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★金プラチナ短期相場観★

ADP雇用もISMの雇用も10月は上昇、でも雇用トレンドは下向き
更新日:2025年11月06日(木)
雇用者数増減推移 NFP×ADP+3ヵ月移動平均 2025年10月ADPもISMも10月は予想外の好結果。
ADP社が5日発表した米10月雇用者数は市場予想の前月比+3.0万人を上回る+4.2万人で3ヵ月ぶり高水準。9月も-3.2万人から-2.9万人へ上方修正。
トレンドを示す3ヵ月移動平均で見ると10月は+0.3万人。9月から-2.1、3ヵ月続落で2020年8月(-0.5)以来、5年2ヵ月ぶりの低水準。
雇用統計NFPは8月分まで発表済で8月時点の3ヵ月移動平均は+2.9万人。5年1ヵ月ぶり低水準となった7月の+2.8万人からわずかに上昇。
8月時点での3ヵ月移動平均の24ヵ月相関係数は0.6189。
年初にマイナス圏まで落ち込んだNFPとADPの相関関係はその後急速に強まり、トレンドは減少傾向の状態のまま、NFPは発表延期に。
その後もADPの3ヵ月移動平均のトレンドは下向きのまま。

ISM非製造業景況指数も10月は52.4と市場予想を上回って8ヵ月ぶり高水準へと急反発。
雇用指数も48.2となり、3ヵ月続伸で5ヵ月ぶりの高水準。
しかし、ISMの雇用指数も5ヵ月連続の節目50割れ、低迷状態は継続中。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年11月5日5日のNY金は+32.4ドル、0.82%の反発。時間外序盤に前日安値をわずかに下回り、3930ドル台半ばの安値をつけて折り返し。3990ドルの節目割れに伴う短期下値目安3920ドル辺りを目指した一段安トライは少し手前で失速。調整局面再加速への兆しを最小限にとどめる形となり、むしろ押し目買いを誘発した可能性も。アジア時間に3980ドル台を回復するとロンドン序盤には3990ドル台へと上値トライ、NY市場ではADP雇用やISM非製造業景況指数の上振れを受けたドル高局面では下押し圧力。しかし、ここでも押し目買い圧力で下支え、NY午後には4000ドルの大台回復トライも。3960ドルから4020ドルまでが目先の主要レンジとなり、上抜けなら地合い回復へ4100ドル台を短期目標に反発トライへ、下抜けの場合には調整再開、3900ドル近辺再トライへ。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年11月5日NYプラチナは+11.9ドル、0.77%の反発。時間外序盤に前日安値を下回って1520ドル付近まで下落、1週間ぶり安値をつけて下げ渋ると1540ドル台までのレンジで保ち合いに。NY市場ではNY金の反発局面に追随する形となって1550ドル台へ、NY引け後には一時1570ドルまで上昇。反発の流れがもう一段続くようなら下値トライも一服へ。失速なら1580ドルの節目割れに伴う短期下値目安1500ドルの大台付近を目指す流れ継続へ。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年11月5日ドル円は+44銭、0.29%の反発。東京市場朝には日経平均の急落に追随する形で152円90銭台へ。70銭ほど水準を切り下げて一服、午後にかけて153円半ばを回復すると欧州時間には153円後半での保ち合いに。NY市場ではADP雇用の上振れを受けて154円回復トライ、ISM非製造業景況指数の上振れで154円30銭台へと一段高。しかし前日までの高値圏154円40銭台手前で上げ渋るとNY午後には154円付近まで失速。上値トライ一服後の調整の兆しも限定的となり、予想外の好調を示唆した米指標結果に押し上げられ、しかし154円20銭の節目から40銭台までの抵抗帯突破には勢いが足りない様子も。団子天井を突破できれば155円台再トライへ、できなければ153円半ばまでの小幅レンジで保ち合いへ。保ち合い崩れとなれは152円台前半までの下値切り下げも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場11/5終値とチャート

6日の国内金価格は+203円、0.95%高で3日ぶりの反発。21210円の節目手前で下げ渋っての反発も下落基調が続く9日移動平均線(21597)には届かず。調整局面一服後も上値は切り下げ、しかし下値も切り上げる形となって保ち合いレンジ縮小の様相に。地合い回復に向けては9日線上抜けは必須で上昇軌道を維持する21日移動平均線(21858)上抜けも必要に。21860円超へと抜け出すことができれば反発局面形成へ、22000円台回復トライ。これらがレジスタンスとなって21310円の節目割れへと反落なら下値トライ再開、短期下値目安は21160円程度まで。

プラチナ価格は+91円、1.09%高で3日ぶりの反発。8430円の節目割れに伴う短期下値目安8200円の大台近辺には少し届かず折り返し。最高値更新後の調整下限となった10月22日の8211円を下回ることなく、戻り売り局面加速で調整再開への流れを回避。8310円へと下限を切り上げて8720円までのレンジで保ち合い継続へ。あらためて下限割れなら8200円の大台近辺再トライへ。
※参考:金プラチナ国内価格11/6とチャート

2025年11月06日(木)時点の相場
国内金:21,513 円 11/6(木) ▲203(0.95%)
国内プラチナ:8,406 円 11/6(木) ▲91(1.09%)
NY金:3,992.9 ドル 11/5(水) ▲32.4(0.82%)
NYプラチナ:1,562.6 ドル 11/5(水) ▲11.9(0.77%)
ドル円:154.11 円 11/5(水) ▲0.44(0.29%)
→11/5(水)のその他主要マーケット指標

←米・週間経済活動指数WEI、やや失速も長期平均以上を維持 11/07(金)
→9月以降も低調続き、警戒感も高まる民間発表の米雇用指標 11/05(水)
→ユーロ圏製造業PMI、下位グループの押し上げで節目50を回復 11/04(火)
→世界の金需要2025-3Q インドの金消費需要が急増 11/01(土)

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