに負けて反発局面継続に失敗、押し返される形となって13920円の節目をあらためて割り込む展開に。11月安値(13944)と12月3日の安値(13923)とで短期ダブルボトム形成への可能性も消滅、一段安へと向かう可能性が高まる状況に。短期下値目安は13840円程度まで。反発方向へは14020円の節目を上抜けるようなら14100円台回復トライへ。
週間ベースでは-101円、0.72%の続落。

プラチナ価格は-12円、0.24%の続落。レジスタンスラインの9日移動平均線(4942)に押される展開となり、10月9日(4912)と11月安値(4911)、直近のボトム水準に急接近。比較的強めのサポートにもなりうる4910円の節目を割り込むようだと一段安トライへ。短期的には4860円程度までが下値目安に、短中期的には4700円近辺を試しに行く可能性も。4970円超へと切り返すことができれば形成逆転トライ、短期上値目標は5020円程度まで。
週間ベースでは+5円、0.1%の小反発。
※参考:金プラチナ国内価格12/6とチャート

2024年12月06日(金)時点の相場
国内金:13,907 円 12/6(金) ▼110(0.78%)
国内プラチナ:4,916 円 12/6(金) ▼12(0.24%)
NY金:2,648.4 ドル 12/5(木) ▼27.8(1.04%)
NYプラチナ:941.6 ドル 12/5(木) ▼11.7(1.23%)
ドル円:150.08 円 12/5(木) ▼0.54(0.36%)
→12/5(木)のその他主要マーケット指標

←11月雇用統計、NFPは回復軌道、賃金は上昇傾向、その他は悪化 12/07(土)
→ADP雇用11月は予想下回るも3ヵ月平均では底打ち反発 12/05(木)
→失業者数を下回りそうで下回らない求人件数、10月は増加 12/04(水)
→ユーロ圏11月製造業PMIは主要3カ国、独仏伊で下位独占 12/03(火)

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