金プラチナ相場情報
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★金プラチナ短期相場観★

米GDPなど軒並み上振れ、雇用情勢も改善示唆でドル高急伸
更新日:2025年09月26日(金)
新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数+4週移動平均 2025年9月20日までの週この日発表された米経済指標はいずれも予想以上の好調を示唆。
4-6月期四半期GDP確定値は前期比年率+3.3%の予想に対して結果は+3.8%、1年3四半期ぶりの高成長。4-6月期四半期コアPCE確定値も+2.5%予想に愛して+2.6%。
8月耐久財受注は前月比-0.3%予想に対して+2.9%と大幅上振れ。輸送機器を除く数値も0.0%予想に対して+0.4%。

新規失業保険申請件数も23.5万件の予想に対して21.8万件。前の週からは-1.4万件、3年10ヵ月ぶり高水準へと急増した2週前(26.4)からは2週連続減。
4週移動平均でも23.75万件で2週連続で減少し、2週前の急増が特殊事情によるイレギュラーケースである可能性も示唆。
13日までの週の失業保険継続受給者数も192.6万人で4ヵ月ぶり低水準。4週移動平均でも193.0万人で3ヵ月半ぶりの低水準。
新規失業保険申請件数は4週移動平均で見れば2年前から高値を更新しておらず、上げ渋り。
継続受給者数は4週移動平均で緩やかな増加傾向となっていた状態から、この夏場でピークアウトの可能性も示唆。
利下げの根拠として、不安視される雇用情勢。この指標では意外と持ち堪えています。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年9月25日25日のNY金は+3.0ドル、0.08%の小反発。前日の大幅調整でつけた安値3750ドル近辺からの自律反発局面がこの日の時間外まで継続、3770ドルを挟んでの上下動からロンドン序盤には3790ドル台まで上昇。しかし3790ドル台を維持できない状態が続くとNY朝には米経済指標が軒並み予想外の好結果となったことを受けて3760ドル割れへと急落。それでも3750ドル台で下げ渋ると、前日安値を下回らず、押し目買いとなってNY午後には3770ドル台へ、NY引け後には一時3780ドル台まで上昇。引き続き3670ドルから3820ドルまでの広めのレンジ内で、3750-60ドル近辺へと下値切り上げできるかどうか。もう一段の調整なら3700ドルの大台から3670ドルが次のサポート候補、3820ドル超へと抜け出すようなら短期上値目標は3860ドル辺り。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年9月25日NYプラチナは+46.0ドル、3.10%の反発。2013年9月3日(1538.2)以来、12年と半月ぶりの高値。1480ドル台での小幅保ち合いでアジア時間を通過するとロンドン序盤から買い圧力再燃、1500ドルの大台を突破すると1530ドルまで急騰。NY朝にかけての反動安も1500ドル近辺までにとどまって切り返すとNY午後には1530ドル台、NY引け後には1540ドル台へと一段高。1510ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標1550ドルにも急接近。当面の下値サポートは1480ドル、これを割れるようだと1420ドル辺りまでが調整目安に。

USDJPY・日足+200日移動平均線 2025年9月25日ドル円は+87銭、0.58%の続伸。7月31日(150.80)以来、2ヵ月ぶり高値圏での堅調推移。東京朝の148円50銭台が安値となり、60銭台から80銭台までのレンジを徐々に縮小する形の保ち合いで欧州時間へ。NY朝には米GDPなど複数の指標がいずれも市場予想を上回る好結果となったことを受けて米10年債利回り上昇とドル高急伸、149円20銭台へと40銭ほどの急騰後も、利下げ観測後退などの思惑からドル買いの流れが続いてNY午後には149円後半、NY終盤には149円90銭台まで上昇。148円の節目突破に伴う短期上値目標149円程度に到達してさらに一段高。200日移動平均線(148.52)上抜け後も堅調推移が続き、PCEが予想を下回らなければドル高優勢の展開継続への可能性、150円の大台回復なら8月高値圏、151円近辺が意識される展開にも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場9/25終値とチャート

26日の国内金価格は+127円、0.63%高で5日続伸。4日連続、今年32回めの最高値更新。5日続伸は1ヵ月ぶりで今年4回め。今年の絶対値平均騰落率(値幅)は0.73%(120円)、9月に限れば0.77%(144円)。少し動けば1%、200円程度の変動も。9月の最大は3日の+479円、2.66%。今年最大は4月10日の+736円、4.83%。2番めは4月7日の-721円、4.51%。
週間ベースでは+793円、4.18%高で6週続伸。3週ぶりで今年2番めの大幅高。6週続伸は2024年10月以来、11ヵ月ぶり。

プラチナ価格は+377円、4.89%の大幅高で5日続伸。45年ぶり高値圏での一段高。5日続伸は6月以来、3ヵ月ぶりで今年3度め。上昇率は今年の絶対値平均騰落率1.30%の3.8倍、今年4番めの急騰。上げ幅では今年最大、2008年11月25日(+391円、16.37%)以来、18年10ヵ月ぶりの大幅高。ちなみに下げ幅では2013年4月16日の-436円(8.86%)、2010年5月21日の-584円、11.86%なども。今年の絶対値平均騰落値幅は78円、9月に限れば123円。
週間ベースでは+885円、12.3%の続伸。6月以来3ヵ月ぶりで今年2番めの急騰。
※参考:金プラチナ国内価格9/26とチャート

2025年09月26日(金)時点の相場
国内金:19,749 円 9/26(金) ▲127(0.65%)
国内プラチナ:8,090 円 9/26(金) ▲377(4.89%)
NY金:3,771.1 ドル 9/25(木) ▲3.0(0.08%)
NYプラチナ:1,530.0 ドル 9/25(木) ▲46.0(3.10%)
ドル円:149.77 円 9/25(木) ▲0.87(0.58%)
→9/25(木)のその他主要マーケット指標

←米PCEインフレは上昇基調継続も想定の範囲内でドル高一服 09/27(土)
→サービス業が9月に急失速、ドイツIFO景況感は悪化 09/25(木)
→ドイツのサービス業が好調、ユーロ圏9月PMIは16ヵ月ぶり高水準 09/24(水)
→ユーロ圏消費者信頼感指数、9月は下げ渋り、米国は急失速 09/23(火)

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