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★金プラチナ短期相場観★

NY金が100ドル上昇に要した日数も最速ペースを更新中
更新日:2025年10月10日(金)
NY金が100ドル上昇するのに要した日数 2025年10月9日NY金は今週、10月7日にNY終値で4000ドル台に到達。
振り返るとNY金は2011年夏に米国の格下げなどを背景に1500ドル台から1800ドル台へと急騰。その後はゆるやかに軟調推移となって2015年12月にはNY終値で1049.6ドルまで下落して底打ち。
ここから、NY金の長期上昇局面がスタート。
2011年高値圏となった1700ドル台を回復したのが2020年4月9日。コロナショック後の急騰局面の勢いで6月30日には1800ドル台へ、この間56日。一段高で18日後の7月27日には1900ドル台。
そして史上初の2000ドル台に到達したのが2020年8月4日、ここまでの100ドルはわすか6営業日。
大台到達で一服となり、次の節目2100ドルに到達するのに要した日数は900日。3年7ヵ月後の2024年3月4日。
これが、だれも想像しなかったハイペースのNY金高騰フェーズの起点に。
以降、100ドル上昇するのに3桁の日数を要することはなく、17日後の24年3月27日に2200ドル超、4日後に2300ドル台、9日後には2400ドル台、2500ドル台の大台到達には81日を要して8月12日。
これで節目を超えた格好となって再加速、2600ドル台には23日後の24年9月13日。さらに24日後の10月17日には2700ドル台、9日後の10月30日には2800ドル台へ。
年が明けて2025年、2月10日には2900ドル台へ。69日間を要した後は再び加速、3000ドルの大台には23日後の3月14日に到達、10日後には3100ドル台、さらに10日後には3200ドル台へ。
そして3日後には3300ドル台、2日後の4月21には3400ドル台。
ここから夏場にかけてはトランプ関税の影響などもあり、上下動を経て横ばい推移傾向に。それでも91日後の8月29日に3500ドル台へと上昇すると思い出したかのように加速。
2日後の9月3日には3600ドル台、8日後には3700ドル台、6日後に3800ドル台、8日後の10月3日に3900ドル台、そして2日後に4000ドル台の大台に到達。

100ドル上昇に要した平均日数は、2000ドルから2500ドルまでの間が202日。2500ドルから3000ドルの平均は30日、3500ドルまでの平均は23日。
3500ドルから4000ドルまでの100ドル上昇に要した平均日数は、5日。
キリの良い節目到達時には一服となる傾向もある、最速ペース更新中のNY金、今回の4000ドル到達後は如何に?

NY金・日足+20日移動平均線 2025年10月9日9日のNY金は-97.9ドル、2.41%安となって5日ぶりの反落。5日ぶりの最高値更新ストップ。下落率では今年の絶対値平均0.93%の2.59倍、今年7番めの大幅安。時間外には4060ドル近辺から4020ドル近辺までの下押し後に反発、高値再トライの流れはNY朝の4080ドル手前まで続いて失速。NY市場ではドル高の流れが強まったこともあり、調整の流れが急加速。NY午後には4000ドルの大台を割れると安値では一時3960ドル割れ。NY引け後の自律反発では4000ドルの大台との攻防へ。イスラエルとハマスの和平案合意も下押し圧力の一つとなった可能性も。目先、4000ドルの大台がレジスタンスとなるようだと調整継続の可能性も、そうなれば8月後半安値(3353.4)から最高値(4081.0)の23.6%戻し(3909.3)近辺が目安に。反発局面が続いて4080ドル超へと高値再トライとなった場合には4120ドル近辺までが次の高値目安に。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年10月9日NYプラチナは-44.4ドル、2.61%の反落。時間外には1690ドル付近から1660ドル台まで下押し後に反発、ロンドン市場で1700ドルの大台を回復するとNY朝には1720ドル台へと一段高。2013年2月14日(1735.0)以来、12年8ヵ月ぶり高値をつけて失速するとNY市場ではNY金の急落局面に追随、NY午後には1650ドル付近まで急落。NY引け後の自律反発も1660ドル台。目先、調整継続となれば9月安値(1354.0)から10月高値(1725.7)の23.6%戻し(1638.0)、38.2%戻し(1583.7)辺りまでが目安に。1580ドルの節目を割れるようだと1520ドル程度までの一段安も。逆に切り返して1710ドル超へと高値再トライとなれば次の上値目標は1750ドル。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年10月9日ドル円は+39銭、0.26%高で6日続伸。2月12日(154.40)以来、8ヵ月ぶり高値圏での一段高。6日続伸は今年最長、昨年12月以来、10ヵ月ぶり。152円半ばでの小幅保ち合いから、東京市場終了時に株高に連れる形で153円20銭台へと急上昇。しかしこれを維持できず、欧州時間には153円割れへと失速、NY朝には高市総裁の一方的な円安誘導や財政出動を否定する発言を受けて一時152円10銭近辺まで急落。これも一時的にとどまって152円後半へと戻し、153円台も回復。失速気味ながらも円安基調継続となり、抵抗感も残る153円ラインを突破しつつあり、引き続き今年高値(158.87)から今年安値(139.89)の76.4%戻し(154.39)辺りまでが意識される可能性。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場10/9終値とチャート

10日の国内金価格は-97円、0.45%安で6日ぶりの反落。5日ぶりの最高値更新ストップ。急騰局面形成後に、今年の絶対値平均騰落率0.75%の6割にとどまる小幅調整。もう一段の調整継続なら9月安値(18796)から最高値(21613)の23.6%戻し(20948)も視野に。調整もそこそこに21620円超へと高値再トライなら次の最高値更新目標は21700円台へ。
週間ベースでは+1500円、7.49%の大幅高で8週続伸。8週続伸は昨年10月以来、1年ぶり。2020年3月23日からの週(+507円、8.92%)以来、5年7ヵ月ぶりの急騰。

プラチナ価格は-68円、0.77%安で6日ぶりの反落。5日ぶりの最高値更新ストップ。今年の絶対値平均騰落率1.33%の6割弱にとどまる小幅調整。もう一段の調整継続なら9月中旬安値(7091)から最高値(8883)の23.6%戻し(8460)、少し勢いづけば38.2%戻し(8198)、8200円近辺も。逆に8890円超へと高値更新トライへと向かうようなら、次の高値目標は8980円程度まで。
週間ベースでは+667円、8.19%の大幅高で4週続伸。
※参考:金プラチナ国内価格10/10とチャート
2025年10月10日(金)時点の相場
国内金:21,516 円 10/10(金) ▼97(0.45%)
国内プラチナ:8,815 円 10/10(金) ▼68(0.77%)
NY金:3,972.6 ドル 10/9(木) ▼97.9(2.41%)
NYプラチナ:1,656.4 ドル 10/9(木) ▼44.4(2.61%)
ドル円:153.08 円 10/9(木) ▲0.39(0.26%)
→10/9(木)のその他主要マーケット指標

←米消費センチメント、10月速報は予想上回るも5ヵ月ぶり低水準 10/11(土)
→国内金価格が千円上昇するのに要した日数、過去最短を更新 10/09(木)
→NY連銀9月インフレ期待は5ヵ月ぶり高水準へと上昇 10/08(水)
→それでなくとも上昇しやすい10月の金価格、プラチナ価格 10/07(火)

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