更新日：2024年12月23日(月)
国内金価格は今年ここまで、前年末からは+4041円、38.9％上昇し、6年連続上昇をほぼ確定した状態で年越しへ。3.6％下落して押し目となった2018年の年末価格4848円からは+9579円、197.6％の上昇。高騰が続く国内金価格はこの6年で約3倍に跳ね上がりました。
国内プラチナ価格は今年、現時点で前年末から+215円、4.4％上昇。こちらも6年連続上昇の可能性を残して年末へ。
昨年末の4861円を上回れば6年連続上昇、下回れば6年ぶりの反落ということに。
なお、14.7％下落した2018年末の3056円からは+2020円、66.1％の上昇。国内プラチナ価格もこの6年間で1.6倍に。
ただし2013年末の4809円から2018年末までの5年間では-1753円、36.5％の下落。この10年余りでは、下に行って来い。
2年連続大幅上昇のNY金は先週末の2640ドル割れのまま、週明け時間外も2630ドル台後半での小動き。2年連続下落の可能性が高まるNYプラチナは週末の930ドル付近から930ドル台半ばへと小幅に上昇。4年連続大幅上昇のドル円は週末の156円40銭台から50銭台へとわずかにドル高円安。
23日の国内金価格は+36円、0.25％の続伸で12月12日（14549）以来、10日ぶりの高値。急騰する9日移動平均線（14361）にもサポートされて堅調を維持、14380円の節目突破に伴う短期上値目標14450円近辺まで、もう少しの上昇余地。10月末の最高値（15025）から11月高値（14722）、12月高値（14549）を経由するレジスタンスラインとの攻防も継続。
一目均衡表では基準線（14309）、転換線（14325）を上回り、雲の上限（14353）も上抜け、遅行線も26日前価格（14133）を上回って三役好転。ただし大幅上方乖離の雲の下限（13773）との関係性を除けば、揉み合い状態のなかでの一時的な上振れに過ぎない可能性も。最高値起点のレジスタンスラインを明確に上抜けない限り、「国内金価格は高値圏での保ち合い」継続中。
プラチナ価格は+22円、0.44％の続伸で11月25日（5194）以来、4週間ぶりの高値。90日移動平均線（5004）上抜け目前の9日移動平均線（4999）にもサポートされ、ゆるやかに下値も上値も切り上げる堅調局面が継続。5040円の節目突破に伴う短期上値目標5120円近辺まで、もう少しの上昇余地。下方向には4970円の節目を割れると短期トレンド崩れへ、巻き戻しの流れとなって4880円近辺までが短期下値目安に。一目均衡表では転換線（5002）と基準線（5047）を上回り、雲の下限（5070）をわずかに上抜け。雲の上限（5218）には距離を残し、遅行線は26日前価格（5106）を少し下回る状態。一役好転、一役は逆転、一役揉み合いの中立状態。短期的には上昇チャネルをどこまで維持できるかがポイントに。年明けには雲のねじれも発生して一段高か、もしくは失速か、米雇用統計の頃にトレンド転換点を迎える可能性も。
※参考：金プラチナ国内価格12/23とチャート
2024年12月23日(月)時点の相場
国内金：14,427 円 12/23(月) ▲36(0.25％)
国内ﾌﾟﾗﾁﾅ：5,076 円 12/23(月) ▲22(0.44％)
NY金：2,645.1 ﾄﾞﾙ 12/20(金) ▲37.0(1.42％)
NYﾌﾟﾗﾁﾅ：936.4 ﾄﾞﾙ 12/20(金) ▲12.9(1.40％)
ﾄﾞﾙ円：156.45 円 12/20(金) ▼0.98(0.62％)
12/20(金)のその他主要マーケット指標
中古住宅価格上昇率は4ヵ月ぶりに賃金上昇率を上抜け 12/24(火)米11月PCEは予想を下回るも下げ渋り、インフレ鈍化は停滞期 12/21(土)12月雇用統計調査対象週の失業保険申請件数は好調維持 12/20(金)2025年は0.25％×2回の利下げ見通しでドル高、金は急落 12/19(木)
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