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総合PMI、1月急回復のドイツに米国は失速、米欧格差は急縮小
更新日:2025年01月25日(土)
ユーロ圏×米国・総合PMI 2025年1月速報2025年最初のPMIは予想外、ドイツが急回復、米国は失速、結果、米欧格差は急縮小となってユーロドルも急上昇。
ユーロ圏総合PMIは1月速報で節目50を回復。7ヵ月ぶり50超となったドイツがユーロ圏を押し上げた格好。
ユーロ圏総合PMIは50.2。前月から+0.6の続伸で3ヵ月ぶりに節目50超、5ヵ月ぶりの高水準。
ドイツが50.1。前月から+2.1、9ヵ月ぶりの急上昇で続伸、7ヵ月ぶりの50超。フランスも続伸となったものの48.3。前月からは+0.8で4ヵ月ぶりの高水準、5ヵ月連続50割れ。

サービス業PMIはユーロ圏としては失速。ユーロ圏は51.4。2ヵ月連続50超も前月から-0.2。
フランスが低調で48.9。前月から-0.4で2ヵ月ぶり低水準、10ヵ月で2番めの低水準、5ヵ月連続50割れ。ドイツは好調で52.5。+1.3の続伸で半年ぶりの高水準、2ヵ月連続50超。
製造業PMIは節目50割れの低迷状態が続くなか、回復基調へ。ユーロ圏は46.1。+1.0で8ヵ月ぶり高水準、2年7ヵ月連続50割れ。
ドイツは44.1。+1.6で8ヵ月ぶり高水準、2年7ヵ月連続50割れ。フランスは45.3。+3.4で7ヵ月ぶりの高水準、2年連続50割れ。

米国は堅調推移のサービス業が予想外の急失速。
総合PMIは52.4。-3.0の急低下で9ヵ月ぶりの低水準。節目50超は2年連続維持。
サービス業PMIは52.8。9ヵ月ぶりの低水準。前月から-4.0は2年半ぶりの急低下。ただし水準的には依然として拡大基調を維持し、生産の伸びが若干鈍化した程度で指数の低下は一時的、との見方も。
その一方で製造業PMIは50.1。+0.7で7ヵ月ぶりに節目50超。製造業復活を目指すトランプ2.0への期待感も追い風?

NY金・日足+90日移動平均線 2025年1月24日24日のNY金は+13.9ドル、0.50%の反発。終値ベースでの最高値、10月30日(2800.8)以来、ほぼ3ヵ月ぶりの高値。アジア時間に2760ドル付近の安値から堅調推移、やや抵抗感も強まりつつあった2770ドルの節目を突破すると2780ドル近辺へと一段高。小幅保ち合いを経てNY市場では米1月サービス業PMIが予想を下回ったことを受けてのドル安の流れで2790ドルトライ、高値では2790ドル台半ばまで上昇し、NY午後には2780ドル近辺へと失速。2800ドルの大台と最高値更新トライへと向かうには少し勢いに欠けたものの、2770ドルの節目突破に伴う短期上値目標2790ドル近辺に到達して一服。目先、高値保ち合い形成後に新たなきっかけがあれば大台トライへも、2760ドルの節目を維持できない場合には2740ドル程度までの調整へ。
週間ベースでは+30.2ドル、1.10%高で4週続伸。4週続伸は8月以来、5ヵ月ぶり。

NYプラチナ・日足+90日移動平均線 2025年1月24日NYプラチナは+1.7ドル、0.18%の小反発で1月13日(975.1)以来、10日ぶりの高値。アジア時間の960ドル台半ばが安値となり、3日連続で上値を押さえられて強めのレジスタンスとなっていた90日移動平均線(974.1)を上抜けると一段高トライ。980ドル近辺まで上昇し、ロンドン・NY朝には970ドル近辺まで下押し後に980ドル台再トライ、しかし980ドル台半ばの高値をつけて失速するとNY午後には970ドル台前半へ。結果的に上ヒゲを残して90日線上抜けトライにも失敗、940ドルから1000ドルまでの広めのレンジ半ばで存在感を増す90日線との攻防継続へ。
金との価格差は1806.8ドルとなり、12月11日(1805.9)以来1ヵ月半ぶりに過去最大を更新。
週間ベースでは+6.6ドル、0.68%の反発。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年1月24日ドル円は-11銭、0.07%の小幅続落。東京市場では織り込み済の日銀追加利上げを受け、156円近辺から156円40銭台までの急騰で反応後に急反落。日銀展望レポートでの物価見通し引き上げを受けて利上げ継続への思惑が円高圧力となり、155円近辺まで下落。植田日銀総裁の会見ではやや乱高下気味の反応もあり、安値では154円80銭台まで下げる場面も、ただし今後の見通しとしては様子見、との思惑が優勢となって155円前半での保ち合いを経て欧州時間からは円安方向へと巻き戻し。NY朝には高値で156円50銭台まで上昇も、156円60銭の節目が超えられずに上げ渋り、米1月PMIが予想を下回ったこともきっかけに失速するとNY午後には155円50銭台まで下落。しかし155円半ばではサポートされてNY終盤には156円付近まで下げ渋り。結果的に155円半ばから156円60銭までの保ち合いレンジの上下を確認して十字線を形成する中立状態に。軟調局面一服から反発方向へと向かえば158円台トライへ、下限割れなら154円近辺までの下値切り下げへ。
週間ベースでは-33銭、0.21%の続落。続落は9月以来、4ヵ月ぶり。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/24終値とチャート

2025年01月25日(土)時点の相場
国内金:15,089 円 1/24(金) ▼24(0.16%)
国内プラチナ:5,108 円 1/24(金) ▼2(0.04%)
NY金:2,778.9 ドル 1/24(金) ▲13.9(0.50%)
NYプラチナ:972.1 ドル 1/24(金) ▲1.7(0.18%)
ドル円:155.94 円 1/24(金) ▼0.11(0.07%)
→1/24(金)のその他主要マーケット指標

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