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★金プラチナ短期相場観★

上へも下へも抜け出せない?NYプラチナは三角崩れの保ち合いへ
更新日:2025年04月09日(水)
NYプラチナ 月足一目均衡表 2025年4月8日2020年3月安値(562)を起点に下値を切り上げ続け、2021年2月高値(1348.2)を起点に上値を切り下げ続けてきたNYプラチナ。
2024年以降は何度も上抜けトライを繰り返し、失敗が続いた結果、三角保ち合い上限ラインを上方シフト。そして2024年末以降は下抜けトライを繰り返し始めた格好にも。しかし、これも一筋縄では行かない様相にも。
足下ではトランプ関税ショックの影響でほぼ1年ぶりに900ドル割れトライ、しかし900ドル割れでは下げ渋る展開に。

重要水準、900ドルを維持する状態が今後も続くようなら、三角保ち合いから「三角」だけが崩れて保ち合いへ。
概ね900ドル近辺から1050ドル前後までのレンジでの保ち合いへ、NYプラチナはその移行期にあるのかもしれません。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年4月8日8日のNY金は+16.6ドル、0.56%高で4日ぶりの反発。3010ドルの節目割れに伴う短期下値目安2950ドル近辺に対しては、前日NY午後につけた安値2970ドルまでにとどまって折り返し。自律反発の流れはこの日の時間外も続き、アジア時間に3000ドルの大台を回復するとロンドン序盤には3020ドル台、NY朝には3030ドル台まで上昇。しかし3030ドル台では上値も重く、NY午後には米10年債利回り上昇にも押されて3000ドル割れへと巻き戻し。NY引け後は2990ドル台で下げ渋るも、3000ドルの大台への抵抗感も。目先、大台ラインでの抵抗感が続くようなら調整局面継続へも、2970ドルの節目を割り込むようなら2920ドル辺りまでの下値切り下げも。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年4月8日NYプラチナは+5.4ドル、0.60%高で6日ぶりの反発。960ドルの節目割れに伴う短期下値目安900ドルの大台近辺到達と同時に十字線を形成し、反発への可能性を示唆したとおりの流れとなった時間外には910ドル台から920ドル台へと堅調推移。ロンドン市場で920ドル台後半まで上昇も、前日高値が超えられずに失速するとNY市場では金の軟調局面にも追随する形となって910ドル近辺へ。結果的に上ヒゲ十字線を残しての反発トライ1回めは失敗、目先、900ドルの節目を維持できれば反発再トライへの可能性も、大台割れなら前日安値圏880ドル近辺までの下値切り下げトライへ。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年4月8日ドル円は-153銭、1.04%安で3日ぶりの反落。連日の下ヒゲと一定の大陽線を形成し、底打ち・反発への可能性も示唆した流れは前日高値圏、1月高値(158.87)から4月安値(144.54)の23.6%戻し(147.94)、148円近辺がレジスタンスとなって急失速、今年安値となった4月3日(146.06)以来の安値へと巻き戻し。東京朝の148円10銭台が高値となって軟調推移、午後の高値は147円50銭台、欧州時間に146円60銭台まで下落してNY朝には147円60銭台まで反発も戻り売り。対中国関税合計104%の9日発動は予定通り、などの報道もあり、反発していた米株が反落に転じた流れに追随、リスク回避の流れでNY午後には147円割れ、NY終盤には146円割れトライへ。146円から148円までが目先の主要レンジとなり、146円割れなら一段安トライ、144円付近までが短期下値目安に。148円超へと切り返すことができれば150円台回復トライの流れにも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場4/8終値とチャート

9日の国内金価格は-263円、1.70%の反落。下げ幅では今年の絶対値平均125円の2.1倍、今年4番めの大幅安。2024年の絶対値平均値幅95円の1.3倍、高ボラティリティ状態での上下動が続くなか、最高値からの急落後の戻りとしては限定的となった前日の反発分を帳消しにして3月12日(15155)以来、4週間ぶりの安値。15260円の節目割れに伴う調整局面継続で短期下値目安は15170円辺りまで。上方向には15500円の節目を突破すると反発再トライ、15620円程度までが短期上値目安に。

プラチナ価格は-66円、1.39%の反落。4月高値(5158)から4月安値(4532)の38.2%戻し(4771)手前で失速、巻き戻しの流れが続くようだと当面の底打ちとなった可能性が揺らぎ始めることに。4750円超へと切り返すことができれば反発局面継続へ、4800円台回復が短期上値目標に。4530円の節目割れなら底値切り下げ、一段安トライで2023年10月安値圏4480円近辺までが短期下値目安に。
※参考:金プラチナ国内価格4/9とチャート

2025年04月09日(水)時点の相場
国内金:15,235 円 4/9(水) ▼263(1.70%)
国内プラチナ:4,679 円 4/9(水) ▼66(1.39%)
NY金:2,990.2 ドル 4/8(火) ▲16.6(0.56%)
NYプラチナ:911.3 ドル 4/8(火) ▲5.4(0.60%)
ドル円:146.29 円 4/8(火) ▼1.53(1.04%)
→4/8(火)のその他主要マーケット指標

←相互関税一時停止、自然な流れのドル円も一時巻き戻し 04/10(木)
→ナスダックと日経は20%、NY金の調整率は6% 04/08(火)
→トランプ関税ショック継続、世界同時株安に金も一段安 04/07(月)
→トランプ関税直前、3月の雇用統計は予想よりも堅調 04/05(土)

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