金プラチナ相場情報
Let's GOLD

★金プラチナ短期相場観★

インフレ目標到達済のユーロ圏、未達、行き過ぎの国々
更新日:2025年08月21日(木)
ユーロ圏消費者物価指数 HICP 2025年7月ECBのインフレ目標、前年比+2.0%に対し、ユーロ圏としてはEU基準のインフレ指標HICPで6月に到達済。
2022年末には前年比+10%台まで上昇していたインフレ率は2024年前半にかけて急速に低下、2024年9月には1.7%まで低下してリバウンド、2025年春以降には目標水準付近で落ち着き始めた状態。
ユーロ圏としては7月も目標水準2.0%で横ばい推移となったなか、ユーロ圏内では主要国でもバラつきがあるようです。
主要4ヵ国の7月改定値では、
ドイツ:1.8%=前月から-0.2%で10ヵ月ぶり低水準。25年春以降は2%近辺で安定推移。
フランス:0.9%=24年8月の2.2%を最後に2%割れ、25年2月以降は1%割れでの推移。
イタリア:1.7%=23年末から24年末までは1%前後で低迷、2025年から2%付近での推移。
スペイン:2.7%=5ヵ月ぶり高水準。2%付近で安定推移の25年3-6月から上昇。
主要8ヵ国ではオーストリアが3.7%、ベルギー、オランダが2.6-2.5%と高めでの推移。アイルランドは1.6%と低めでの推移。
その他ユーロ圏ではエストニアが5.6%、スロバキア4.6%、クロアチア4.5%などが突出して高インフレ。キプロスは0.1%の低インフレ。
主要国ではフランスの低インフレが、低調な景気を象徴しているようです。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年8月20日20日のNY金は+29.8ドル、0.89%高で5日ぶりの反発。8月13日(3408.3)以来、1週間ぶりの高値。アジア時間に3350ドル台前半の安値で下げ渋って反発へ、ロンドン序盤に3360ドル台を回復するとNY市場にかけて3380ドル台へと一段高、高値では3390ドル台半ばまで上昇。3390ドルの節目割れに伴う短期下値目安3360ドル近辺到達後の自律反発も、20日移動平均線(3389.3)がレジスタンスのまま。3350ドルが当面の下限となって20日線超えをかけた攻防へ。3350ドルを維持できない場合には下値再トライへ、3260ドル近辺までが短期下値目安に。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年8月20日NYプラチナは+28.8ドル、2.19%高で4日ぶりの反発。8月15日(1345.2)以来の高値。1330ドルの節目割れに伴う短期下値目安1260ドル近辺を目指す流れは1300ドルの大台でサポートされて折り返し。下値トライ後の自律反発となったNY金にも追随し、ロンドン市場で1320ドル台を回復するとNY市場では1330ドル台へと一段高、NY引け後には1340ドル台半ばまで上昇。1310ドルから1370ドルまでが目先の主要レンジとなり、あらためて下限割れの場合には1260ドル近辺までを目安に下値再トライへ。上限突破なら高値圏再トライへ、短期上値目標は1450ドル台。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年8月20日ドル円は-33銭、0.22%の続落。東京朝には国内7月貿易赤字拡大を受けて147円半ばから80銭台まで上昇、これが高値となって失速後は147円半ばへと戻して保ち合い推移、午後には日経平均の軟調推移にも連れて一時147円10銭台まで下落する場面も。欧州時間は147円半ばを回復しての保ち合いも、NY市場では軟調推移。住宅ローン契約に関する不正疑惑を巡り、クックFRB理事に対する「辞任すべき」発言でトランプ大統領のFRB圧力が増す状況がドル売り圧力となり、安値では一時146円80銭台まで下落。それでもNY午後には147円台を回復し、NY終盤には147円半ばへ。147円80銭の節目上抜けに伴う短期上値目標150円半ばを目指す流れは148円ラインが超えられずに失敗、下方向には147円ラインでサポートされ、1円のレンジで保ち合いに。下限を維持できなくなれば144円割れトライへ、上限突破なら151円台トライへも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場8/20終値とチャート

21日の国内金価格は+118円、0.69%の反発。17300円の節目割れに伴う短期下値目安17200円近辺に対しては17221円まで、ほぼ到達したことでNY金の自律反発にも追随。ただし前日の下げ幅には少し届かず、17360円の節目から9日移動平均線(17365)、21日移動平均線(17388)までが目先、強めの抵抗帯となる可能性も。これを突破できれば一定の反発局面形成へ、17480円辺りまでが短期上値目標に。逆に17220円の節目を維持できない場合にはダブルボトム崩れとなって一段安トライへ、17070円近辺までが短期下値目安に。

プラチナ価格は+120円、1.78%高で4日ぶりの反発。8月15日(6949)以来、1週間ぶりの高値。6850円の節目割れに伴う短期下値目安6580円近辺を目指す流れは6748円までで折り返し。保ち合い崩れは一時的にとどまってNYプラチナの反発局面にも追随。8月は上値トライも下値トライも失敗を繰り返して保ち合いレンジを拡大、逆三角保ち合いの形に。本来なら天井圏で出現しやすく、弱気相場の象徴ともされる形状でボラティリティの拡大も示唆。6740円割れへと向かえば軟調局面再開、短期的には6650円程度までが下値目安に。6950円超へと抜け出すことができれば反発局面形成トライ、7250円辺りまでが短期上値目標に。
※参考:金プラチナ国内価格8/21とチャート

2025年08月21日(木)時点の相場
国内金:17,339 円 8/21(木) ▲118(0.69%)
国内プラチナ:6,868 円 8/21(木) ▲120(1.78%)
NY金:3,388.5 ドル 8/20(水) ▲29.8(0.89%)
NYプラチナ:1,341.6 ドル 8/20(水) ▲28.8(2.19%)
ドル円:147.34 円 8/20(水) ▼0.33(0.22%)
→8/20(水)のその他主要マーケット指標

←ユーロ圏製造業PMIも遂に節目50超、3年2ヵ月ぶり 08/22(金)
→米住宅着工件数は予想外の増加も許可件数は5年1ヵ月ぶり低水準 08/20(水)
→NY連銀サービス業活動指数、インフレ懸念で8月は失速 08/19(火)
→米ロ会談翌週はジャクソンホール会合で利下げ見通し見極めへ 08/18(月)

→ 最近よく読まれた記事
→ 明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
→ PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
→ PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン

トップページへ
金プラチナ短期相場観
金プラチナ価格予想
PIVOT指数
主要マーケット指標
地金相場週間推移
相場情報メール
年間高値安値
国債格付一覧
チャートギャラリー
相関性RANK
トレンドワード
純金積立
マーケットトピックス


★PCサイトはこちら★
★iPhone/スマホ★