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米住宅価格と賃金上昇率格差は縮小、拡大?
更新日:2025年01月29日(水)
米住宅販売価格上昇率と賃金上昇率格差 2024年12月11月のケースシラー住宅価格指数は前年比+4.33%。
伸び率は10月の+4.23%を上回り、2ヵ月ぶりの高水準ながら直近14ヵ月では2番めの低水準。
同時刻に発表された11月のFHFA住宅価格指数は前年比+4.24%。10月の+4.51%を下回り、2ヵ月連続の低下で1年5ヵ月ぶりの低水準。
11月の雇用統計での賃金上昇率、前年比+3.97%との差はケースシラーが0.36%、FHFAが0.26%。※いずれも住宅価格上昇率>賃金上昇率。
先週末発表の12月中古住宅販売価格(中央値)は前年比+6.03%。(11月は+4.28%)その結果、11月の賃金格差は+0.31%、12月は2.10%(※いずれも住宅>賃金)。
11月はケースシラーもFHFAも、中古住宅も大差なく、賃金よりも住宅価格上昇率が小幅に上回る状態。
しかし、12月は全米の住宅販売件数の86%(12月時点、近年ほぼこの水準)を占める中古住宅と賃金との上昇率格差は2年ぶり高水準へと急拡大。

ケースシラーとFHFAの賃金格差は11月まで縮小傾向にあり、このままの流れが続けば住宅価格上昇率が賃金上昇率を下回り、住宅購入への抵抗感が緩和される可能性も。
しかし、12月に中古住宅との賃金格差に追随するようなら、賃金格差は再拡大となり、上向きつつある米住宅市場にとっての足枷に。

NY金・日足+90日移動平均線 2025年1月28日28日のNY金は+29.1ドル、1.06%の反発。急反落となった前日の下げ幅の7割を回復。アジア時間には2740ドル台での保ち合い、ロンドン序盤に一時2740ドル割れの安値をつけ、NY市場で買い戻しの流れが加速。2760ドル台を回復したNY午後には米10年債利回り低下の流れにも連れて2770ドル回復トライ、高値では2770ドル台半ばまで上昇し、NY引け後も2770ドル近辺。2760ドルの節目割れに伴う短期下値目安2740ドル到達後の自律反発で高値保ち合いの様相に。現状維持が予想されるFOMCで今後の見通しがハト派寄りとなれば堅調維持へ、2780ドルの節目を超えると2800ドルの大台、最高値更新トライへ。2730ドルが当面の下値サポート、割れると2710ドル近辺までの下値切り下げも。

NYプラチナ・日足+90日移動平均線 2025年1月28日NYプラチナは-0.7ドル、0.07%の小幅続落。960ドルを挟んでの小幅保ち合いに終始。ロンドン序盤の950ドル台前半が安値となり、切り返してつけた高値も960ドル台半ばまで。この日の変動値幅は12.5ドルにとどまり、今年の平均21.4ドルの6割弱で今年最小、2ヵ月ぶりの小動き。90日移動平均線(973.7)がレジスタンスとなって反落した前日安値は下回らず、下げ渋る格好にもなったものの、流れとしては軟調方向へと傾斜。940ドルのサポートを割り込むようだと900ドルの大台割れトライへと向かう可能性。逆に90日線を突破して980ドル超へと切り返すことができれば形成逆転、1000ドルの大台トライへ。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年1月28日ドル円は+100銭、0.65%高で4日ぶりの反発。急落となった前日、NY市場でつけた安値153円70銭台からのゆるやかな自律反発の流れがこの日の東京市場で加速。東京朝の154円40銭台が安値となり、米10年債利回り上昇とドル高の流れで午前中に155円半ばまで上昇、午後には155円90銭台まで上昇。欧州時間には156円付近の高値をつけて失速、155円30銭近辺での小幅保ち合い推移となり、NY市場では155円半ばへと小幅に保ち合い水準を切り上げ。155円半ばの節目割れに伴う短期下値目安154円近辺トライを終えて巻き戻した状態でFOMC待ちへ。タカ派見通しが強まるようなら保ち合い上限156円60銭トライへ、これを上抜けると今年高値圏再トライの流れへ、158円台前半までが短期上値目標に。ハト派的となれば軟調方向へ、154円半ばの節目を維持できないようなら153円半ばを目安に一段安トライへ。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/28終値とチャート

29日の国内金価格は+165円、1.11%の大幅反発。急反落となった前日の下落幅の9割を戻して最高値圏へと再浮上。FOMCと週末のPCE結果次第で最高値更新か、最高値圏での保ち合い崩れへと向かうか、月末の攻防へ。ハト派的となればNY金の最高値更新トライに追随、15160円程度までが短期上値目標に。多少のタカ派寄りなら織り込み済で14910円までの高値保ち合いレンジ維持も。維持できない場合には14870円程度までの調整も。

プラチナ価格は-11円、0.22%安で4日続落。1月21日(5042)以来、1週間ぶりの安値。90日移動平均線(5087)を下抜けた9日移動平均線(5067)もわずかに下回り、軟調方向への勢いが徐々に強まる展開に。当面の主要レンジ下限、5000円の大台を割り込むようなら4950円程度までの一段安へ、5110円の上限を突破するようなら5170円程度までの一段高トライへ。
金との価格差は10017円となり、過去最大を更新。
※参考:金プラチナ国内価格1/29とチャート

2025年01月29日(水)時点の相場
国内金:15,081 円 1/29(水) ▲165(1.11%)
国内プラチナ:5,064 円 1/29(水) ▼11(0.22%)
NY金:2,767.5 ドル 1/28(火) ▲29.1(1.06%)
NYプラチナ:959.4 ドル 1/28(火) ▼0.7(0.07%)
ドル円:155.52 円 1/28(火) ▲1.00(0.65%)
→1/28(火)のその他主要マーケット指標

←利下げ休止も先行き不透明感、ドル円は半値戻しの攻防へ 01/30(木)
→ドイツIFO景況感、先行き不安と製造業低迷は2025年も継続 01/28(火)
→月間上昇確率68.8%、国内金・プラチナ1月の明暗 01/27(月)
→総合PMI、1月急回復のドイツに米国は失速、米欧格差は急縮小 01/25(土)

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