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★金プラチナ短期相場観★

雇用統計直前の関連指数、雇用は低調、賃金は下げ渋り
更新日:2025年01月10日(金)
米主要地区連銀製造業・サービス業 賃金指数 2024年12月今週は米12月ADP雇用者数が予想を下回る低調な結果となり、ISM景況指数では非製造業の雇用指数が3ヵ月ぶり低水準へと続落、製造業の雇用指数も前月から低下して7ヵ月連続の節目50割れ、と低調。
雇用統計での雇用者数の伸びもやや低調との予想が優勢に。

下げ渋りが意識される賃金上昇率では、方向性を見るために3ヵ月平均で見ると、平均時給の前年比伸び率は11月の+4.0%まで3ヵ月続伸。
主要地区連銀の賃金関連指数を3ヵ月平均で見ると、
リッチモンド連銀製造業景況指数の賃金指数は12月まで3ヵ月続伸で16.3。
ダラス連銀製造業景況指数の賃金指数は19.9。4ヵ月連続20ポイント前後で下げ渋り。
NY連銀サービス業の賃金指数は29.1。3年9ヵ月ぶりの30ポイント割れで低下基調は継続。
フィラデルフィア連銀サービス業の賃金指数は35.5。8月の29台から4ヵ月続伸で反発局面が進行。
リッチモンド連銀サービス業の賃金指数は21.0。前月の18.0から急反発で4ヵ月ぶりの20超へ、と下げ渋り。
NY連銀以外は下げ渋り、反発傾向が優勢となり、12月雇用統計でも賃金上昇率は下げ渋りが優勢か。

NY金・日足+90日移動平均線 2025年1月9日9日のNY金は+18.4ドル、0.69%高で3日続伸。12月12日(2709.4)以来、4週間ぶりの高値。アジア時間に2670ドル台後半での小幅保ち合いから2680ドル台へと水準を切り上げ、ロンドン・NY朝にかけて2690ドル台へと一段高。2670ドルの節目上抜けに伴う一段高トライが進行、高値では2690ドル台後半まで上昇し、短期上値目標2700ドルの大台近辺にもほぼ到達。NY午後には2680ドル台前半までの反落も一時的にとどまり、NY引け後には2690ドル台を維持。短期的には一服感も、雇用統計の結果次第では12月高値(2761.3)と12月安値(2596.7)の61.8%戻し(2698.4)をほぼ達成した現状から、76.4%戻し(2722.5)程度までの上振れも。下値サポート候補は90日移動平均線(2659.1)、その下は2640ドル。

NYプラチナ・日足+90日移動平均線 2025年1月9日NYプラチナはわずかに+0.7ドル、0.07%の小幅高で3日続伸。11月7日(999.1)以来、2ヵ月ぶり高値圏での横ばい推移。ほぼ980ドル台での小幅保ち合い推移となり、高値は980ドル台後半までにとどまり、NY市場では一時970ドル台半ばまで下落する場面もあったものの、NY引け後には980ドル台半ばへと収束。950ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標980ドル近辺到達後の一服状態で高止まり。90日移動平均線(972.2)にサポートされる状態が続けば10月高値(1064.6)から12月安値(907.4)の61.8%戻し(1004.5)が意識される可能性も。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年1月9日ドル円は-25銭、0.16%安で4日ぶりの反落。東京朝の158円40銭近辺が高値となり、株安の流れにも連れて午後には157円70銭台まで軟調推移。158円台を回復して東京市場終了後には、再び戻り売り圧力が強まり、米10年債利回り低下局面に連れて軟調推移、NY市場では157円50銭台まで下落。しかし下値も堅く、米10年債利回りの反発にも連れてNY午後には158円台を回復。雇用統計前で動き難い状況ながら、高値圏での売り圧力と一段高トライとの交錯状態のようにも。短期的には158円10銭の節目超えに伴う短期上値目標159円半ばまでの一段高余地を残しながら、雇用統計の好結果が必要条件にも。想定よりも悪化すると巻き戻しの流れとなり、サイクル的にも短期上昇トレンド一服となる可能性。当面の下値サポート156円80銭を割り込むようなら調整局面拡大へ、155円近辺までが短期下値目安に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/9終値とチャート

10日の国内金価格は+51円、0.35%高で3日続伸。過去最高値の10月31日(15025)以来、2ヵ月半ぶり高値圏での堅調推移。雇用統計で波乱がなければNY金の上昇一服感とドル円の円安余地などから14900円の大台が意識される可能性。反落の目安としては14720円辺りまで。
週間ベースでは+213円、1.46%の続伸。

プラチナ価格は+34円、0.65%高で4日続伸。11月8日(5318)以来、2ヵ月ぶりの高値。パーフェクトオーダーの勢いで堅調を維持、5170円の節目上抜けに伴う短期上値目標5240円近辺に到達してなお、若干勢い余った格好にも。短期的には一服感も、雇用統計後に一段高となれば10月高値(5586)から12月安値(4859)の61.8%戻し(5308)辺りまでが意識される可能性。
週間ベースでは+98円、1.9%高で5週続伸。5週続伸は4月以来、9ヵ月ぶり。
※参考:金プラチナ国内価格1/10とチャート

2025年01月10日(金)時点の相場
国内金:14,823 円 1/10(金) ▲51(0.35%)
国内プラチナ:5,262 円 1/10(金) ▲34(0.65%)
NY金:2,690.8 ドル 1/9(木) ▲18.4(0.69%)
NYプラチナ:984.4 ドル 1/9(木) ▲0.7(0.07%)
ドル円:158.12 円 1/9(木) ▼0.25(0.16%)
→1/9(木)のその他主要マーケット指標

←予想外の雇用大幅増、失業率も低下で追加利下げ観測も後退へ 01/11(土)
→ユーロ圏景況感は2024年末も低調、上昇わずか5カ国 01/09(木)
→米求人件数もISM非製造業景況指数も上振れ、価格指数も急騰 01/08(水)
→サービス業とスペインが好調、12月ユーロ圏総合PMIは回復へ 01/07(火)

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