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サービス業が9月に急失速、ドイツIFO景況感は悪化
更新日:2025年09月25日(木)
ドイツIFO景況感指数・業種別 2025年9月PNIの9月速報では堅調を示唆していたドイツ経済、IFO調べでは低調。
9月のドイツIFO景況感指数は87.7。市場予想の89.4を下回り、1年3ヵ月ぶり高水準となっていた8月(88.9)から反落。回復基調は4ヵ月ぶり低水準へと急失速。
現況指数が85.7と半年ぶり低水準へと急失速、期待指数も89.7、3年半ぶり高水準となった8月(91.4)から-1.7の反落で4ヵ月ぶり低水準。
不確実性指数は4ヵ月ぶり高水準へと上昇。

業種別では、製造業が-13.3。前月から-0.9の続落で3ヵ月ぶり低水準。新規受注は再び減少。
サービス業は-3.0。前月から-5.6、2年1ヵ月ぶりの急低下で3ヵ月続落、7ヵ月ぶり低水準。4ヵ月ぶりのマイナス圏。景況感が悪化し、期待は著しく悲観的に。
貿易は前月から-1.5、3ヵ月続落で5ヵ月ぶり低水準。卸売は-2.7の続落で5ヵ月ぶり低水準。建設業は0.9の反発で2ヵ月ぶり高水準。
ドイツのサービス業PMIは9月速報で急騰し、製造業PMIの失速をカバーして総合PMIでも1年4ヵ月ぶり高水準へと急騰。
前日のPMIとは対照的な結果となったことでユーロ安が進行。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年9月24日24日のNY金は-47.6ドル、1.25%の大幅安で4日ぶりの反落。3日ぶりの最高値更新ストップで調整へ。アジア時間には3800ドルの大台維持をかけた攻防から3780ドル付近まで下落して切り返し、ロンドン序盤にかけての反発で3810ドル台の高値をつけて失速。ドイツの9月IFO景況感指数が予想よりも悪化したことをきっかけにユーロドルが急落した流れに追随、3800ドルの大台割れではいったん下げ渋るもNY朝には米長期金利上昇とドル高基調に押される形で一段安、NY午後には3770ドル割れ。NY引け後には一時3750ドル割れの安値をつけて3760ドル台へと切り返し。この日の安値圏3750ドルが目先のサポートとなれば3820ドルまでのレンジで高値保ち合い形成へ。調整継続なら3700ドルの大台から3670ドルが次のサポート候補、3820ドル超へと反発なら次の最高値更新目安は3860ドル近辺。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年9月24日NYプラチナは-22.1ドル、1.47%安で5日ぶりの反落。1420ドルの節目突破に伴う短期上値目標1500ドル付近に到達し、11年2ヵ月ぶり高値をつけての一服感から調整へ。アジア時間には1480ドル台で下げ渋って1500ドルの大台再トライへ、一時的には1500ドル台へと上昇も、ほぼ大台ラインが上限となる形でロンドン序盤に失速。それでも1470ドル付近が安値となって下げ渋り、NY市場では1480ドルを挟んでの保ち合いに。高値圏で下げ渋りの様相ながら1500ドルの抵抗感も、これを突破して1510ドル超へと抜け出すことができれば1550ドルが次の上値目標に。もう一段の調整進行なら急騰前の保ち合い上限、1420ドル近辺がサポート候補。

USDJPY・日足+200日移動平均線 2025年9月24日ドル円は+124銭、0.84%高で4日ぶりの反発。7月31日(150.80)以来、ほぼ2ヵ月ぶりの高値。東京朝の147円50銭台が安値となって堅調推移、午後には148円トライ、東京市場終了時に大台を突破すると欧州時間には一段高。ドイツIFO景況感指数の悪化を受けてユーロ安ドル高進行の流れに連れ高となって148円30銭近辺へと水準を切り上げ、NY朝にかけても米10年債利回り上昇とドル高の流れが続いて148円70銭台へ、NY午後には148円90銭台まで上昇。146円半ばから148円までの保ち合いレンジを上抜け、短期上値目標149円程度に急接近。短期的には多少の上昇余地を残しながらも一服となって週末のPCE確認へ。200日移動平均線(148.54)にサポートされるようなら短中期的な流れに変化も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場9/24終値とチャート

25日の国内金価格は+78円、0.40%高で4日続伸。3日連続、今年31回めの最高値更新。いくつかの節目を突破して急騰局面を形成し、その勢いがまだ残る様子も。ただし足下で急騰局面を形成してきた流れのなか、RSIは9月9日(価格は18836円)に98.7%でピークアウト、その後は価格が一段高へと向かう流れに逆行する形でRSIはゆるやかに低下を続けて現時点では84.3%。同様のケースは今年序盤にも発生。その時は1月中旬にRSIがピークアウト、価格は2月半ばにピークアウトして3月半ばにかけて大幅調整へ。なお、この時は価格のボトムアウト直前にRSIがボトムアウト。

プラチナ価格は+21円、0.27%の小幅高で4日続伸。45年ぶり高値圏での堅調維持。NYプラチナの調整を円安が相殺してしまった格好となって高止まり。9月序盤の高値、3日の7386円の時のRSIは72.2%でピークアウト、その後の調整をはさんで足下の急騰局面では、高値更新が続くなかRSIは61.8%。もしかすると前日24日の63.1%がピークとなる可能性も。こちらは価格ピークが切り上がるのに対してRSIのピークが切り下がる、典型的な逆行現象となる可能性。急反落への警戒感が高まる場面。
※参考:金プラチナ国内価格9/25とチャート

2025年09月25日(木)時点の相場
国内金:19,622 円 9/25(木) ▲78(0.40%)
国内プラチナ:7,713 円 9/25(木) ▲21(0.27%)
NY金:3,768.1 ドル 9/24(水) ▼47.6(1.25%)
NYプラチナ:1,484.0 ドル 9/24(水) ▼22.1(1.47%)
ドル円:148.90 円 9/24(水) ▲1.24(0.84%)
→9/24(水)のその他主要マーケット指標

←米GDPなど軒並み上振れ、雇用情勢も改善示唆でドル高急伸 09/26(金)
→ドイツのサービス業が好調、ユーロ圏9月PMIは16ヵ月ぶり高水準 09/24(水)
→ユーロ圏消費者信頼感指数、9月は下げ渋り、米国は急失速 09/23(火)
→9月高騰のNY金に追随、国内金価格も今年29回めの最高値更新 09/22(月)

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