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★金プラチナ短期相場観★

9月以降も低調続き、警戒感も高まる民間発表の米雇用指標
更新日:2025年11月05日(水)
ISM非製造業・製造業景況指数+雇用 2025年10月米政府機関の一部閉鎖が過去最長記録に並び、雇用統計など米政府系指標の9月分以降の発表延期が続き、民間発表指標に頼らざるを得ない状況が継続中。
今週発表済の10月ISM製造業景況指数では、総合指数が48.7で市場予想を下回り、9月の49.1から反落で8ヵ月連続の節目50割れ。
価格指数が4ヵ月連続の低下で9ヵ月ぶり低水準となったことを好感する形で新規受注は9月から反発、ただし49.4で2ヵ月連続50割れと低調。
雇用も3ヵ月連続上昇で5ヵ月ぶり高水準。ただし回復傾向ながら46.0と9ヵ月連続の節目50割れ。
5日に発表されるISM非製造業景況指数は9月まで4ヵ月連続節目50以上を維持しながらも、9月は50をギリギリ維持。
価格指数も9月時点では高止まり、雇用指数は47.2で8月からは反発も4ヵ月連続節目50割れ。
ISMでは製造業も非製造業も雇用指数は低迷継続。
非製造業の10月分と、9月まで低下傾向が強まっていたADP雇用の動向も、年内追加利下げに向けた強力な支援材料にも。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年11月4日4日のNY金は-53.5ドル、1.33%の反落で10月3日(3908.9)以来、1ヵ月ぶりの安値。時間外序盤の4020ドル手前が高値となって軟調推移。3980ドル割れ後には4000ドル台へと反発も、ロンドン・NY市場にかけて戻り売り、ドル高基調に伴い、ユーロドルの軟調推移にも連れる形で3950ドル割れへと急落。自律反発局面ではサポートからレジスタンスに切り替わった3990ドル近辺で跳ね返され、NY引け後には3940ドル割れへと一段安。3990ドルの節目割れで調整局面再開、短期下値目安3920ドル辺りまでを目指す軟調局面継続へ。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年11月4日NYプラチナは-30.7ドル、1.94%の反落で10月21日(1519.3)以来、2週間ぶりの安値。時間外序盤の1580ドル近辺が高値となって軟調推移。アジア時間に前日安値を下回るとロンドン・NY市場にかけて一段安、NY朝につけた安値は1530ドル台前半まで。NY市場では1560ドル近辺までの自律反発も戻り売りでNY引け後には一段安トライの様相に。1580ドルの節目割れに伴う短期下値目安1500ドルの大台付近を目指す流れが進行。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年11月4日ドル円は-53銭、0.34%の反落で10月29日(152.73)以来、1週間ぶりの安値。連休明けの東京市場朝には買い優勢、先週高値をわずかに上回って154円50銭目前まで上昇。2月13日(154.67)以来、9ヵ月ぶり高値をつけ、153円の節目突破に伴う短期上値目標155円付近までを目指した流れもここで力尽きた格好に。失速後には片山財務相の円安けん制発言もあり、午後にかけて154円割れへと一段安、欧州時間序盤には153円30銭台まで下落。この日の安値となった153円30銭近辺で下げ渋る状態がNY市場まで続き、上値も153円後半から半ばへと切り下げる形で保ち合いレンジを縮小、NY終盤には153円60銭台へと小反発。4営業日連続高値では154円20銭超、うち3日は40銭台までの上ヒゲを残して失速、団子天井を形成して反落の兆しに。154円20銭の上限から152円までが目先の主要レンジとなり、右肩上がりの20日移動平均線(152.35)がサポート候補に。154円20銭超へと切り返すことができれば155円再トライへも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場11/4終値とチャート

5日の国内金価格は-398円、1.83%の続落で10月30日(21288)以来の安値。下落基調の9日移動平均線(21634)も下押し圧力となって戻り売り加速の展開となり、10月末の急反発の大半を巻き戻す形に。このまま21210円の節目も割り込むようなら調整局面再開、21050円辺りまでを目安に一段安トライへ。

プラチナ価格は-236円、2.76%の続落で10月22日(8211)以来、2週間ぶりの安値。揉み合い状態の21日移動平均線(8648)と9日移動平均線(8568)との攻防に敗れて一段安、戻り売り局面加速で8430円の節目割れ。これに伴う一段安トライの短期下値目安は最高値更新後の調整下限、10月22日の8211円近辺、8200円の大台近辺まで。
※参考:金プラチナ国内価格11/5とチャート

2025年11月05日(水)時点の相場
国内金:21,310 円 11/5(水) ▼398(1.83%)
国内プラチナ:8,315 円 11/5(水) ▼236(2.76%)
NY金:3,960.5 ドル 11/4(火) ▼53.5(1.33%)
NYプラチナ:1,550.7 ドル 11/4(火) ▼30.7(1.94%)
ドル円:153.67 円 11/4(火) ▼0.53(0.34%)
→11/4(火)のその他主要マーケット指標

←ADP雇用もISMの雇用も10月は上昇、でも雇用トレンドは下向き 11/06(木)
→ユーロ圏製造業PMI、下位グループの押し上げで節目50を回復 11/04(火)
→世界の金需要2025-3Q インドの金消費需要が急増 11/01(土)
→ユーロ圏景況感指数、10月は20ヵ国中10ヵ国が節目100超 10/31(金)

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